犬用シャンプーのおすすめの選び方
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犬用シャンプーにはさまざまな種類があるため、選び方に迷ってしまう飼い主さんも多いでしょう。
まずは犬用シャンプーの基本的な選び方について解説します。
愛犬の肌質に合ったものを選ぶ
犬用シャンプーには「乾燥肌向け」や「脂性肌用」といったように、特定の肌質に特化して作られたものも多いため、愛犬の肌質に合わせて選びましょう。
犬の肌質は一般的に乾燥肌・普通肌・脂性肌・敏感肌・混合肌の5つに分かれており、それぞれ水分や皮脂の量が異なります。
例えば、水分・皮脂の両方が少ない乾燥肌の犬の場合、皮脂を落としてさっぱり仕上げるタイプのシャンプーを使うと、皮膚のバリア機能の維持に必要な皮脂まで落としてしまいかねません。
そのため、肌質に合わせたケアができるシャンプーを使うことが大切なんです。
なお、5つのうち愛犬がどの肌質に該当するかは、皮膚や被毛の状態からチェックできます。
以下にそれぞれの肌質の特徴をまとめていますので、愛犬のお腹周りや足の付け根などの被毛が少ない部分で確認してみるとよいでしょう。
≪犬の肌質の種類・特徴一覧≫
・乾燥肌:水分・皮脂のどちらも少ない。肌の表面に粉が吹いているように見え、全体的にハリやツヤがない。
・普通肌:水分量は十分だが、皮脂が少ない。肌にツヤがあり、油っぽくなくて滑らかな肌ざわりが特徴。
・脂性肌:水分・皮脂のどちらも多い。全体的に油っぽく、触るとベタついている。
・敏感肌:肌に赤み・かぶれが出やすい。刺激に弱いため、シャンプー選びは要注意。
・混合肌:乾燥肌と脂性肌がまざった状態で、水分と油脂のバランスを調整するシャンプー選びが重要。
愛犬の肌の状態に合った「タイプ」を選ぶ
愛犬の肌質とともにチェックしてほしいのが、愛犬の「肌の状態」です。
同じ肌質であっても、ワンちゃんによっては皮膚トラブルに悩んでいたり、ケガや手術でシャンプーができなかったりなどさまざまです。
特に肌に問題がない場合は一般的な犬用シャンプーでも問題ありませんが、皮膚トラブルを抱えているのであれば「薬用」や「抗菌」と呼ばれるシャンプーがおすすめです。
薬用シャンプーは薬用成分をベースに作られたもので、抗菌シャンプーは皮膚トラブルの原因となる雑菌の活動を抑えることを考えられたものです。
また、子犬や肌が弱いワンちゃんのお手入れであれば「低刺激」や「オーガニック」と呼ばれるシャンプーを選ぶとよいでしょう。
洗浄力こそマイルドですが、無添加や配合成分にこだわっているものが多く、肌への負担がかかりにくい傾向があります。
愛犬の犬種に合わせて選ぶ
犬種によっても被毛に特徴があるため、愛犬の種類に対応しているシャンプーを選ぶことも大切です。
犬には種類によって短毛種・長毛種の2つに大きく分かれています。
短毛種は硬い毛質の被毛が多く、皮膚は長毛種に比べて丈夫な傾向にあります。
そのため、汚れをしっかり落とせるだけでなく、皮膚の状態を健やかに保つ保湿成分が入っているものを選びましょう。
対して長毛種は、被毛が長くて柔らかいため絡まりやすい傾向があります。
皮膚は短毛種に比べてデリケートなため、毛玉や湿気による皮膚トラブルを防ぐためにも、被毛のダメージを補修したり絡まりを防ぐ成分が入っているものがおすすめです。
愛犬のお手入れがもっと楽になるおすすめのグッズを6つ紹介!
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定期的に行う愛犬のお手入れですが、お手入れに使うグッズにこだわることで手間がかかるシャンプーやブラッシングなどがもっと楽になりますよ!
ここからは、愛犬のお手入れがもっと楽になるおすすめのグッズを紹介します。
愛犬のお手入れにおすすめのグッズ(1)今治タオル ポケット付きお手入れタオル
シャンプー後の愛犬の濡れた体をスピーディーに乾かせる犬用バスタオルです。
両端にポケットが付いており、両手をはめることで手袋でなでるように体を拭くことができますよ。
本来ループ状になっているパイル部分をカットしたシャーリング生地を表面に採用したことで、タオルドライ中に愛犬の爪が引っ掛かったり、被毛が絡まったりしにくいのもうれしいポイント。
裏面には吸水性に優れたパイル生地を採用しているため、素早くタオルドライが済ませられますよ。
シャンプー後のタオルドライはもちろん、お散歩後に汚れた愛犬の足のお手入れにも便利なグッズです。

愛犬のお手入れにおすすめのグッズ(2)mottole ペットバス
シャワーや水が苦手なワンちゃんのためにデザインされた、ペット用のコンパクトバスタブです。
シリコン製の本体は蛇腹状の構造になっており、本体下部の高さを調節することで子犬から中型犬まで対応できますよ。
愛犬の体格に合わせて深さを調節できるうえ、シャンプー中はずっと飼い主さんの顔が見えるのでお風呂が苦手なワンちゃんでも安心してお手入れできるでしょう。
シャンプー後の排水は底面を少し浮かせるだけで簡単!
使わないときには平たく折りたたんで家具の隙間などに入れられるので、保管場所にも困りません。

愛犬のお手入れにおすすめのグッズ(3)Foolee ペット用ブラシ
フランス発の人気ペットブラシ「フーリー」シリーズの一つです。
ブラシヘッドは2枚構造になっており、一般的なブラシでは取り除きにくいオーバーコートなどの硬い毛に付着した汚れもまとめて除去できます。
ブラシの針部分はプラスチック製なので、ブラッシング中に愛犬の皮膚や被毛を傷つけにくくなっています。
ブラシヘッドの上部にはブラシの長さを調整できるため、短毛種・長毛種を問わずさまざまな犬種のブラッシングに使えますよ。

