ボーダー・コリーの1日の散歩時間や回数
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まずは、ボーダー・コリーの1日の散歩時間についてご説明します。
併せて、散歩回数についても見ていきましょう。
ボーダー・コリーの1日の散歩時間
ボーダー・コリーは高い知能と豊富な運動量を持つ犬種であるため、十分な散歩時間が必要です。
1日の散歩時間の目安は2時間程度が理想です。
ただ歩くだけでなく、走ったり遊んだりする時間も確保すると、効率の良い運動になるでしょう。
また、休日にはドッグランや広い公園で自由に走れるようにすることで、ストレスを解消して、健康的な身体を維持できます。
ボーダー・コリーの1日の散歩回数
ボーダー・コリーは短時間の運動では満足しにくい犬種であり、1日2回以上の散歩を理想としています。
早朝と夕方の散歩は必須で、さらに余裕があれば夜間にも軽い運動を追加すると良いでしょう。
1回の散歩で 約1時間程度の時間をかけて、歩くだけでなくフリスビーやボール遊びも取り入れると、より効果的にエネルギーを発散できます。
ボーダー・コリーの散歩時の注意点
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ボーダー・コリーと散歩を楽しむ際は、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を守り、近隣住人とのトラブルに発展したり犬に怪我をさせたりしないようにしましょう。
きちんとしつけをする
ボーダー・コリーは賢い犬種であるため、正しいしつけをすれば良いパートナーになってくれます。
散歩時にはリードを引っ張らずに歩く練習や、コマンドに反応する集中力をつけることが大切です。
特に興奮しやすい犬の場合は、急な飛びつきやダッシュを防ぐために落ち着いて歩く訓練を取り入れましょう。
また、アイコンタクトやお座りの練習を散歩中に行うことで、 飼い主への集中力を高めて、スムーズなコミュニケーション が取れるようになるはずです。
ほかの人や犬との接触に注意する
ボーダー・コリーはフレンドリーですが、動くものを追いかける本能が強いため、突然走り出してしまうことがあるので注意が必要です。
ほかの人や犬とすれ違う時は、リードを短めに持って犬の急な動きを防ぎましょう。
また、ドッグランなどでほかの犬と遊ばせる際には、相手の犬の性格や特徴を確認して、無理に接触させないことが大切です。
トイレのマナーを守る
散歩中に犬がトイレをすることは自然な行動ですが、飼い主としてのマナーが求められます。
エチケット袋やトイレシートを持参して、犬の排泄物をきちんと処理しましょう。
特に、公共の場や他人の家の前で排泄をさせないように、注意することも大切です。
犬のトイレの後はその場所をきれいに保つことで、まわりの住民とのトラブルを避けることができるでしょう。
ボーダー・コリーを散歩嫌いにさせない方法
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ボーダー・コリーは、何らかのトラウマなどで散歩嫌いになってしまうこともあります。
特に頭が良いボーダー・コリーは、一度経験したことはなかなか忘れずに覚えています。
犬が散歩嫌いになると、運動不足やストレスの原因にもなってしまうため、やはり散歩が好きであることに越したことはないでしょう。
次に、ボーダー・コリーを散歩嫌いにさせない方法をご紹介します。
疲れるまで散歩をさせない
ボーダー・コリーに限らず、犬を散歩嫌いにさせないためには、犬が疲れるまで散歩をさせないことが大切です。
犬が「もう少しだけ散歩がしたいなぁ」と考えているうちに帰宅をすることで、犬は次の散歩が楽しみな状態で散歩を終えることができるでしょう。
しかし、そもそもボーダー・コリーは運動量が多い犬種なので、犬が疲れる前に飼い主が疲れてしまう心配もあります。
そのため、あまり意識をしなくてもボーダー・コリーが毎日どっと疲れるほどの散歩は難しいかもしれません。
楽しみながら散歩をする
犬にとって、散歩は楽しいものでなければなりません。
犬の毎日の楽しみは食事と散歩であることが多いので、散歩が嫌いになってしまうと生活のほとんどを楽しく過ごせなくなってしまいます。
ボーダー・コリーは飼い主とのコミュニケーションを大切にする犬種であることから、「今日はいい天気だね」などこまめに話しかけながら散歩をして、人通りの少ない場所であればおやつやおもちゃなどを与えるなど、楽しみながら散歩に取り組むと良いでしょう。
ボーダー・コリーにとって散歩がポジティブなものになれば、自然と散歩好きになっていくはずです。
ボーダー・コリーの散歩に必要な持ち物
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ボーダー・コリーの散歩には、どのようなものが必要なのでしょうか?
ここでは、ボーダー・コリーの散歩に必要な持ち物をご紹介します。
リード
当然ながら、犬の散歩をする際はリードが必要になります。
人によっては伸縮リードを使用することもありますが、伸縮リードは力の強いボーダー・コリーのコントロールがしにくいためおすすめしません。
また、地域の条例によっては犬のリードの長さに制限があることも多いことから、2m前後の一般的な長さのリードを使用するようにしましょう。

首輪
ボーダー・コリーに万が一のことが起こっても対処できるように、首輪を着けておきましょう。
首輪には犬の名前や飼い主の連絡先などを記入できるものもありますし、GPSなどで居場所をチェックできるものもあります。
ボーダー・コリーは力が強いため、引っ張られても壊れないようなしっかりとした作りの首輪をおすすめします。

