大型犬をマンションで飼うことはできる？注意点を解説

大型犬は、条件さえクリアすればマンションなどの集合住宅でも飼うことができます。
まずは、大型犬をマンションで飼う際のポイントを見てみましょう。

マンションなどの集合住宅は、ペットを飼うことができない物件もあります。
当然ながら、ペット不可のマンションでは大型犬を飼うことはできません。
たとえ小型犬であっても、ペット不可のマンションで犬を飼っていることが管理会社に知られたら、強制的に退去させられてしまう可能性もあります。
また、ペット可のマンションでも、大型犬は飼えない物件もあるはずです。
そのため、事前に大型犬を飼うことができるかどうかをきちんと確認して、大型犬を飼うことができるマンションであっても、犬を飼う上のルールも知っておきましょう。

大型犬をマンションで飼う際は、敷地内に駐車場があると便利です。
大型犬を飼う場合、車も大きめのものが必要になります。
体重が20kgを超える大型犬は、怪我や病気などで犬が動けなくなった時に、抱きかかえて動物病院に運ぶことが困難です。
敷地内に駐車場があると、大型犬をすぐに動物病院へ連れて行くことができるため、安心です。

大型犬を飼う場合は、部屋が広い物件を選ぶようにしましょう。
飼い主の留守中に過ごすケージも、大型犬であれば1平方メートル以上のスペースが必要になります。
リビングが10畳以上の広めの部屋を選ぶことが望ましいです。

大型犬は、月に1回のシャンプーをするのも大仕事です。
犬をシャンプーする時はお風呂場を利用するでしょうが、小さなお風呂場では大型犬を満足に洗うことができません。
そのため、広めのお風呂場の物件を選ぶと良いでしょう。また、散歩後に足の裏を洗うことも考慮しておくと良いでしょう。

ペット可のマンションであっても、大型犬を飼う際にはいくつかの注意点もあります。
注意点を守り、近隣住人はもちろん飼い主自身も安心して過ごせるようにしましょう。

大型犬は、きちんとしたしつけをしなければ、手に負えなくなる可能性があります。
マンションなどの集合住宅では、大型犬の鳴き声は近隣住民に迷惑をかけることがあります。
また、引っ張り癖のある犬も、注意が必要です。
エレベーター内などの狭い場所で、犬が他の人に迷惑をかけることがあります。
大型犬をマンションで飼いたい場合は、子犬のうちからドッグトレーナーに相談しながら、しつけに取り組む必要があります。

鳴き声は先述したとおりにきちんと吠え癖のしつけをしなければいけませんが、大型犬の足音にも配慮が必要です。
大型犬は、歩くだけでもドスドスと下の階の住人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
そのため、床に防音マットやカーペットを敷くなど、下の階の住人からのクレームがないようにしましょう。

大型犬は、小型犬や中型犬に比べるとおしっこやうんちの量が多いため、それ相応のにおいも発生します。
また、どの犬もそうですが、こまめなブラッシングやシャンプーをしなければ、独特のにおいがします。
大型犬のにおいについて苦情が出ることもあるため、トイレシートのこまめな交換や、定期的なブラッシングとシャンプーを欠かさず行う必要があります。

最後に、大型犬の飼育に必要なグッズをご紹介します。
これらのグッズを利用しながら、大型犬との生活をより良いものにしましょう。

大型犬を留守番させる時に、おすすめのサークルです。
大きめに作られているため、犬も窮屈さを感じにくいでしょう。
また、大型犬の子犬の運動スペースとしても最適です。

大型犬とお出かけをする際は、このクレートを用意しておくと良いでしょう。
丈夫に作られており、車での移動におすすめです。
また、プロのドッグトレーナーからも信頼を集めており、安心感のある商品といえます。

大型犬といっしょに遊ぶのにおすすめの、犬用おもちゃです。
丈夫な天然ゴム100%なので、壊れる心配も少ないでしょう。
また、内部に犬用おやつやフードを隠すことができ、留守番時の時間つぶしにも最適です。

北海道産のエゾシカの角を使用した、犬用おもちゃです。
噛み応えがあるため、犬の時間つぶしに最適でしょう。
また、たくさん噛むことによって歯と歯茎が刺激されて、デンタルケアが期待できます。

大型犬をマンションで飼うためには、必ずペット可の物件を選ぶ必要があります。
また、ペット可であっても、大型犬は飼えない場合があるため、事前に確認することが重要です。
しつけに関しても、吠え癖や噛み癖、引っ張り癖などのトレーニングを行わなければ、近隣住人に迷惑をかける可能性があります。
マンションで大型犬を飼う場合、最低限の配慮はもちろん必要ですが、できる限り注意を払って飼育しなければ、近隣住人とのトラブルに発展するかもしれません。
そのため、大型犬との生活には憧れを抱くかもしれませんが、快適な生活を送るためには事前準備が重要です。