梅雨時期でもっとも猫に影響を与えてしまうのが湿度です。猫の体毛にも湿気がつくと体調面でも様々な影響がでてきます。環境面から心のケアまでしっかり対策をしていきましょう。
猫もジメジメした梅雨が嫌いなの?
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神経の役割をはたしている猫のヒゲや体毛。この部分に、湿気がつくと正常な判断ができずに困ってしまうのだとか。梅雨時期は猫にとって常に違和感がある季節なのです。
猫が顔を洗うと、次の日は雨が降るって聞いたことありあませんか?猫を水で濡らすと嫌がるように、湿気にも敏感に反応します。
さらに猫は汗をかく腺がありません。梅雨時期に湿気が多いと、猫の体毛が湿ってしまい体温調整も上手くいきません。ジメジメしている日が続けば、猫も気が滅入ってしまうのです。
梅雨時期に多い雷が苦手な猫も
臆病な猫の場合、雷の音にビックリして安全な場所にかくれようとします。雷が鳴っている時間帯は、ずっと怖い思いをしなければなりません。自然の影響なので仕方がないですが、人間でも雷の音は怖いですよね?猫も雷の音に慣れることはないと思って下さい。
できるだけ猫がかくれる場所を確保してあげることです。布団の中やキャリーケースなど、自分で安全だと思う場所を探します。いざという時のために、隠れ部屋や、部屋のドアを開けておくことをおすすめします。
ただし、怖がっているからと撫でることや、抱きかかえるのは危険です。興奮して、ひっかいたりするので、落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。
梅雨時期に猫がかかりやすい症状って?
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湿度が高くなると発生率が高くなるノミ。ネコノミというノミの感染率が高くなる季節です。過剰に反応してしまいアレルギー症状がでてしまう猫もいます。
症状としては「皮膚のかゆみ・ただれ・脱毛・かさぶた」などがあります。掃除は念入りに、猫用シャンプーをつかってシャンプーを定期的にしましょう。
また、ジメジメした季節ですので、エサや水も腐りやすくなります。腐った食べ物を食べしまうと猫も胃腸炎にかかります。胃腸炎は慢性化する可能性もありますので、エサや水の管理には十分注意しましょう。下痢・嘔吐・脱水症状などを把握した時はすぐに獣医師に見せて下さい。
静電気が多くなる梅雨時期は注意
乾燥する冬に多く発生しそうなイメージですが、雷が鳴る季節も、猫の毛に静電気が発生しやすくなります。抱っこをした時に起こりやすくなりますが常に「パチパチ」としたら猫も不快ですよね。静電気が起こりやすい季節はブラッシングが効果的です。
濡れたタオルで猫の身体を軽くふいてから、ブラッシングをすると静電気防止になります。ブラッシングは、毛の美しさを保つことや、皮膚を刺激して血行をよくする効果があります。飼い主が目視しやすいので健康チェックにも役立ちます。
ブラッシングも、猫が嫌がらない順番があるので覚えておきましょう。
① 背中~おしり
② 身体
③ 顔・ほほ・耳・首
④ おなか・しっぽ
上記の順番をベースとして、逆なでをしないように余分な毛を取りのぞいてあげましょう。ブラッシングを嫌がる猫は、撫でている感触で使用できるラバー手袋はあると便利です。手袋型なので、毛がたくさんぬける季節にとても役にたちます。力加減も調節可能なので試してみてはいかがでしょうか?
猫が嫌な梅雨時期をのりきるためには
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まずは、猫が快適と思う室内の湿度や温度を覚えておきましょう。
温度は20~24度程度、湿度は40~60%が快適と言われています。
猫の近くに除湿器があると、エアコンの除湿機能をつかわずに湿度を下げることもできます。
さらに窓を2ヶ所以上あけて風通しよくすることも必要です。
猫は、胃腸が強くないので梅雨が苦手であれば、食欲はすぐになくなります。
過剰に身づくろいをしてしまい、爪までとってしまう猫もいます。
避けて通れない季節でもあるので猫に負担がかからないようにすることが大切です。
この時期に、脱毛が始まったらストレスが大きい証拠ですので獣医師に相談して下さい。
梅雨が平気な猫もいれば、苦手な猫もいます。
梅雨に限らず、飼い主はどの季節が苦手なのかな?と把握することも大切ですよ。
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UCHINOCO編集部
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