猫は虫歯にならないけど歯周病になる!対策と予防法

猫は虫歯にならないと言われますが歯のケアをしなくていいわけではありません。今回は、猫の歯周病の原因や対策法をご紹介します。
2018年04月16日作成

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猫にも虫歯はあるのか、歯磨きは必要なのか、猫をお迎えしたばかりの飼い主様にとっては気になるところですよね。実は猫は虫歯にならない動物なんです。虫歯にならないなんて、いいなとお思いの方も見えると思いますが、虫歯以外に気をつけておかなければならないことがあり、その病状が悪化すると痛くてご飯が食べれない等の症状が表れてしまいます。そこで、今回は猫の歯周りの注意点や、歯周病にならないための対策法をお伝えします。

1.猫は虫歯にならない!その理由は?

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猫は虫歯にならないと言われますが、主な理由として虫歯菌は酸性の環境で繁殖します。猫の歯はアルカリ性なので、虫歯菌が繁殖できない状態であるため、猫には虫歯がないのです。
他の理由としては、猫の歯は人と違いギザギザしておりハサミ状になっているためでもあります。
人の歯は上下ですり潰すような噛み合わせになっているため、凹凸に虫歯菌がつきやすい状態です。猫の歯にはそういった凹凸がないため、虫歯にならないのです。

2.猫が気をつける口の病気は歯周病

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猫に虫歯がないなら、手入れしなくても大丈夫というわけでもなく、実は虫歯以外にも口内の病気はたくさんあるので安心とは言い切れません。
猫のかかりやすい口内の病気といえば「歯周病」が1番にあげられます。歯周病は他にもさまざまな病気を引き起こす原因となります。猫が歯周病になる確率はなんと、3歳以上の猫で8割ほどといわれており、猫であるならほぼかかってしまいます。
歯周病の原因となるのは歯垢内の細菌で、この細菌が口内の炎症を引き起こす原因となります。歯垢が歯石化するとますます歯垢がつきやすくなり、歯周病になる確率がぐっと高くなります。猫は人と違い、歯垢が歯石になるスピードが早いので、悪化する前に磨くなどして予防しましょう。既に歯石が出来てしまった場合は病院へ連れていき歯石を取ってもらいに行って下さい。

3.歯周病が悪化していくと……

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歯周病を放置しておくと、歯の根元が赤く腫れ血が出るだけではなく、痛すぎてご飯が食べれなくなってしまう「歯肉口内炎」以外にも病気を引き起こしてしまいます。
歯周病の細菌が骨まで溶かしてしまう「外歯瘻(がいしろう)・内歯瘻(ないしろう)」や、口と鼻の間に穴が空き貫通してしまう「口鼻瘻管(こうびろうかん)」、最悪の場合、歯周病の菌が口内にたまることにより血流から全身にまわり、全身性の疾患を引き起こす原因になってしまうので気をつけておきたいところです。

4.歯周病にならないための対策

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歯周病は以外と怖いので、しっかりとケアなどして対策する必要があります。まずは歯周病にかかりやすい歯は奥歯になります。犬と違い猫は小さいので、人の指では磨くのには大きすぎてしまいます。犬でよく見るガーゼを巻いて歯を磨く方法だと、細かい部分まで磨けず、余り効果がありません。
そのため、市販などても販売されている猫用の歯ブラシで磨き、歯垢を落とし歯周病の予防をしましょう。人用の歯ブラシでも乳児用歯ブラシでも小さいものなら使用可能です。磨く前には歯ブラシを濡らしておきましょう。歯を磨くコツとしては、猫の歯と歯肉の境目を45°の角度で歯ブラシを当て磨くと良いです。猫の歯垢は1週間で歯石になるといった早い進行なので、最低でも1週間に1回は歯を磨きましょう。

猫の歯も虫歯にならないとはいえ、手入れせずにいると歯周病になってしまい猫が痛い思いをしてしまいます。
まずは歯を磨くことで対策を取りましょう。猫が嫌がるのであれば、猫用歯磨きペーストを塗る、綿棒から初めてみるなどして徐々に鳴らしていくのも良いですね。今回お伝えしたことを是非参考に、猫の歯をケアしていき、健康に過ごしていけるよう良いキャットライフを過ごしていってくださいね。

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UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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