コモンドールとは?

モップ犬と評されるようにまるでモップのような毛並みが独特な犬種です。その容姿も個性的で愛好家の中でも広く愛されている犬種です。今回はそんなコモンドールについての情報をまとめてみました。

2018年05月04日作成

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1.コモンドールの基本情報

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体格は想像しているよりもずっと大きいのがコモンドールの特徴です。コモンドールの体高は、オスで65cm~80cm、メスで55cm~70cmです。体重もそこそこ重く、オスが50kg〜60kg、メスは40kg〜50kgです。まさに大型犬の典型と言えるほどのサイズ感の犬種です。

体高より体長が長いのが特徴です。長くしっかりとした首に大きめの頭が乗っているという容姿をしています。

2.コモンドールの特徴や性格について

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コモンドールの性格は飼い主には、とても忠実で与えられた仕事には熱心に取り組むというまじめな部分が評価される犬種です。その反面、遊び好きお茶目な部分もあります。そこが魅力の一部でもあります。被毛は言わずと知れた二重の被毛で全身は覆われています。

この独特な被毛は成長するにつれて皮膚の上に生えている下毛は波状の少し粗い上毛が重なり合って、縄のような被毛を作ります。これがモップの先のように見せるのが特徴です。歴史上では狼やコヨーテなどから身を守るための被毛ともいわれています。

頭の回転も速く賢いコモンドールは、なかなかプライドが高いところもあります。すべての場面において飼い主に依存するのではなく自分で考えて行動を起こす傾向も強いので要注意です。

ちょっと困った性格も

コモンドールは本能的に周りを支配しようとする性格面を持ち合わせます。飼い主に対してもときには、困らせるような態度をとるときがあります。急に、飼い主をリーダーとして認めないという気分を示すのです。これには飼い主も呆れてしまうほどです。

このような状態を回避するためには特に社会化訓練が必要不可欠です。そういう意味で初心者向けの犬とは言えません。飼い主として犬をきちんとしつけ面を通じても制することができることがまずは条件です。そうでないと、犬のほうが問題行動を起こしてしまうかもしれません。

複雑な性格は見た目からは、想像しがたいのですがとても神経質な面を持つ犬種である事は否めません。それも自分よりも弱い立場の動物に危害を加えるようなことはしません。それよりも防衛本能を発揮して守ろうとする面もあるのです。

3.コモンドールの歴史について

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コモンドールのは遊牧民族である「クマン人」が12世紀ごろにハンガリーに持ち込んだことが起源とされています。クマン人たちが西方へ移動することで最終的には、ハンガリーに土着したと言い伝えられています。この基礎犬がハンガリーの牧羊犬と交配を重ねるうちに、現在のコモンドールの形状を持つ犬が産出されたと言われています。その後「コモンドール」という名称は1544年に記されハンガリーの書物で初めて見られました。


4.コモンドール・気をつけるべき病気

コモンドールは健康が自慢のような犬種ですが、毛質のために皮膚病にかかりやすい傾向もあります。長毛で独特の毛質のために起きてしまう皮膚疾患が心配な犬種です。できるだけ通気性の良い場所で過ごさせるなど、外側からの湿気や蒸れには注意が必要です。顔周りの毛が目の中に入ると眼疾患が起こりやすくなります。飼育するときは定期的に眼瞼内反・外反の有無を獣医師にチェックをしてもらうことも必要なケアです。

その他、大型犬一般に起こりやすい股関節形成不全や胃捻転にも注意してあげましょう。

5.コモンドール・食べ物の注意点

コモンドールは大型犬ですので、ドッグフードには骨や関節にも良い成分が含まれているものを選ぶ必要性があります。ドッグフードを探すときには高たんぱく質低炭水化物のものを選んでください。同時に食物繊維も豊富で腸内環境の維持にも適しているフードが最適です。

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UCHINOCO編集部

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