犬の毛並みが悪い時の原因
出典:https://www.shutterstock.com/
まずは本題である、犬の毛並みが悪い時の原因をご説明します。
原因がわかれば、正しい対処ができるようになるはずです。
栄養不足
犬は雑食ですが、基本的には肉食動物です。
そのため、肉や魚などの動物性たんぱく質を摂取しなければ、健康を維持することができません。
もちろん被毛の健康の維持にも動物性たんぱく質は重要で、良質な動物性たんぱく質が足りないと徐々に犬の毛並みは悪くなっていきます。
特に安価なドッグフードは、原価率を下げるために穀物類を多く使用していることが多いため、注意が必要です。
老化
人間と同様に、犬も高齢になることで毛並みが悪くなります。
これは高齢になることによって、新陳代謝が悪くなることが原因です。
病気
ダニや真菌などが原因で、皮膚炎などの病気を起こしている可能性があります。
特にマラセチア皮膚炎は、悪化すると毛穴が詰まってしまい、被毛が伸びなくなります。
さらには、皮膚の状態が悪くなった毛穴からパサつきのある被毛が生えてきてしまい、全体的に毛並みが悪く見えるでしょう。
被毛のケア不足
人間の髪の毛と同様に、犬の被毛も日々のケアが大切です。
日頃から被毛のケアをしなければ、徐々に被毛の艶も悪くなっていくでしょう。
特に静電気の発生しやすい冬は、被毛に汚れが付着しやすくなるため、注意が必要です。
また、定期的に行わなければならないシャンプーやリンス、ブラッシングを怠った場合は、被毛が油っぽくなってしまったりパサついたりしてしまいます。
犬の毛並みが悪い時の対処方法
出典:https://www.shutterstock.com/
次に、犬の毛並みが悪い時の対処方法を解説します。
これらのことをすれば、愛犬の毛並みも徐々に改善していくことが期待できるでしょう。
良質な動物性たんぱく質を与える
先述したように、犬の被毛の健康を維持するためには、良質な動物性たんぱく質を与える必要があります。
そのため、良質な動物性たんぱく質を含んだドッグフードを与えるだけで、犬の毛並みは劇的に改善される可能性があるでしょう。
また、当然ながら良質な動物性たんぱく質を与えるだけではいけません。
バランス良く栄養素を摂取させる必要があるため、総合栄養食の基準をクリアしたドッグフードを与えるようにしましょう。
必須脂肪酸を与える
犬の被毛や皮膚の健康を維持するためには、オメガ3脂肪酸やリノール酸などの必須脂肪酸の摂取も大切です。
高価で良質なドッグフードであっても、必須脂肪酸が配合されていないこともあります。
そのため、サプリメントなどで犬に必須脂肪酸を摂取させるのも良いでしょう。
ただし、どんな物でも過剰摂取は身体に負担がかかるため、パッケージに記載されている目安量は必ず守らなければなりません。
被毛のケアをしっかりする
犬の被毛の健康を維持するためには、良質なドッグフードを与えて十分な栄養素を摂取させることと、日頃の被毛のケアです。
もっとも気軽にできる被毛のケアは、ブラッシングでしょう。
特に長毛種は被毛に汚れが付着しやすいため、毎日ブラッシングをしてあげなければなりません。
また、少なくとも月に1回はシャンプーをして、被毛全体の汚れを取り除いてあげましょう。
シャンプー後はリンスをして温かいお湯で洗い流し、その後はドライヤーでしっかりと被毛を乾燥させる必要があります。
シャンプーはしすぎても被毛や皮膚の水分や油分を余計に取り除いてしまうため、多くても月に2回程度にしておきましょう。
ちなみに、ドライヤーをかけすぎても皮膚の乾燥の原因となることから、ドライヤーの当てすぎも禁物です。
おすすめの犬用ブラシ4選
出典:https://www.shutterstock.com/
犬の被毛の健康を維持するためには、定期的にブラッシングをすることが大切です。
最後に、おすすめの犬用ブラシをご紹介します。
おすすめの犬用ブラシ(1)ペットブラシ
柔軟性の高いピンを使用した、犬用ブラシです。
犬の皮膚に刺激が少ないため、短毛種のブラッシングに向いています。
また、身体中をしっかりとブラッシングできるように、曲面形状になっています。
おすすめの犬用ブラシ(2)ペットブラシ セット
コームとヤギの毛ブラシ、そしてウッドピンのマッサージブラシがセットになった商品です。
被毛の流れを整えるのはコームを使用して、散歩後の細かい汚れを取り除く時にはヤギの毛ブラシ、毎日のコミュニケーションがてらマッサージブラシを使用するなど、さまざまな使用方法があります。
シニア犬から子犬まで、さまざまな犬に使用できるでしょう。
おすすめの犬用ブラシ(3)高級ドイツ製つや出し天然豚毛 ブラシ ・ソフト
100%天然豚毛を使用した、犬用ブラシです。
静電気を抑えてくれるため、ホコリなどの付着を予防してくれます。
犬の皮膚や被毛の負担になりにくいため、毎日のブラッシングにおすすめです。
おすすめの犬用ブラシ(4)ワンプッシュ スリッカーブラシ
犬の抜け毛を取り除くには、このブラシがおすすめです。
高密度で細かい針が被毛の根本まで届いて、被毛の汚れや絡まりをしっかりと取り除いてくれるでしょう。
また、背面のボタンでブラシに付着した抜け毛を簡単に押し出してくれます。
犬の毛並みが悪くならないように日頃からケアをしよう
出典:https://www.shutterstock.com/
犬の毛並みが悪くなるのは、栄養不足や被毛のケア不足によるものが原因です。
そのため、毎日の食事や被毛ケアの見直しをすることで、犬の毛並みは徐々に改善されていくでしょう。
もちろん老化によって犬の毛並みが悪くなってしまうこともありますが、定期的なシャンプーやブラッシングを行っていれば、シニア犬であっても被毛の艶は徐々にでてくるはずです。
HIROMU(参照日:2024-04-15)
https://item.rakuten.co.jp/hiromu/rw0026/
COOD SHOP(参照日:2024-04-15)
https://item.rakuten.co.jp/cood-shop/4580742380346/
Native Dog(参照日:2024-04-15)
https://item.rakuten.co.jp/e48/555996/
Laika(参照日:2024-04-15)
https://item.rakuten.co.jp/laikapets/lik-x-015gy/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。