猫にサバを与えるメリットとは？注意点やおすすめキャットフードをご紹介

猫は魚が好きというイメージがありますよね。魚にはたくさんの栄養が含まれているため健康のためにもおすすめの食材です。ではサバにはどんな栄養が含まれているのでしょうか。
ここでは「猫にサバを与えるメリット」についてご紹介します。

サバには、抗炎症作用や皮膚の健康維持、心臓や腎臓などの健康に効果的なEPA（エイコサペンタエン酸）、DHA（ドコサヘキサエン酸）が豊富に含まれています。これらの栄養素は、魚の油に多く含まれる脂肪酸です。

EPAとDHAは、身体のさまざまな側面に良い影響を与えるとされています。例えば、抗炎症作用や皮膚の健康をサポートし、心臓や腎臓の健康維持にも役立つとされています。また、記憶力や学習能力の向上にも期待ができるため、しつけトレーニング中のペットにもおすすめでしょう。

サバには豊富なビタミンBが含まれています。特に、ビタミンB12の栄養がサバには豊富に含まれています。ビタミンBは水溶性の一種で、摂りすぎても体外に排出される特性があります。ビタミンB12は、タンパク質や赤血球の生成に不可欠な栄養素です。健康的な生活を維持するために欠かせない栄養成分です。

サバには豊富にビタミンDが含まれています。ビタミンDにはリンやカルシウムの代謝を調節し、骨の健康維持や免疫力の向上などに役立ってくれます。

サバにはたくさんの栄養が含まれているため、ついたくさん与えたくなるかもしれません。しかし、愛猫にサバを与える際には注意が必要です。注意点をしっかり確認することが重要です。

猫にサバを与える際は、生のままではなく、しっかり加熱処理してから与えることが重要です。生のまま与えるとアニサキス感染のリスクがあります。また、ヒスタミン中毒やチアミン欠乏症などの病気を引き起こす可能性も考えられます。
また、骨を取り除き、しっかりと加熱処理したサバを猫に与えるように心がけましょう。

調味料を使用すると味が濃くなり、猫の嗜好性が上がるかもしれません。しかし、調味料の使用は猫の肝臓や腎臓に負担をかけてしまう可能性があります。そのため、サバを与える際には味付けをせずに与えましょう。

サバには不飽和脂肪酸という成分が含まれています。この成分を過剰に摂取すると
イエローファット（黄色脂肪症）という病気を引き起こす可能性があります。そのため、猫に与えるときは少量与えるようにしましょう。

個体差がありますが、サバに対してアレルギー症状が見られる場合があります。アレルギーは痒みや赤み、嘔吐や下痢などの症状がみられます。サバを与えたあとにこれらの症状が見られるときには与えることを中止し、動物病院を受診しましょう。

キャットフードには主要原材料に牛肉、豚肉、鶏肉、魚、鴨肉などを使っている商品があります。そのなかでサバを原材料として使っている商品は少ないですが販売されています。ここでは、原材料にサバを使用しているキャットフードをご紹介します。

原材料の65％に魚を使用したキャットフードです。高栄養かつ嗜好性が良くなるように作られたグレインフリーのフードとなっています。好き嫌いがある猫にもおすすめです。鮮魚をふんだんに使用しており、オメガ3脂肪酸、アミノ酸、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれています。

オーガニック原材料を使用しており猫の食性に合わせて作られたキャットフードです。低アレルギー素材で作られていますが、タンパク質が豊富に含まれています。食物繊維も配合されているため、毛球症対策にもおすすめです。原材料にはサバ科サワラ属のオーストラリアンスポッテドマッカレルを使用しています。

成猫のアレルギーに配慮した健康維持食です。原材料にはサバ67％、サーモン5％以上含まれています。素材そのものの味で作られているため嗜好性は抜群です。一般食なので総合栄養食を補助する目的で与えましょう。

保存料を一切使用せずに作られたキャットフードです。新鮮肉を低温で時間をかけて空気乾燥し水分を飛ばし作られています。原材料には、生のサバを4％使用しています。

ここでは「猫にサバを与えるメリットや注意点、おすすめキャットフード」についてもご紹介しました。サバには、猫の成長に役立つ栄養素が豊富に含まれていることがわかりました。しかし、生で与えてしまうと寄生虫感染などの危険性もあるため、与えるときの注意点をしっかり踏まえて与えるようにしましょう。