猫の食欲不振は、ただ食欲がないだけな場合もあれば、何か病気にかかってしまっている場合もあります。今回は、猫の食欲不振で考えられる事、対処法などをまとめていますので、是非参考にしてください!
1.猫の食欲不振がどれくらい続けば問題なのか?
出典元:https://pixabay.com/ja/
猫の食欲不振が続くと、肝リピドーシスという肝臓の病気にかかってしまうため、注意が必要です。
1日何も食べなかったからといって、すぐに肝リピドーシスになるわけではないと思いますが、何か病気が潜んでいて食欲がなくなっている可能性がありますので、動物病院で精査してもらうとよいでしょう。
1歳以下の子猫の場合は食べない時間が続くと低血糖に陥りますので、様子見は危険です。早期に対処する必要があります。
2.ご飯を食べない事に伴い他の症状が無いかをチェック!
下痢や嘔吐など、食欲不振以外にも症状があれば、早急に動物病院へ連れて行くことをお勧めします!
食欲不振は消化器の病気だけでなく、他の様々な病気の一分症としてみられますので、簡単に考えないようにしましょう。
3.病気以外では、どのような原因が考えられるか?
・エサを変えた
エサを変えたタイミングで食べなくなった場合、エサが口に合わない可能性があります。
エサを前の商品に戻すか、他のエサも試してみて下さい。
・エサに飽きた
ずっと与えていたエサに飽きてしまっている可能性があります。
嗜好性の高い、他のエサを試してみましょう。ウェットフードを好む猫も多いですので、試すのもよいかもしれません。ウェットフードには総合栄養食と一般食(おやつ)があり、注意が必要です。主食として与える場合には総合栄養食を選びましょう。
・エサを入れている容器が嫌
エサを入れている容器が気に入らなくて食べない可能性もあります。
小さい容器の場合、ヒゲが当たるなどで食べづらいのかもしれません。
また、容器の材質(ステンレス、陶器など)も影響することがありますので、いろいろと試すとよいでしょう。
・季節の影響
特に夏に食欲が無くなる場合は、夏バテの症状が出ている可能性もあります。
エアコンで部屋の温度を調節してあげるなどの対策が必要です。ぐったりしている、呼吸が荒いなどの症状がみられる場合には早期に動物病院に連れて行きましょう。
・高齢
高齢になると代謝が落ち、食べる量が少なくなることもあります。
適切な栄養管理ができるように、エサをシニア用に変更するようにしましょう。
・環境の変化によるストレス
引越しなどで生活環境が変わると、猫が警戒してエサを食べなくなる場合があります。
少しでも不安を減らすためにも、引越しをする際は、猫自身のニオイが付いているものは出来るだけ捨てずにそのまま使用するとよいかもしれません。
4.日頃の健康チェックを欠かさずに!
出典元:https://pixabay.com/ja/
猫の異常にいち早く気づいてあげられるのは飼い主さんです。
食欲不振がみられる場合はいつも以上に注意して猫を観察しておきましょう。
猫の状態によっては早めに動物病院へ連れて行った方がよいこともありますので、楽観的に様子見することは避け、ちょっとしたことでも獣医師に相談するとよいでしょう。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。