子犬の甘噛みの原因は歯のかゆみや飼い主への甘え
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子犬の噛み癖にはさまざまな原因があります。例えば、1歳未満の子犬に多い噛み癖が甘噛みです。甘噛みの大きな理由は歯が永久歯に生え変わるまでの間、非常に歯がかゆくなるからです。そのため、家の中の気になる物を次々と噛んでいくことも少なくありません。また、子犬の頃は好奇心や飼い主に対する甘えから甘噛みすることもあります。普段から、いっぱい遊んであげるようにして子犬のストレスが溜まらないようにしましょう。また、甘噛みは噛まれてもそれほど痛みがないため、そのままにしておく飼い主もいるかもしれません。しかし、甘噛みの癖が残ったままだと、成犬になった時に周りの人や犬にも噛むことがあるため注意が必要です。
その他にも苦手なブラッシングや歯磨きなどを抵抗するためにガブっと噛んでしまう犬もいます。特に、ラブラドールなどの大型犬の場合には噛む力も強いため、早めに噛む癖を直すようにしましょう。
子犬に噛まれた時はなるべく低い声で注意しよう
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では、具体的に子犬の噛む癖を直す方法を学んでいきましょう。まず子犬の甘噛みの場合は、じゃれている時に手を噛まれたら子犬に分かるように「痛い」または「ダメ」と言ってみましょう。注意などをする時にはできるだけ低い声で言うことも大きなポイントです。子犬にとっては、初めは飼い主が何を言っているのか分からないでしょう。しかし、毎日練習していくにつれ徐々に理解するようになり、同じ動作をしても噛まないようになっていきます。もし、子犬が噛まなくなったらおもいっきり褒めてあげましょう。この時に、高い声で頭も撫でてあげることもポイントです。
また、甘噛みはストレスが原因ともいわれていますので、噛むことの欲求を満たせる馬のひづめやボールなど犬用のおもちゃを与えておくことも良いでしょう。噛み癖を治すには長く期間がかかることもあります。犬のストレスにならないように、毎日の練習は1回2〜3分以内にすることも大切です。
気をつけておくべき噛み癖を治す時のポイントとは
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子犬の噛み癖を直す時にはいくつか気をつけたいポイントがあります。基本的に犬のしつけは覚えるまで根気よく繰り返し練習しなければなりません。時には飼い主がイライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、噛まれた時に犬をひどく叱りつけるのはNGです。子犬に恐怖心を与えることにもなりかねません。噛まれると痛いということを理解できるように、低い短めの声で注意すると良いでしょう。
逆に、噛まなくなったら高い声で褒めてあげると犬も喜びます。また、仕事などで外出中に子犬が家の家具などを噛んでしまうことも多いものです。噛まれても問題がないように、あらかじめ電気コードや家電製品など危険な物は見えないように隠しておくことをオススメします。市販品の「甘噛み防止スプレー」などを利用して、噛まれやすいテーブルの脚や椅子などに吹き付けておくことも1つの方法です。
しつけは楽しみながら少しずつ続けることが大切
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子犬の噛み癖を直すことは決して簡単ではありません。何度教えても噛まれてしまうと飼い主としてはついつい怒りたくなることも少なくないでしょう。ですが、しつけは楽しみながら行わないと犬にとってもストレスとなってしまいます。マイペースに無理なく練習を続けることがしつけの鍵といえるでしょう。また、犬のフラストレーションが溜まらないように普段からいっぱい遊んであげたり、ストレス解消用の噛めるおもちゃを与えることもオススメします。
焦らず繰り返し教えてあげれば知らないうちに噛む回数も減っていくでしょう。
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UCHINOCO編集部
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