大型犬も安心！手作りのペットサークルで快適空間を

一見手作りするのが難しい大型犬用のペットサークルですが、実は100均やホームセンターなどで購入できる材料で簡単にDIYできるんです！
まずは、大型犬用のペットサークルを手作りする方法について解説します。

手軽に大型犬用のペットサークルを作りたいなら「ワイヤーネット」を使った方法を実践してみましょう。
基本的にはワイヤーネットを結束バンドで繋ぐだけでOK！
ワイヤーネットの枚数を増やすことで、簡単にサークルの拡張ができますよ。
サークルが転倒しないように、下部に重しを取り付けることでより安全にペットサークルを立てられます。
ワイヤーネットは100均で手軽に入手できるので、DIY初心者にも実践しやすいアイデアです。

≪ワイヤーネットを組み合わせた作り方≫
1.作りたいサークルのサイズに合わせた枚数のワイヤーネットを用意する。
2.結束バンドでワイヤーネットの両端を繋ぐ。
3.繋いだワイヤーネットの下部に結束バンドでスタンドを取り付ける。
（重いブロック・レンガなどで固定してもOK）

より丈夫なペットサークルを作りたい場合は、イレクターパイプを使った方法もおすすめです。
イレクターパイプとは、表面にプラスチックコーティングを施した鋼鉄パイプのことです。
鋼鉄をベースとしているため強度が高く、パワフルな大型犬のサークル作りにぴったりな素材です。
ワイヤーネットを使った作り方に比べると難易度は少し高いですが、コツを掴めば簡単に組み立て・カスタマイズができるようになりますよ。

≪イレクターパイプを使った作り方≫
1.作りたいサークルのサイズに合わせて、直径28cmのイレクターパイプを必要な本数だけ準備する。
2.三つ穴のジョイントパーツにパイプを差し込み、柵部分を作る。
3.サークルの柱部分にあたるパイプにキャップパーツを差し込む。
4.扉を作る場合は短いイレクターパイプを組み合わせ、サークルの出入口に取り付ける。

前述した作り方以外にも、大型犬用のペットサークルはさまざまな材料を使ってDIYできます。
しかし、作り方の自由度が高い分、どんな材料でペットサークルを作ろうか悩む人も多いでしょう。
ここからは、大型犬用の手作りペットサークルに使う材料選びのコツを解説します。

ペットサークルのDIYに使う素材にはさまざまなサイズがあるため「愛犬の体格」に合わせたものを使いましょう。
特に大型犬は体格が大きいため、サークルが狭すぎると愛犬にとってストレスになる可能性があります。
愛犬にぴったりなペットサークルのサイズは体長の約3倍の横幅があるとよいとされており、大型犬の場合は200～240cm程度が目安になります。
愛犬の体格に合ったサークルが作れるように、適切な長さ・幅の素材を調達しましょう。

ペットサークルを手作りする場合の素材は「設置場所」に合ったものを選ぶことをおすすめします。
特に外飼いしている場合は雨風の影響を受けやすいため、金属やプラスチックなどといった錆びにくい素材を選ぶことが大切です。
また、風に飛ばされるリスクも高いため、ある程度重量感があるかどうかもチェックしてくださいね。
室内に設置する場合は、他のインテリアと調和する色・質感かどうかや、床を傷つけにくいかなどをチェックして選ぶとよいでしょう。

大型犬はパワフルな子が多いため、手作りペットサークルに使う素材の「耐久性」は必ずチェックしておいてください。
特に噛み癖のある子だと、薄いプラスチックやワイヤー類は噛んだ際に壊れてしまう場合があるため、強度の高い金属類や木材などを使うとよいでしょう。
また、太さ・厚みのある素材を選ぶことで、パワフルな大型犬がイタズラしても壊れにくいペットサークルになりますよ。

