犬が床をなめるのはなぜ?理由や対処法をご紹介

犬が床をなめている姿を見たことはありませんか。声をかけると一時的にやめても、また再度なめ始めてしまうと心配ですよね。ここでは、犬が床をなめる理由や対処法などをご紹介します。 2022年01月06日作成

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犬が床をなめる理由とは?

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犬が一心不乱に床をなめている時はありませんか?犬が床をしきりになめている姿を見ると不安になりますよね。
ここでは、犬が床をなめる理由についてご紹介します。

床に何かが落ちている

床に何か落ちていることが考えられます。家族の食事後、特にお子様がいるご家庭では食べこぼしなども多くなるでしょう。床にごはんのニオイがするため、犬はその場所が気になってなめている可能性があります。
これは特にごはんが好きな犬によく見られる行動です。床をきれいに掃除しなければいつまでもなめていることもあります。

食べこぼしなどにより床をなめている場合は、すぐにやめさせる必要があります。玉ねぎやチョコレート、ぶどうなどは犬が食べると命に関わる症状がみられる場合もあり、大変危険です。そのため、食事中もしくは食後は食べこぼしがないかしっかり確認し、掃除をすることをおすすめします。

犬が食べられる食材であっても、アレルギー症状がみられる可能性もあります。基本的に人間の食べ物は与えないようにしましょう。

退屈している

犬はなにもすることがなくなると暇つぶしのため床をなめます。暇なだけなので、飼い主と一緒に遊ぶことがあればすぐにやめてくれます。
犬が退屈そうにしていると感じた時には、できるだけ遊んであげることをおすすめします。

ストレスや不安な気持ちになっている

精神的な不安から床をなめる時は、声をかけてもしばらくすると再びなめ始めることがあります。ストレスや不安な気持ちの原因を突き止め、取り除いてあげる必要があるでしょう。
ストレスは溜まってしまうと床だけでなく、自身の手や体をなめてしまい脱毛することもあります。犬の運動量は足りているか、リラックスできているかなど、日常生活の環境を見つめ直してあげましょう。

お腹が減っている

単純にお腹が減っていることも考えられます。ごはんの間隔は開きすぎていないか確かめ、必要に応じて1日3回にしてあげるのもおすすめです。
お腹が減っているからといってむやみにおやつを与えてしまうと、肥満になりやすくなるため注意しましょう。

犬が床をなめている時の対処法とは?

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犬が床をなめている時、飼い主はどのような対処をすればいいのでしょうか。

床の掃除を行う

犬が床をなめている時は、床掃除を行いましょう。床になにか落ちていないか確認しましょう。ごはん以外の物を口にしている可能性もありますので、床掃除とともにゴミが落ちていないかも確認しましょう。

床掃除をするだけでは、根本的解決法にはなりませんが、犬がなめても問題ないよう清潔を保つようにしましょう。
フローリングは掃除機をかけて、その後水拭きと乾拭きをしましょう。カーペットの場合は掃除機を何度もかけてください。カーペットはダニやノミが繁殖しやすいため、日頃からこまめに掃除機をかけるようにしましょう。

一緒に遊んであげる

退屈な気持ちやストレス、不安な気持ちから床をなめてしまう時には一緒に遊んであげることが効果的です。一緒に遊ぶことで犬のストレス発散になります。

一緒に遊んであげる時間がない時には、一人でも遊ぶことができるおもちゃを用意してあげましょう。中におやつを入れて転がして遊ぶおもちゃなどは犬が夢中になって遊ぶことができるので、お留守番など退屈な時間を過ごさなければいけない時におすすめです。

床をなめるのを根本的にやめさせるには?

犬が床をなめるのを一時的にやめさせることができても、また落ち着いた時になめ始めてしまっては意味がありません。
ここでは、犬が床をなめるのをやめさせる方法についてご紹介します。

しつけ用スプレーなどを利用する

犬に無害の苦味成分を使用したしつけ用のスプレーが販売されています。床掃除をしたあとに、しつけ用スプレーをふきかけましょう。しつけ用スプレーは天然素材の成分で作られたものを使用することをおすすめします。犬が特になめやすい場所にふきかけるといいかもしれませんね。

運動する時間を増やす

犬が床をなめさせることをやめさせるためには、運動する時間を増やす方法があります。
犬によって1日の運動量は異なります。小型犬は30分〜1時間半、中型犬は1時間〜2時間、大型犬は1時間30分〜3時間程度、犬の体調に合わせて運動してあげましょう。

愛犬の運動量はどれくらいか見直し、まだ散歩や一緒に遊べるようであれば時間を少し増やし調節してあげましょう。
運動不足は肥満だけでなく、免疫力や体力の低下、問題行動などがみられる可能性があります。しっかり運動不足を解消させてあげましょう。

ごはんの時間を見直す

ごはんの時間を見直してみましょう。朝早くにごはんを与えるのであれば、次のごはんは少し早めに与え、ごはんとごはんの間隔を調節してあげましょう。
胃液を吐いてしまうなどの症状がみられる時は、少量の食事を1日3〜4回などにし、ごはんの回数を増やしてあげるといいかもしれません。

床をなめている時は興味をそらしてあげよう

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ここでは、犬が床をなめる理由や対処法などをご紹介しました。
犬が床をなめる理由は床になにか落ちている時やお腹が減った時、退屈している時、ストレスを感じている時などさまざまです。しきりになめているようであれば、飼い主がうまく犬の気をそらしてあげるようにしましょう。

また、今までの生活スタイルを見直しも必要です。ごはんの間隔はあきすぎていないか、運動時間は足りているか、ストレスを感じるようなことがないかなど調べてみましょう。
犬がなぜ床をなめるのかわかれば対策も考えやすくなります。原因がわからない場合は、動物病院を受診したり、床にしつけ用のスプレーを使用するなど、色々試してみましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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