札幌にある保護猫カフェが知りたい!里親になる際の注意点も解説

近年、全国各地で人気が高まっている保護猫カフェ。
保護猫カフェは、一般的な猫カフェとは少し異なる特徴があります。
この記事では、保護猫カフェの特徴や里親になる際の注意点、そして札幌にある保護猫カフェをご紹介します。 2024年10月10日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫と暮らす猫のカテゴリ - 猫と暮らす
  • VIEW:358

保護猫カフェとは?

出典:https://www.shutterstock.com/

保護猫カフェとは、どのようなものなのでしょうか?
一般的な猫カフェとも比較しながら、保護猫カフェの特徴について知っておきましょう。

保護猫の新しい家族との出会いの場

保護猫カフェの最大の特徴は、訪れる人たちと保護猫たちの出会いの場となっていることです。
単に猫と触れ合うだけでなく、気に入った猫がいれば里親になり、家族の一員になってくれる可能性もあります。
また、カフェスタッフは猫たちの性格や特徴を詳しく知っているので、訪れる人たちの生活スタイルに合った猫を紹介してくれることもあるでしょう。
これにより、猫と新しい飼い主のより良いマッチングが期待できます。
もちろん、保護猫カフェを訪れたからといって、必ず里親にならなければいけないわけではありません。

猫の幸せを第一に考えた環境づくり

保護猫カフェでは、猫たちの快適さと幸福を最優先に考えた環境が整えられています。
一般的な猫カフェよりも猫一匹あたりのスペースが広く、猫たちがリラックスして過ごせるよう配慮されています。
また、来訪者との触れ合いを強制されることなく、猫たちが自由に行動できる環境が整っているのも特徴です。
これには理由があり、保護猫カフェにいる保護猫たちは、何らかの事情があって保護猫となってしまった猫たちです。
場合によっては虐待など人間からひどい仕打ちをされた経験がある猫もいることから、猫が自分のスペースで落ち着けるような環境が整えられているのだと考えられます。

動物愛護の啓発活動の場

保護猫カフェは単なる娯楽施設ではなく、動物愛護の啓発活動の場としても機能しています。
訪れた人たちは猫と触れ合いながら、カフェスタッフやほかの客と話すことで、動物愛護に関する様々な情報を得ることができます。
これにより、責任ある飼い主となるための知識を身につけられるだけでなく、動物愛護に対する意識も高めることができるでしょう。

猫好きコミュニティ形成の場

保護猫カフェは、動物好きな人々が集まるコミュニティの形成にも一役買っています。
当然ながら、保護猫カフェに訪れるということは、全員猫のことが好きだということです。
また、猫カフェによっては定期的にイベントやボランティア活動なども行っており、それらの場所でも猫好きたちのコミュニティを広げることができます。

札幌にある保護猫カフェ

出典:https://www.shutterstock.com/

それでは、札幌にある保護猫カフェをご紹介します。
札幌近郊に住んでいる人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

ツキネコカフェ

札幌市中央区にあるツキネコカフェは、保護猫たちと触れ合うことができる保護猫カフェです。利用料金は1時間あたり1,100円で完全予約制になっています。お子様の同伴も可能となっています。
里親になるためには、お店への来店が必須となっています。
来店した際にお気に入りの猫が見つかった場合には、面談を経てトライアルまたは譲渡という流れになります。

mata x tabi

mata x tabiは、札幌の繁華街であるすすきの地区にある、保護猫カフェです。
予約制となっていて、曜日により営業時間が異なりますが午後のみの営業です。
可愛らしい保護猫たちのほかに、多くのメニューがあるのも特徴です。
ヴィーガンに配慮したフードメニューもあるため、老若男女問わずに訪れることができるでしょう。

保護猫の里親になる際の注意点

出典:https://www.shutterstock.com/

保護猫カフェでは、気に入った猫の里親になることも可能な場合があります。
最後に、保護猫の里親になる際の注意点を解説します。

猫の健康状態を理解する

保護猫は、過去に虐待や長時間の放置などを経験している場合があり、心身に問題を抱えていることが考えられます。
特に精神的な問題は重大で、猫によっては、長い間飼い主に心を開いてくれないこともあるでしょう。
そのため、定期的な動物病院での健康診断や精神的な問題に対するケアを受けることが大切です。

猫の性格や行動を理解する

保護猫の多くは過去に心の傷を負っているため、新しい環境に慣れるまでに時間がかかることがあります。
猫が新しい環境にいち早く慣れてもらうためには、猫の性格や行動パターンを理解して、無理やり適応させようとしないことが大切です。
猫によっては、臆病だったり攻撃的になったりすることもありますが、それらの問題は時間と共に改善されるでしょう。
保護猫の里親になるのであれば、忍耐力と保護猫への理解が求められます。

長期的な責任を認識する

猫を飼うことは「可愛いから飼う」などの短期間の決断ではなく、猫の一生にわたる責任を負うということです。
猫の寿命は10年以上とされており、場合によっては20年以上生きることもあります。
その間、食事や医療費、トイレの世話など、さまざまな費用や手間がかかるでしょう。
そのため、保護猫の里親になる前に、家族全員がその責任を理解して猫を迎える準備ができているかどうかを確認することが大切です。
また、引っ越しや家庭の事情など、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるように計画を立てましょう。
「転勤で引っ越すため、保護猫を飼うことができなくなってしまった」というのは、保護猫の里親になる上で通用しません。

生活環境を整える

保護猫が安心して暮らせるように、生活環境を整えることも大切です。
まずは、猫が逃げ出さないように窓や扉にゲートなどを設置するなどの安全対策を施す必要があります。
また、猫用のトイレや爪とぎ、キャットタワーや猫じゃらしなどの遊び道具を用意し、ストレスの少ない生活環境を作りましょう。
特に猫の多頭飼いを考えている場合は、ほかの猫との相性やスペースの確保にも注意しなければなりません。

札幌の保護猫カフェを訪れてみよう

出典:https://www.shutterstock.com/

保護猫カフェとは、何らかの事情で飼い主の下を離れてしまった猫たちが生活するカフェのことです。
基本的には猫カフェと同様ですが、気に入った保護猫の里親になることができるというのが、保護猫カフェの一番の特徴でしょう。
もちろん保護猫の里親になる際はいくつかの決まりや注意点がありますが、保護猫カフェに訪れることによって新たな出会いがあるかもしれません。
今回ご紹介した保護猫カフェは札幌になりますが、札幌近郊に住んでいる人は一度保護猫カフェを訪れてみてはいかがでしょうか?

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

オススメ

新着記事