迷惑な猫を撃退したい!猫の撃退方法を解説

近所の野良猫やどこかの飼い猫に、庭を荒らされたり糞尿被害があったりして困っている人もいるかもしれません。
猫を撃退というと少しかわいそうに感じるかもしれませんが、今回はいわゆる「猫よけ」の方法について解説します。
当然ながら猫を撃退といっても、物理的に撃退をするわけではないので安心してください。 2024年08月05日作成

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猫を撃退する方法

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まずは本題である、猫を撃退する方法をいくつかご紹介します。
これらのことをすれば、迷惑な猫に困らせられることもなくなるでしょう。

超音波で撃退する

猫の嫌がる周波数を発射して、敷地内への侵入を予防する方法があります。
これは行政も推奨している方法で、行政によっては超音波発生装置を数週間程度無料で貸し出ししているところもあるほどです。
もちろん通販サイトなどで一般的に販売もしており、超音波によって猫が家に近づかなくなるのであれば、安い買い物になるかもしれません。

驚かせる

猫は、大きな音が苦手です。
なぜなら、落ち着いて休むことができないからです。
そのため、もしも野良猫などが敷地内に入ってきたのを目撃した時には、大きな音を出して驚かせましょう。
大きな音を出すのは、ビー玉を入れたペットボトルなど何でも良いです。
しかし、猫は頭が良い動物なので、敷地内に入ってきたことに気が付いた時だけ大きな音を出しても、「今回は偶然見つかっただけだから、次からは大丈夫だ」と認識してしまいます。
そのため、こちらも市販品を使用するのがおすすめです。
赤外線で猫の侵入を感知して、猫が驚くスプレーや音などを出すグッズを用意すると良いでしょう。

猫の嫌がるにおいのものを置く

猫は、酸っぱいものに関しては「腐っている」と認識するため、柑橘系のにおいが苦手です。
また、中毒症状が起こるネギ類も、苦手なにおいのひとつです。
そのため、敷地内に猫の苦手とするにおいのものを置いておくことで、猫の侵入予防に繋がります。
また、ハーブ類のにおいも苦手であることから、庭にハーブ類を植えるのも良いかもしれません。
しかし、それらのにおいが原因となり、ほかの害虫などが寄ってくる可能性もあるため、よく考えた上で行うことをおすすめします。

水鉄砲などで猫を濡らす

猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠で暮らしていました。
そのため、イエネコとなった現代でも猫は身体が濡れることを嫌がる傾向にあります。
もしも猫が敷地内に侵入したのを発見したら、死角から水鉄砲などで水をかけてあげると良いでしょう。
また、同様に敷地内に水を撒いておくのもおすすめです。

猫を撃退する時のコツ

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猫を撃退するには、いくつかのコツがあります。
これらのコツを意識することで、より確実に猫を撃退することができるでしょう。

猫の居心地の悪い空間にする

まずは、「なぜ猫が家の敷地内に入り込んでくるのか」を考えてみましょう。
おそらく、猫にとって安全な空間があることから、猫は敷地内に侵入してくるはずです。
そのため、猫を撃退するためには、猫にとって居心地の悪い空間にすることが大切です。
特に野良猫にとっては毎日がサバイバル生活なので、「獲物を見つけやすい」または、「外敵に見つかりにくい」ということが、安心できる環境の条件となってきます。
また、猫は騒がしい場所も苦手です。
猫にとって居心地を悪くさせることで、自然と猫が近寄らなくなってくることが期待できるでしょう。

猫にしつけする感覚で行う

猫はしつけがしにくい動物だといわれていますが、そんなことはありません。
悪いことは叱れば理解しますし、それは野良猫であっても同様です。
そのため、猫を撃退したいのであれば、猫にしつけをする感覚で行うと良いでしょう。
「猫がどうすれば敷地内に侵入してこないか」を考えて行動をすれば、おのずと対策はわかってくるはずです。
簡単にいえば、猫に「ここは危険な場所だから、二度と来ないほうが良い」と学習させれば良いのです。
その方法は先述したように大きな音を出したり水をかけたりなどさまざまですが、猫にしつけをするという観点で見ることをおすすめします。

猫を撃退する時の注意点

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最後に、猫を撃退する時の注意点を解説します。
後味が悪くならないように、しっかりとチェックしておきましょう。

猫を傷付けるのは絶対にNG

人によっては、猫の迷惑行為によって本当に頭を悩ませている人もいるでしょう。
「どうにかして、猫を懲らしめてやろう」と考えている人も、いるかもしれません。
しかし、絶対に猫を傷付けて撃退するのはやめましょう。
なぜなら、物理的に猫を撃退することは動物虐待に繋がり、動物虐待は動物愛護管理法によって罰せられる可能性があるからです。
動物愛護管理法への違反などは、「知らなかった」では済まされません。
そのため、猫のことが恨めしいと考えていても、先述したような猫に危害を加えない形での撃退をする必要があります。

猫に危険物を食べさせるのもNG

先述した動物愛護管理法は、猫に危険物を食べさせることでも違反となります。
例えば、ゴキブリを駆除する際に使用するホウ酸団子や、車の不凍液などです。
これらのものは猫が口にすることで致死量に達する可能性もあるため、絶対に与えてはいけません。
気が付かないうちに動物愛護管理法に接触することを避けるためにも、猫が食べることで体調不良を起こしたり、どんな影響があるかわからなかったりするものに関しては、与えるのをやめましょう。

猫を撃退するには、猫をしつけするのがおすすめ

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猫によって庭を荒らされるなどの問題行動をされている人は、毎日頭を悩ませていることでしょう。
猫を撃退する時に大切なことは、野良猫であってもしつけをする感覚で対処をすることです。
「猫にとって居心地の悪い場所」を作り上げるためにも、猫が嫌がるにおいや大きな音が出るものを設置して、猫に居心地の悪い空間を作り出してあげましょう。
猫が嫌な思いをすると二度と近寄らなくなることが期待されるため、意外にもシンプルな対策で猫の撃退ができるかもしれません。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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