猫が暖かい場所を好む理由を解説！おすすめのペット用の暖房器具4選

猫の先祖は、北アフリカの砂漠地帯で生活していたと言われています。そのため、寒さは苦手という猫が多いようです。しかし、すべての猫ちゃんが寒がりというわけではありません。極端な環境でなければ、猫は暖房器具がなくても自分で快適な場所を見つけることが出来ます。

まずは猫の体の変化がないか、よく観察してみましょう。猫が身体を丸め、毛を逆立てて身体をふくらませて、毛布に潜り込んでいるという時は寒いと感じているサインです。
冬の室温は18～23℃くらいがちょうど良いでしょう。暖房器具の設定温度は20℃くらいがおすすめです。

ストーブやファンヒーターを使うときは、火事に注意が必要です。留守中は使用を控え、適宜電源コードを抜いておくようにしましょう。猫が電源コードをかじって感電したり、やけどをしたりしないように、安全対策はしっかりと行わなければなりません。コードはカバーで覆い、ストーブ等はサークルで囲うなどして、安全対策を行いましょう。
また、部屋が乾燥しないように気を付けてください。乾燥しすぎて猫の皮膚にトラブルが起きないように、加湿器を使って湿度が下がりすぎないように気を付けましょう。

エアコンは、安全に使用できる暖房器具です。20～22℃くらいの温度に設定すれば、猫は快適に過ごすことができるでしょう。しかし、人の場合少し肌寒く感じるでしょうから、もう少し設定温度を上げると思います。そのような場合には、猫が涼しい場所へ自分で移動できるように、ドアを半開きにするなどの工夫をしてあげましょう。

ストーブやファンヒーターは強力な暖房器具のため、手短に部屋を暖めることが可能です。猫が寒いと感じれば近づき、暑いと感じれば離れることで自分で調整できるように配置しましょう。猫がやけどをしないように、熱源の前に柵を設置するなど、しっかりと安全対策をした上で使用するようにしましょう。

猫はお腹の毛が少ないので、体をじんわり温められるホットカーペットや床暖房が好きな傾向があります。ただし、必ず猫が自分で移動できるようにしてあげましょう。また、ホットカーペットの場合は低温やけどにも注意し、長時間の使用は避けるようにしましょう。

こたつも冬の暖房器具の定番です。しかし、電源がついた状態で猫がこたつに長時間潜り込んだままだと、酸欠や脱水症状の危険があります。猫もこたつに入るようであれば、温度は低めに設定し、こたつ布団をめくって空気の出入り口を作ってあげるなどの安全対策が必要です。それほど寒くない時には、電源を切ってこたつ布団だけでも良いかもしれませんね。

猫の被毛をブラッシングすることでマッサージ効果も期待できるため、寒い季節には血行を促進させてくれるでしょう。静電気が発生する場合には、ブラッシングスプレーを利用します。お部屋の湿度調整も行うとより効果的でしょう。

飼い主さんが見守ってあげられない場合でも活用しやすいのが、湯たんぽです。湯たんぽは少しぬるいと感じるくらいが安全に使用できるでしょう。使用する湯たんぽの注意事項を守ることはもちろん、実際に湯たんぽ本体を触ってみて、ぬるい程度かどうかを確認するといいでしょう。また、湯たんぽ本体はバスタオルや布などで包んだり、カバーに入れるなどして使用しましょう。

寝床を含めたお気に入りスペースを、冷気が溜まりやすいところから離して設置してあげると良いでしょう。しかし、猫によってはお気に入りの場所に変化が起こると、ストレスを感じてしまいます。そんなときは、お気に入りのにおいが付いた毛布や飼い主さんが着なくなったセーターなどを敷き詰めて、安心できる環境を作ってあげましょう。

ペット用のこたつです。スリット窓が付いているので、確認がしやすくなっています。開けたままにも出来ます。また、噛みつきから保護する用のコードカバー付です。内部のヒーターが皮膚に直接当たらない保護カバー網付きで、温度ヒューズも2段階設定されています。

2段構造のペット用こたつです。中が2段なのでくつろげるスペースが多く、2段目に入れる窓も付いています。猫を多頭飼育しているご家庭にもおすすめです。

ペット用のホットカーペットです。設定温度に達すると自動的にスイッチがオフされます。温度が下がると自動的にスイッチが入ります。防水素材なので猫ちゃんがおしっこしても破損しません。

ペット専用の遠赤外線暖房器具です。サーモスタットによってこたつ内の温度を一定に保つことができます。ヒーターは猫の皮膚に直接当たらないような設計になっています。

猫は寒さに弱いので、冬には暖房器具を使って、猫が快適に過ごせるようにしましょう。ペット用の暖房器具、ホットカーペット、こたつなどを使うことで、猫が寝る場所を暖かく快適な空間にしてくれます。ペット用の暖房器具はたくさんの種類が販売されているので、是非参考にしてみてくださいね。