元気で活発！「ジャックラッセルテリア」とは？

ジャックラッセルテリアはとても毛が硬く、長い部分でも1cm程度と短めなのが特徴です。いわゆるスムースコートと言われていますが、実は抜け毛も多くきちんとしたお手入れが必要な犬種でもあるのです。体重は個体差もありますが、約4～7kgで体高は25～26cmです。

ジャックラッセルテリアの性格はとにかく勇敢です。なかなか一筋縄ではいかない性格を持ち合わせてもいます。ただ忠誠心も強いので、自分の飼い主をリーダーと一度認識すると、その後はずっと従順にすべてのことに従おうとする性質を持っています。忠誠心が非常に高い犬と言えます。

しかし個性の強い犬ですので、きちんとしつけをしなければ他人に迷惑をかけてしまう可能性があります。そこはきちんと犬らしい気質を認めて、家族やパートナーとして楽しく暮らせる方法を探してあげるのも飼い主としての役割です。ただ、しつけを怠ると勇敢な性格が攻撃的にも捉えられる場合もあります。この部分については特に注意が必要です。

好奇心旺盛でスタミナが持続する犬種です。十分な運動が必要なことも飼い主は知っておくべきでしょう。その旺盛な好奇心で世の中にあるさまざまなものに興味を示します。

たくさんの物に興味を示すタフな犬種ですので、飼い主はそれに負けないような強い精神力や体力が求められるのです。飼い主と一緒に遊ぶことが何よりも大好きですので、そこを理解して付き合ってあげることが一番喜ばしいことなのです。

ジャックラッセルテリアは、他の犬種の飼い主から見れば気性が荒いと映る場合も多いようです。ただそこが個性でもありますので、それを理解したうえでしっかりとしつけをし、育てることが大切なことなのです。

19世紀中頃イギリス生まれのジャックラッセルテリアは、歴史は浅いはずなのに映画やテレビでもてはやされブームを作りました。産出者であるラッセル氏はさらに強い犬種のジャックラッセルテリアを作ろうと他犬種の交配を繰り返し、最終的にはブルテリアなどとも交配をしたために、気性の激しい気質になりました。

ジャックラッセルテリアは、糖尿病や膝蓋骨脱臼、レッグペルテス症が多いとされています。先天性のものが多いのですが、常にアクティブに動き回るので発見が遅れてしまう傾向があります。

そのため飼い主は、ジャックラッセルテリアの体調の変化に敏感であるべきでしょう。食欲や動き、そして手足の様子などをつぶさに観察し、病気を発症していないかどうか定期的に動物病院でチェックしてもらうのも大切なことです。

ジャックラッセルテリアは普段から食欲旺盛な方です。ただ膝蓋骨脱臼が多いので、普段から肥満に注意してドッグフードを与えるようにしてください。適正体重を知ることも重要です。また、効率良く栄養摂取できるドッグフードを選ぶことは飼い主としての役目です。