とっても大切なしつけです!愛犬におすわりを教える方法

犬に「おすわり」を教えることは、犬の安全を守るためにも大切です。間違ったしつけをしないためにも、ポイントをおさえてご紹介していきます。 2019年07月04日作成

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愛犬に「おすわり」を教えることは、「犬の安全を守ること」「問題行動を抑制する」大切な役割があります。間違ったしつけをしないためのポイントもご紹介していきます。

1.犬におすわりを教える理由

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犬におすわりを教えることは、とても重要な意味があります。おおきくわけると、「おすわり」には2つの役割があります。

・突発的な動きを抑えるためのブレーキ
・問題行動を抑制するため

突発的な動きというのは、散歩中に初対面の犬に興奮して駆け寄ろうとする、目の前を急に横切った猫に驚いて走りだそうとする、などのことです。そんなときに「おすわり」ができるようになっていれば、急な動きを抑え犬の安全を守ることができます。

問題行動としては、遊びに夢中になって手を噛む、飛びついて顔を舐める、呼び鈴に吠えてドアに駆け寄るなど。この問題行動をきちんと抑制する役割が「おすわり」にあります。

「おすわり」のしつけができていれば、犬が興奮しても行動が中断されます。さまざまな場面で必要になることなので、きちんとしつけることが大切です。

2.おすわりのしつけ方

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犬の集中力は10~15分程度。1回のしつけはこの範囲内に抑え、準備をしていきましょう。

・テレビなどは消し、集中できる環境を用意する
・マットやカーペットなどの滑りにくい床の上で行う
・ご褒美を用意する

集中できる環境を整えたらしつけのスタートです。まず犬と向かいあって、鼻先にご褒美を持っていきます。このときしっかり指先を閉じてご褒美がとれないようにしてください。犬がご褒美に集中したら、そのまま手を持ち上げましょう。座る姿勢に誘導し、犬が自然に腰を落とした時点で「いいこ」と褒めてご褒美を与えます。

なかなか座る姿勢にならない場合もあります。前足に手をかけたり、手を舐めたりしてご褒美をとろうとしても、与えないようにしてください。間違った姿勢でご褒美を与えてしまうと、いつまでたっても「おすわり」ができません。犬が根負けして、いちばん楽な「座る」姿勢をとるまで、飼い主は我慢強く続けましょう。「座る」姿勢になったらすかさず「褒める」「ご褒美を与える」を忘れずに。

こうして「座る」=「いいことがある」とインプットできたら、次は指示語を使っていきます。

鼻の前にご褒美を持っていき、犬が腰を下ろそうとした瞬間に指示語の「おすわり」と声をかけます。座ったら必ず褒めて、ご褒美をあげるのを忘れずに。この流れを何度かするうちに、おすわりのしつけができていきます。ここで大切なのは、犬が腰を下ろそうとした瞬間に「おすわり」と指示すること。遅すぎても早すぎてもダメなので、指示をだすタイミングは間違えないように気をつけてくださいね。

3.コマンドの決め方

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コマンドとは、おすわりのしつけのときに使う指示語のこと。例えば「おすわり」「おすわりしなさい!」「すわれでしょ」など、指示するときに違う言葉を使うと、犬は「おすわり」について理解できなくなります。コマンドは「すわれ」「おすわり」「Sit(シット)」など、短い言葉でシンプルに指示するようにしましょう。

4.うまくできない原因

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「おすわり」のしつけがうまくできない原因としては、2つのことが考えられます。

・ご褒美が魅力的でない
例えば飼い主はおやつが魅力的なご褒美だと思っていても、愛犬にとってはあまり魅力的でない場合があります。そんなときは愛犬が好きなもの、好きなことをご褒美としてもよいかもしれません。例えば好きなものなら「ボールのおもちゃ」、好きなことなら「一緒に走る」などを試してみるとよいかもしれません。

・安心できない環境にある
屋外で「おすわり」のしつけをしている場合、もしかしたら落ち着けないと感じていることもあります。家のリビングやサークルの中など、愛犬が落ち着ける場所でしつけるようにしてみてください。それと、犬の正面で教えていると安心できないことがあるので、犬の隣で少し体が触れる状態で教えると、安心感を持たせられるかもしれません。

5.愛犬のためにも正しいしつけを

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犬のしつけはかわいそうと考える人もいるかもしれません。しかし犬を興奮状態から冷静な状態に引き戻す「おすわり」は大切なしつけです。愛犬の安全を守るため、問題行動を起こさないようにするためにも、きちんとしつけてあげましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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