猫は犬に比べ、夏バテになりにくいと言われています。
ですが、室内で飼っている場合、熱がこもりやすい部屋に一日中閉じ込めていたり
車内に長時間放置してしまうと、熱中症などになってしまいます。
夏バテをしない様に対処法や夏バテの症状をまとめていますので是非参考にしてください!
猫の夏バテの症状は?
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猫は、ほとんど汗を出さない動物ですので、汗を出して体温調節が出来ません。
自分で涼しい場所を探して体温を下げたりして体温調節を行っているのですが、これが出来ないと熱中症になってしまいます。
この症状が現れたらすぐに病院へ!
・ハァハァと息が荒くなっている
・体温がいつもより高い
・よだれを沢山出している
・口から泡が出ている
これらの症状が現れている場合
濡れているタオルに猫をくるむなど体温を下げながら早急に病院へ行きましょう。
夏バテの症状が現れたら?
- 猫が夏バテになってしまった場合、飼い主さんによる処置が必要になります。
- ・水分補給をしっかりしてあげる。
- 必ず新鮮なお水を与えましょう。もし長い時間飲まないのであれば スポイドなどを使って、飼い主さんが飲ませてあげるようにしましょう。
- ・涼しい場所を確保する。
- 風通しがよく直射日光が当たらない部屋に移動させましょう。 こういった対処をしても症状が良くならない場合は 病院へ連れて行きましょう!
夏バテにならないようにするには?
- ・部屋は常に涼しく!
- 1日飼い主さんが家を空ける場合は部屋の温度管理が出来ないので 1日中エアコンをつけてあげる。 部屋は風通しが良く涼しい場所に猫を移動させておく。 など、部屋が蒸し暑くならない様にしておきましょう。
- ・夏バテ予防グッツの設置
- ジェルマットやアルミプレートなど、夏バテ予防グッツは ペット用品が置かれているホームセンターでも売られている所が多いです。 何箇所かに置いておくと、猫も好きな場所で涼めるので1つではなく、数個購入する事をおすすめします!
- ・毛が多い猫は短くカットしてあげる。
- ペルシャなどの毛が長い「長毛種」は毛の量が多く熱を放出させにくいので サマーカットをしてあげましょう。
夏は特に気を付ける事。
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- ・キャットフードの放置
- 夏は腐敗が早いので、キャットフードの放置はやめましょう。 食べないようでしたらすぐにかたずけるようにしてください。
- ・冷たすぎる水はNG
- 水の中に氷を入れておくなど、冷たすぎるお水は 胃腸の動きを低下させてしまい、食欲低下にもつながりますので しないでおきましょう。 氷を与えるのも控えて下さい。
- ・車の中に放置しないで!
- 夏は車内の温度が一気に上がります。 いくら1分でも猫を車内に放置する事はやめましょう。
飼い主さんが気にかけてあげる事で、猫も快適に過ごせます。
温度管理に気を付けながら、暑い夏を一緒に乗り越えましょう!
この記事は獣医師が監修しています
本間 克巳
・本間獣医科医院長
・北里大学 獣医畜産学部 獣医学科卒業
・小動物臨床専門
・その他、海外協力事業とNPO法人の活動、アジア諸国への病院設立、人医師との腎臓移植・腹膜透析・細胞再生医療などの共同開発事業など幅広く活動中
著者情報
UCHINOCO編集部
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