ハーネス
ボーダー・コリーのしつけがある程度できていれば、ハーネスを装着して散歩に行くのもおすすめです。
ハーネスであれば、犬の首に負担がかかることなく散歩を楽しむことができます。
ただし、先述したようにハーネスは首輪よりも犬のコントロールがしにくいことから、引っ張り癖がつかないように注意しなければなりません。
特にドッグスポーツをしているボーダー・コリーは興奮しやすい傾向にあるため、ハーネスは不向きでしょう。

飲み水
ボーダー・コリーの散歩時は、飲み水を持ち歩くようにしましょう。
こまめに水分補給をさせることで、犬の熱中症対策になります。
散歩時間が長いボーダー・コリーにとって、こまめな水分補給はとても大切です。
また、飲み水を持ち歩くことで、排泄時の簡単な掃除もすることができるでしょう。

エチケット袋
犬の排泄物を処理できるように、エチケット袋も持ち歩くようにしましょう。
ボーダー・コリーは、1回の散歩で1~2回は排泄をするはずです。
近隣住人に配慮するためにも、エチケット袋を携帯しておいたほうが良いでしょう。
また、エチケット袋は犬が嘔吐した時などにも使用するため、なるべく多めに持ち歩くことをおすすめします。
エチケット袋は犬用のおやつやフードを入れる時にも役立つことから、何枚持ち歩いても困ることはないでしょう。

ボーダー・コリーの散歩にあると便利な持ち物
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最後に、ボーダー・コリーの散歩にあると便利な持ち物をご紹介します。
これらの持ち物はなくても問題はないですが、あったらさらに散歩をスムーズに楽しむことができるでしょう。
おやつ
ボーダー・コリーと散歩をする際は、おやつを持ち歩くのもおすすめです。
当然ながら犬用に作られたおやつでなくてはいけませんが、犬のおやつはコミュニケーションのほか、しつけの際のご褒美としても使用できます。
ただし、何度もおやつを与えて食事ができなくなってしまうと必要な栄養素を摂取できなくなってしまうため、注意が必要です。
犬のおやつの使い方としては、しつけが上手にできた時が理想です。
ボーダー・コリーはしつけも熱心に楽しんで取り組んでくれることから、おやつなどのご褒美は必須ともいえるでしょう。

おもちゃ
犬と楽しみながら散歩をするためには、おもちゃは欠かせません。
犬の散歩は、飼い主と犬とのコミュニケーションの場でもあります。
ちなみに、おすすめのおもちゃの使用方法は、散歩時に突然おもちゃを与えることです。
しつけのご褒美におもちゃを与えるのも良いですが、散歩時に突然おもちゃを与えることで、犬は「そろそろおもちゃがもらえるかも!」と期待して、飼い主のことをチラチラと見るようになります。
犬とのアイコンタクトもコミュニケーションになるため、散歩時はおもちゃも上手に利用することをおすすめします。
ただし、ボーダー・コリーは噛む力が強いことから、誤飲をしないような大きさで壊れにくいおもちゃを選ぶ必要があるでしょう。

レインコート
ボーダー・コリーの被毛や皮膚の清潔を守るためにも、雨の日の散歩ではさまざまな対策をしなければいけません。
雨の日は、ボーダー・コリーにレインコートを着せてあげることで、雨を気にせずに散歩を楽しむことができるはずです。
もしもボーダー・コリーの被毛が濡れたまま放置しておくと、皮膚炎などの原因にもなります。
また、ボーダー・コリーにレインコートを着せることで、散歩中にノミやダニが付着することを予防することもできるでしょう。

ロングリード
ボーダー・コリーに「呼び」のしつけを行いたい場合は、10m以上のロングリードもおすすめです。
基本的に、遠くにいる犬を呼ぶしつけを行う際は、ロングリードを使用します。
ロングリードがあれば、遠くにいるボーダー・コリーもリードを手繰り寄せることで足元まで呼び寄せることができます。
ロングリードはドッグランなど使用できる場所は限られていますが、「呼び」のしつけを行うには必須のグッズです。
瞬発力に優れたボーダー・コリーは、しっかりとしつけをしなければ手のつけられない犬になってしまう可能性もあることから、ロングリードを使用した呼びのしつけは欠かさずに行っておきましょう。

靴
ボーダー・コリーが散歩時に小石やガラスを踏んでしまっても怪我をしないように、犬用の靴を履かせるのもおすすめです。
犬用の靴は子犬の頃から履かせておかなければ慣れるのに時間がかかりますが、散歩時の安全を守るのに役立つでしょう。
もちろん、散歩から帰ってきた時に肉球や足の被毛をきれいに拭く必要がなくなるのも、ボーダー・コリーに犬用の靴を履かせるメリットです。
また、暑い日にアスファルトが熱くなっていることによる肉球の火傷も予防してくれます。
ボーダー・コリーは十分な散歩時間が必要
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ボーダー・コリーの散歩時間は、1日約2時間程度が目安ですが、犬の年齢や体力に応じて調整することが大切です。
散歩中は肉球の怪我や熱中症に注意して、さまざまなグッズを使用しながら散歩に取り組むと良いでしょう。
また、リードやハーネスを正しく使用することで、いろいろなトラブルを未然に防ぐことができます。
もちろん、瞬発力に優れて力の強いボーダー・コリーのために、しっかりとした作りの首輪を選ぶ必要もあります。
犬の散歩は単なる運動だけでなく、犬との信頼関係を深める大切な時間なので、ボーダー・コリーと楽しい散歩を心がけるようにしましょう。
Petio(参照日:2025-02-10)
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著者情報

けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。