引っ越しによる犬のストレスについて。事前準備についても解説

引っ越しは、事前準備や引っ越し当日など、いろいろと大変なものです。
生活環境が変わることで飼い主も負担がありますが、実はそれ以上に犬もストレスがかかっています。
この記事では、引っ越しをする際に犬が感じるストレスや、引っ越しの前後に準備するべきことについて解説します。 2023年03月14日作成

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引っ越しをする際に犬が感じるストレス

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まずは、引っ越しをする際に犬が感じるストレスを解説します。
引っ越しをしたばかりで飼い主も大変かもしれませんが、犬も予想以上にストレスを感じているかもしれません。

室内環境の変化

当然ながら、引っ越しをすると部屋の間取りや内装、インテリアが変わります。
飼い主もそうでしょうが、犬も住み慣れた家から離れることはとてもストレスです。
いままで寝ていたベッドやソファが変わるだけでも、犬はストレスを感じます。
また、外から聞こえる環境音にも変化があるでしょう。
静かな場所であれば鳥の鳴き声や車のエンジン音くらいは聞こえるかもしれませんが、引っ越し先ではバイクや車のクラクション、工事の音が1日中聞こえる場所かもしれません。
室内で過ごす環境の変化も、犬にとっては大きなストレスとなります。

散歩コースの変化

慣れ親しんだ散歩コースからまったく知らない場所を散歩するようになるのも、犬にとってはストレスでしょう。
特に、毎日同じ散歩コースを歩いている犬であれば、犬なりのルーティンがあったはずです。
知らない場所で知らない犬や人、においなどを感じることは犬の社会経験にはなりますが、同時にストレスにもなります。

気候の変化

暖かい気候の場所から寒い気候の場所へ引っ越すのも、犬にとってはストレスとなります。
犬にとって心地よい気温が年中続く場所であれば良いかもしれませんが、極端に暑くなったり寒くなったりする場所は、気温の変化に対応できずに体調不良を起こしてしまう原因になるでしょう。

移動時のストレス

転勤などによる引っ越しは、長距離を移動することがほとんどです。
場合によっては、半日程度の移動時間を伴うこともあるでしょう。
当然ながら、犬にとって長時間の移動は大きなストレスとなります。
飼い主も長時間の移動は疲れますが、自由にトイレに行くことができないのは、犬はストレスを感じるでしょう。

飼い主として引っ越しの前後に準備するべきこと

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犬の引っ越しによるストレスを軽減させるためには、どうすれば良いのでしょうか?
飼い主としてできる限り、引っ越しの前後に準備するべきことを行っておきましょう。

キャリーケースに慣れさせておく

犬を突然キャリーに入れて長時間の移動をするのは、犬にとって心身ともに疲れ果ててしまうため、おすすめしません。
引っ越しが決まった時点で、少しずつキャリーケースに慣れさせておきましょう。
また、犬が喜んでキャリーケースに入ってくれるように、キャリーケースに入ったらおやつを与えるなど、「キャリーケースに入ると良いことがある」と犬にわかってもらう必要があります。

動物病院に紹介状を作ってもらう

引っ越しが決まったらかかりつけの動物病院へ行き、引っ越し先の近隣の動物病院へ提出する紹介状を作ってもらうと良いでしょう。
紹介状には、摂取していたワクチンの種類や手術歴などを記載してもらうことで、引っ越し先の近隣の動物病院でもスムーズに診察を受けさせることができます。

ペットホテルを調べておく

引っ越しには、トラブルがつきものです。
特に飛行機を使用する場合は、欠航や遅れなどが起こることもあるでしょう。
万が一のために、移動先のペットホテルを探しておくのもおすすめです。
もしもどこかのタイミングでその場から動くことができなくなっても、犬をペットホテルに預けておけば安心でしょう。

引っ越し先で飼い主がリラックスする

犬は、飼い主の汗のにおいなどを敏感に感じ取っています。
そのため、飼い主も引っ越し先でストレスを感じていると、犬はいつまでも不安に感じてしまうでしょう。
犬を少しでも安心させるためには、飼い主が引っ越し先でリラックスをすることが大切です。

犬が慣れるまではケージに入れておくのもおすすめ

犬が引っ越し先の環境に慣れるまでは、広めのケージに入れておくのもおすすめです。
ケージに入れることで、犬はケージ内では安心して過ごせるでしょう。
環境に慣れてくれば、徐々にケージから外にも興味を示すようになるはずです。
ただし、当然ながら運動不足もストレスの原因となるため、毎日の散歩は欠かさずに行いましょう。

おすすめのキャリーケース4選

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引っ越しで犬を移動させるためには、適切なキャリーケースを用意する必要があります。
最後に、おすすめのキャリーケースをご紹介します。

アイリスオーヤマ エアトラベルキャリー

オーソドックスで使い勝手の良い、キャリーケースです。
引っ越し先では、犬が環境に慣れるまでのハウスとしても使用できます。
5色のカラー展開がされているため、好みに合わせて選びましょう。


アイリスオーヤマ エアトラベルキャリー

ペットキャリー 61cm 中型犬用

中型犬におすすめの、少し大きめサイズのキャリーケースです。
通気性が良く、飛行機などにも乗せることができます。
ロック部分は可愛らしい足型のデザインで、飼い主としての楽しい気分で移動できるでしょう。


ペットキャリー 61cm 中型犬用

アイリスオーヤマ 折りたたみソフトキャリー

近隣への引っ越しであれば、このキャリーケースがおすすめです。
肩にかけて持ち運ぶことができるため、1~2時間の移動であれば犬のストレスもかかりにくいでしょう。
ただし、安定性や強度には不安があるため、飛行機で使用することはできません。


アイリスオーヤマ 折りたたみソフトキャリー

ペットメイト ウルトラバリケンネル

引っ越しに関係なく、長い間キャリーケースを使用したい人には、この商品がおすすめです。
プロのドッグトレーナーやブリーダーも使用しているキャリーケースで、丈夫で安定感があるのが特徴です。
何を買えば良いのか困っている人は、このキャリーケースを選んでおけば間違いないでしょう。


ペットメイト ウルトラバリケンネル

引っ越しによる犬のストレスケアをしよう

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引っ越しは、人間も大変ですがそれ以上に犬に負担がかかります。
人間は引っ越しの理由がわかっているので良いですが、犬からすると突然生活環境が変わるため、大きなストレスになるでしょう。
引っ越し先で犬がストレスを抱えすぎないように、しっかりと事前準備やアフターフォローをすることが大切です。

参考サイト
PET-KAN(参照日:2023-01-18)
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/583876/

キラキラハイム(参照日:2023-01-18)
https://item.rakuten.co.jp/kirara2/10121690/

快適ペットライフ(参照日:2023-01-18)
https://item.rakuten.co.jp/petworldone/531367/

TOM CAT(参照日:2023-01-18)
https://item.rakuten.co.jp/tomcat/pm808220/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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