愛犬のお手入れにおすすめのグッズ(4)ペットキレイ 泡リンスインシャンプー 肌ケア
泡立てる手間がかからない、泡タイプの犬用リンスインシャンプーです。
ポンプを押すだけできめ細かい泡が出てくるので、シャンプーの時間を短縮できます。
低刺激処方で洗浄成分は100%植物由来のものを使っているので、フケ・かゆみを抑えつつやさしく洗い上げます。
潤い成分としてソルビトールを配合したことで、シャンプー後はふんわり滑らかな仕上がりに。
皮膚や被毛の乾燥が気になる愛犬のお手入れにもおすすめです。

愛犬のお手入れにおすすめのグッズ(5)ぺティオ ペッツスマイルド 泡で洗うリンスインシャンプー
愛犬の皮膚・被毛へのやさしさを考えて作られた、全犬種用のリンスインシャンプーです。
スプレーノズルを回転させることで、スプレータイプと泡タイプの2つのテクスチャーを使い分けられるのがおすすめポイント。
スプレータイプは被毛に液を浸透させやすいため、長毛種のワンちゃんのシャンプーにぴったりです。
泡タイプは液だれしにくくしっかり洗えるので、短毛種のワンちゃんのお手入れに使うとスムーズになりますよ。
潤い成分としてセラミドも入っているので、乾燥しやすい被毛を内側から健やかに整えてくれます。

愛犬のお手入れにおすすめのグッズ(6)愛犬用炭酸入浴剤 ぬくりん 森林の香り
アース・ペットとバスクリンの共同開発によって誕生した、愛犬のための入浴剤です。
洗浄成分を配合しているので、入浴剤を入れたお湯に愛犬を浸からせ、なで洗いするだけで皮膚や被毛の汚れを落とせますよ。
水切れもよく、浸かった後も愛犬の体を素早く乾かせるのもうれしいポイント。
お風呂やシャワーが苦手なワンちゃんのシャンプーの代わりとして便利なグッズです。

愛犬のお手入れのタイミング&頻度は?
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シャンプー以外にもブラッシングや爪切りなど、愛犬の健康維持のためにはさまざまなお手入れが必要不可欠。
しかし適切なタイミングと頻度で行わないと、かえって皮膚トラブルなどの原因になってしまうこともあるんです!
ここからは、愛犬のお手入れのタイミングと頻度について、お手入れ方法別に解説します。
【シャンプー】汚れや臭いが気になったときに月1~2回を目安に行う
愛犬のシャンプーの頻度は愛犬の種類や年齢、季節によっても頻度は少しずつ異なりますが、基本的に月1~2回を目安にしましょう。
頻度が高すぎると、皮膚のバリア機能を維持するための皮脂膜まで洗い流してしまい、乾燥肌やフケの原因になってしまいます。
なお、子犬については生後2~3か月頃まではシャンプーが体の負担になってしまうため避けることをおすすめします。
また、ワクチン直後は体調を崩してしまう可能性があるため、接種後は2週間以上期間をおいてからシャンプーをしてあげてくださいね。
シャンプーをするタイミングについては、汚れや臭いが気になってきた頃が目安です。
もしシャンプーしてそこまで日が経っていないのに、体が汚れてしまった場合はふきとりシートなどでしっかり汚れを拭き取ってあげるのがよいでしょう。
【ブラッシング】散歩やシャンプーの後などで毎日行うのが望ましい
犬種にもよりますが、一般的に犬は毛にほこりが付着したり抜け毛ができたりしやすい傾向にあります。
ほこりや抜け毛をそのままにしていると、毛玉や皮膚トラブルの原因になることも!
そのため、ブラッシングはできるだけ毎日行うことが望ましいでしょう。
なお、ダブルコートと呼ばれる被毛が二層構造になっている犬種については、春や秋に換毛期が訪れます。
その場合は1日2回を目安にブラッシングしてあげることをおすすめします。
ブラッシングのタイミングについては、汚れが付着しやすい散歩の後がおすすめです。
散歩中に付着したゴミなども抜け毛と一緒に除去できますよ。
【爪切り】歩きにくそうにしているときを目安に月1~2回行う
自宅で愛犬の爪切りをする場合は、愛犬のライフスタイルにもよりますが月1~2回の頻度を目安にしましょう。
特に完全室内外のワンちゃんについては、歩く距離が制限されたり穴を掘ったりする機会が少なかったりすることから、屋外で過ごす子に比べて爪が伸びやすい傾向にあります。
そのため、屋外へお散歩することが多い子であれば月1回、お散歩の機会がほとんどない子であれば月2回程度爪切りで整えてあげるとよいでしょう。
なお、爪が伸びる速度は愛犬によって異なるため、爪切りのタイミングは愛犬の様子を観察して見極めましょう。
伸びた爪によって愛犬が歩きにくそうにしていたり、歩行時にフローリングの床に爪が当たって音が鳴っていたりするときが爪切りのタイミングです。
便利グッズも活用しながら、愛犬をきれいにお手入れしてあげよう!
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愛犬の健康維持において、お手入れは欠かせない重要なポイント。
愛犬にストレスなく過ごせるように、本記事で紹介した便利グッズやお手入れのタイミングなども参考にしながら、大切な愛犬をきれいにしてあげてくださいね。
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・スーパーホームセンター ヤマキシ 楽天市場店(参照日:2025/8/15)
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・Rakuten24 ペット館(参照日:2025/8/15)
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著者情報

西野由樹
生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。