手作りのペットサークルは、使うアイテム一つで仕上がりが大きく左右されます。
ここからは、大型犬用ペットサークルを手作りするときに便利なアイテムを紹介します。
実際にペットサークルをDIYする際にぜひ取り入れてみてくださいね！

店舗ディスプレイなどにも使われる、ワイヤーネットです。
外枠のワイヤーは直径8mm、ネット部分は直径3mmで一般的な市販のワイヤーネットに比べて太く作られているので、ペットサークルの材料にぴったりですよ。
元気な大型犬でも安心して利用できるでしょう。

簡単に組み立て・組み換えができる直径28mm長さ300mmのイレクターパイプです。
パイプ本体はサビに強い溶融亜鉛メッキ仕様で、高い強度と軽さを両立しています。
また、表面にはAAS樹脂でコーティングしており、サビにくさと耐久性をさらにアップ。
適度な太さがあるので、イタズラ好きな大型犬のペットサークル作りにぴったりですよ。

イレクターパイプの接続に便利な、T字型のジョイントパーツです。
複数本のイレクターパイプと組み合わせることで、丈夫で安定感のあるペットサークルが作れますよ。
パイプの接続には特殊な工具は必要なく、六角レンチ1本で簡単！
アイデア次第で自由に組み立てられるので、DIY初心者にも扱いやすいでしょう。

ワイヤーネットを使った手作りペットサークルを作るときに便利な、白色の結束バンドです。
挿入抵抗が軽く、スムーズにケーブル部分を差し込めますが、一度はめ込んだらしっかりロックしてくれます。
横ズレ防止力に優れているので、サークルの柵の繋ぎ目に使えば、耐久性をさらにアップできるでしょう。
1袋に100本も入っているので、耐久性が気になる部分にたくさん取り付けられますよ。

手作りのペットサークルは市販のものに比べると、どうしても耐久性・安全性が不安になりやすいため、実際に手作りする際には注意点を踏まえておくことが大切です。
ここからは、大型犬用のペットサークルを手作りするときの注意点を解説します。

ペットサークルを手作りする際には安全性を高めるためにも、各パーツが外れないようにしっかり固定してください。
ペットサークルは一般的にネット・パイプなどを細かいパーツで繋げて作ることが多いですが、パーツ同士がしっかりはまっていないと愛犬が中に入ったときに外れてしまう可能性があります。

パーツが外れるとサークルが倒れてきて愛犬がケガをしたり、外れたパーツを愛犬が誤飲したりする危険性も！
ペットサークルを作ったら、実際に愛犬に使わせる前に手で軽く揺らしてみて、しっかりパーツ同士がはまっているか確認しておきましょう。

手作りのペットサークルを愛犬が安全に使えるように、転倒対策は十分に行ってください。
雨風の影響を受けやすい屋外用のサークルはもちろん、室内用として作ったサークルもしっかり自立するように作ってくださいね。

サークルの設置時に少し手で触れてみて、グラグラしている場合は特に注意！
愛犬が中に入ったときにサークルが倒れてしまい、ケガをしてしまうリスクが高い可能性があります。
サークルの脚部分に滑り止めを取り付けたり、重しの量を増やしたりすることで転倒を予防できますよ。

ペットサークルを手作りする際に結束バンドや木材などを使う場合は、尖った部分に注意しましょう。
特に結束バンドは手軽に使える分、切断時に角が鋭く尖っているのを見落としてしまう人も少なくありません。

角が鋭く尖ったままだと、ぶつかったり触れたりしたときに愛犬がケガをしてしまう危険性があります。
そのため、サークルのパーツに尖った部分がある場合は、ヤスリなどで削ったりガードを付けたりして、愛犬がケガしないように対策してあげてくださいね。

ペットサークルは身近な材料で簡単に作れることから、飼い主さんのアイデア次第で愛犬に合わせて自由にカスタマイズができますよ。
本記事で紹介した作り方や素材の選び方も参考にしながら、ぜひ愛犬が快適に過ごせるペットサークルを作ってみてくださいね！