1.ラサアプソの基本情報
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ラサ・アプソは体高が25~28cmで手足は短めの体格をしています。骨格もしっかりしていて筋肉が発達しているところも特徴的な犬種です。後ろ足を蹴り上げる力が非常に強く、駆け出すときの瞬発力もとても優れているのです。行動的な犬種で適度な運動は毎日必要です。散歩の時間も多めにとってあげると喜ぶでしょう。
2.ラサアプソの特徴や性格について
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ラサアプソは耳が垂れているのですがとにかく、聴覚が非常に優れている犬です。小さな物音もよく聞いています。その分警戒心が強い一面も持ち合わせているようです。生活の中で大きな音を立てる掃除機が苦手な子もいます。自然の中では例えば雪崩の兆候をその、音で誰よりも早く察知することができるという特性も持ち合わせるのです。
目の形はアーモンモンドアイで瞳の色は、やや栗色です。被毛は産地のチベット地方の寒さに耐えられるようにと毛量も多いダブルコートです。足元が見えないほどに豊富で美しい長毛が魅力です。
警戒心の強い犬
ラサアプソは番犬としての役割を果たせるほど、警戒心の強い犬です。初めて見る人やものには過剰な反応を見せて良く吠えます。常に周りに緊張感を張り詰めているので、少しの物音を見逃すこともありません。そのうえ人見知りをするタイプでもあるのです。
本来は甘え上手な性格面も見せるので、警戒心さえ解ければ初対面の人にも打ち解ける場合もあります。ただ頑固な面もあるので一概には言い切れない犬種でもあるのです。家族として深く付き合うと実は、感情表現が豊かなことに気づかされます。結構、自尊心の強い犬なので嫌な思いをしたときや、思い通りにならないときは表情で示すことが多い犬種です。
利発で学習能力がもともと高い犬ですからわがままを覚えてしまうと修正が利かなるなるので、節操を持って接してしつけ面も、きちんと行うことで穏やかに過ごせるようになるでしょう。
3.ラサアプソの歴史について
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昔、チベット・ラマ教の僧侶が「魂が宿る犬」と崇めて飼育していた犬が現在のラサアプソの先祖犬と言われています。チベット仏教の僧・ラマが亡くなった後の魂がこの神聖な犬の体に入ったと信じられていました。だからこそ、高僧や貴族が独占して飼育をしていたという経緯があるほどです。高貴な身分の人だけが接することができる門外不出の犬として大切に扱われてきました。ラサアプソは中国の朝廷へも献上された歴史があります。
4.ラサアプソ・気を付けるべき病気について
ラサアプソは遺伝する病気が少ない健康体の犬種です。長毛が目に入ることで結膜炎や角膜炎を起こしやすいのです。これは飼い主が日頃から衛生面に注意することで防げる病気ですトリミングで、目元に毛をカットしてもらうことが一番良いでしょう。
目の病気としてはチェリーアイになりやすい傾向もあるので、発症した場合にはすぐに治療を受けることで完治できます。また垂れ耳で耳の内側にも毛が生えているので湿度が高くなります。耳毛を抜く処置は動物病衣にゃトリマーにお願いをしたほうが安全です。幸いにも深刻な病気にかかることが少ない犬種ですのでいつもとは違うと感じたときには早めに動物病院へ連れて行きましょう。
5.ラサアプソ・食べ物の注意点
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筋肉質な体つきをしているので動物性たんぱく質を豊富に摂れるドッグフードをお勧めします。またドッグフードの中にカルシウム・ビタミンD.Eが豊富に含まれているものは丈夫な骨を作ることに役立ちます。オメガ3脂肪酸もドッグフードで効率的に摂取できることが理想です。
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UCHINOCO編集部
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