オーストラリアンケルピーってどんな犬?性格や飼い方をご紹介

オーストラリアンケルピーは、その名のとおりオーストラリア原産の犬種です。
19世紀にオーストラリアで誕生した犬種で、牧羊犬としても活躍しています。
この記事では、オーストラリアンケルピーの特徴や性格、飼い方について解説します。 2024年10月19日作成

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オーストラリアンケルピーの特徴

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まずは、オーストラリアンケルピーの特徴をご紹介します。
特徴を知っておくことで、オーストラリアンケルピーを正しく飼うことができるはずです。

筋肉質でバランスの取れた体型

オーストラリアンケルピーは中型犬で、成犬の体重は11〜20kg、体高は約43〜51cmです。
その体型はとてもバランスが良く、筋肉質で引き締まった身体を持っています。
これは、牧羊犬として長時間動き続けることに適している体型だといえます。

豊富なスタミナと敏捷性

オーストラリアンケルピーの最大の特徴のひとつとして、豊富なスタミナと敏捷性が挙げられます。
オーストラリアンケルピーは1日中走り回れるほどのスタミナを持っており、さらにとても機敏です。
これは、牧羊犬としての役割を果たすために進化した特性であり、広大な牧場や牧草地で羊を追い立てるのに効果的だといえるでしょう。
こうした特性から、アジリティーやフリスビーなどのドッグスポーツにも向いています。

シャープな顔立ち

オーストラリアンケルピーの外見的な特徴としては、シャープで知的な顔立ちが挙げられます。
特に、耳がピンと立っており、常に周囲を警戒しているような表情が特徴的です。
この耳の形にも理由があり、環境の変化に敏感に反応するためで、この耳の形により牧羊犬としての仕事がさらに捗るのでしょう。

オーストラリアンケルピーの性格

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オーストラリアンケルピーは、その可愛らしい外見だけでなく性格もとても魅力的です。
次に、オーストラリアンケルピーの性格を見ていきましょう。

学習能力が高い

オーストラリアンケルピーは、その見た目のとおり知的な犬種として知られており、学習能力がとても高いです。
そのため、しっかりとしたトレーニングを受けることにより、さまざまなコマンドを覚えることができます。
また、オーストラリアンケルピーは自主的に行動することができるため、番犬としても適正があるといえますが、自主的に行動しすぎないような服従トレーニングも必要になるでしょう。
この高い知能はトレーニングにとても役立ちますが、同時に刺激を常に求める傾向もあるため、いろいろなトレーニングに励んだり新しいおもちゃを与えたりするなどの工夫が大切になります。

エネルギッシュで活発

オーストラリアンケルピーはとてもエネルギッシュで、常に動き回ることを好みます。
先述したように、オーストラリアンケルピーは牧羊犬として活躍していることもあり、1日中走り回ることができるスタミナを持っており、運動が大好きです。
そのため、十分な運動量を確保することが求められるでしょう。

忠誠心が強く愛情深い

オーストラリアンケルピーは忠誠心が強く、飼い主や家族に対して深い愛情を示してくれます。
また、独立心も持ち合わせているため、一人で留守番をすることも可能ですが、できるだけ家族と一緒に過ごしたいと考えているため、長時間の留守番には向いていません。
ただ、家族と一緒にいたいと常に考えているオーストラリアンケルピーは、家庭犬として最適だといえるでしょう。

オーストラリアンケルピーの飼い方

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オーストラリアンケルピーは活発で知的な犬種であるため、飼う上でいくつかのポイントがあります。
最後に、オーストラリアンケルピーの飼い方をご説明します。

十分な運動量の確保

オーストラリアンケルピーはとてもエネルギッシュな犬種のため、日々の運動を欠かすことはできません。
牧羊犬として育てられてきたため、広いスペースで走り回ることを大変好むため、毎日の散歩時間は朝晩2回の各30~1時間程度を理想とします。
また、散歩だけでなくドッグランで思い切り走り回ったりフリスビーやボール遊びなどをしたりするのも良いでしょう。
家族と一緒に過ごすことが好きなオーストラリアンケルピーは、ボール遊びなどで飼い主とコミュニケーションをとるのも、とても喜んでくれるはずです。
もちろん、アジリティーやフリスビーなどのドッグスポーツにチャレンジしてみるのもおすすめです。


フリスビーディスク

無駄吠えのしつけ

オーストラリアンケルピーは、牧羊犬として活躍してきた犬種であるため、無駄吠えのしつけをする必要があります。
なぜなら、牧羊犬は羊を吠えて誘導させる役割を持ち、吠えることを日常的に行っているからです。
無駄吠えのしつけは、犬からの要求吠えや警戒吠えなどに反応しないことが大切です。
特に、賢いオーストラリアンケルピーは、「散歩に行きたい」「おやつがほしい」などの要求吠えに対して飼い主が応えることを、よく学習しています。
そのため、オーストラリアンケルピーの要求吠えには応えずに、常に飼い主が主導権を握るようにするように意識しましょう。

社会化を学ばせる

オーストラリアンケルピーは、忠誠心が強く家族との絆を大切にしますが、独立心も兼ね備えています。
そのため、早い段階で社会化を学ばせることが大切です。
子犬の頃からさまざまな人や犬、さらには環境に慣れさせることで、成犬になっても落ち着いた振る舞いができるようになるでしょう。
また、定期的に家族と時間を過ごし愛情を持って接することが、家族との信頼関係を築く基盤となります。

定期的なブラッシング

オーストラリアンケルピーは、どちらかといえば被毛の手入れが楽な犬種です。
ただし、春と秋の換毛期には大量の抜け毛が発生するため、定期的なブラッシングが必要になります。
普段であれば、週に2~3回のブラッシングを行えば十分でしょう。


スリッカーブラシ

オーストラリアンケルピーは賢く運動能力が高い

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オーストラリアンケルピーは、賢くて運動能力が高い犬種です。
もともと牧羊犬として活躍していたこともあり、毎日の散歩はもちろん休日にはドッグランなどで思い切り走り回れるような環境が理想です。
賢くてトレーニングもしやすい犬種であるため、オーストラリアンケルピーを飼う場合、アジリティーやフリスビーなどのドッグスポーツにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

参考サイト

ホヌ・ホヌ(参照日:2024-08-30)
https://item.rakuten.co.jp/comcon/99-0165b/

Calinou(参照日:2024-08-30)
https://item.rakuten.co.jp/calinou/petbrush01/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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