皮膚アレルギーを持つ犬をシャンプーする場合、気遣ってあげたいポイントがいくつかあります。今回は、アレルギーを持つ犬のシャンプーの仕方について紹介します。
1.シャンプーのしすぎはNG
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いくら汚れを落とすためとは言ってもシャンプーのし過ぎは良くありません。皮膚アレルギーを持つ犬、体力が未熟な仔犬はシャンプーのし過ぎで弱ってしまう場合もあるからです。
その理由は、犬の皮膚が人間の20%~30%くらいの厚みしかないことも関係しています。刺激に弱く、あまり頻度よく洗いすぎてはかえって悪影響かもしれません。仔犬を除いて、犬のシャンプーは1ヶ月に1回、2回で十分です。
また、シャンプーの成分や素材にも注意してください。人と犬は肌のPH値が異なります。そのため、人間用のシャンプーは使用せず、犬用のものを使うようにしましょう。
2.シャンプーの手順
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シャンプーでは、行う前にブラッシングをしたうえで始めます。お湯の温度は先ほど説明した通り、人よりも肌が敏感なのでぬるま湯程度に設定しましょう。アレルギーがある犬は暖め過ぎるとより痒みが増してしまいますので、十分注意してください。音にびっくりさせないためにも、お尻側からシャワーをかけていきます。
シャンプーですが、病院で処方されたものの場合、泡立ちが悪いケースがありますが、量は増やさなくて問題ありません。皮膚の荒れているところに塗り込むような感覚で洗っていきましょう。場合によっては、洗い流さずにそのままつけておくと、より効果が得られるケースもあります。
ドライヤーに関しては、基本的に必要ありません。タオルでしっかりと拭き取ってあげればあとは自然乾燥でも良いでしょう。ただし、長毛種の場合にはかなりの時間がかかってしまうので、冷風モードを使って乾かすのも選択肢です。
3.アレルギーに有効なシャンプーはある?
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アトピー性皮膚炎の犬をシャンプーする場合、人間用のシャンプーでは洗浄力や殺菌力が強すぎて、皮膚炎の症状を悪化させてしまうことがあります。必ず「犬用のシャンプー」を使うようにしてください。
また、皮膚が乾燥することでかゆみが増すため、保湿成分の配合されたシャンプーを選ぶのがおすすめです。皮膚のバリア機能の低下を防ぐセラミドが配合されていると、なお良いでしょう。低刺激で症状のケアに役立つものを探してみてください。
病院では薬用のシャンプーを処方してくれるケースも少なくありません。これを持っているときには、こちらを炎症や湿疹を起こしている箇所に使用してください。
4.おすすめのシャンプー
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皮膚アレルギーを持つ犬にオススメのシャンプーを紹介します。どんなものを使ってあげればいいのか悩んでいる人は参考にしてください。
・アフロート ドッグ ソープ
植物性セラミドでしっかり保湿が出来るタイプのシャンプーです。天然植物エキスが配合されており、紫外線防止効果、キューティクルの引き締め効果などが期待できます。カリスマ美容師がプロデュースした商品で、多くの飼い主から愛用されているシャンプーです。
・ナンビ アミノ99 リンスインシャンプー オール犬種用
低刺激性洗浄成分で優しく、保湿効果に定評のあるリンスインシャンプーです。刺激が少ない一方で、しっかりと洗い上げてくれるので、アレルギーを持つ犬にも使用できます。また、リンスインなだけであって、ツヤ出し、さらさら効果も得られるので、仕上げ用シャンプーにピッタリです。
まとめ
犬は、人に比べても肌が敏感で刺激にも強くありません。特にアレルギーを持つ犬の場合には、普通の犬と比べてもケアの方法に注意が必要です。間違ったやり方でシャンプーをしてしまうと、皮膚炎を悪化させてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
使うシャンプーやシャンプー方法自体も、自分と同じ感覚で行うのは危険です。なるべく低刺激、保湿成分が配合されているものや病院でもらえる薬用のものを使用してください。シャンプーもぬるま湯にしたり、熱風を使わずに乾かしたりと勝手が違います。
快適なシャンプーを続けていけば、愛犬がかゆがる皮膚炎も緩和が期待できます。お互いが楽しく過ごせるためにも、シャンプーについては正しいやり方を実践しましょう。
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UCHINOCO編集部
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