猫よけのペットボトルの効果は?
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効果はない
猫よけに効果があるとされる水入りペットボトルですが、その情報は何十年も前に広まった噂であり、実際あまり効果は期待できないようです。置き始めは水のゆらめきや太陽光の反射により猫が怪しんで避けることもありますが、慣れてしまえば何の意味もありません。
まれに、水入りペットボトルが太陽光を反射し、近くにある可燃物に火をつけてしまう現象も起こるようです。猫よけのためにペットボトルを利用する方法は避けた方がいいかもしれませんね。
野良猫を近寄らせないための方法とは?
では、猫を近寄らせないためにはどんな方法をとればいいのでしょうか。ここでは、猫よけの方法についてご紹介します。
猫が好まない環境を作る
野良猫は静かで、柔らかい土、草などの過ごしやすい環境を好みます。そのため、地面に石を敷き詰める、猫が好まない香りを振りまくなどする以外にも、猫よけ用のグッズを利用することを検討しましょう。
猫が侵入する経路を特定し、その場所から侵入することができなくするように対策することも必要になります。塀から登っているようであれば塀の上に猫よけグッズを設置し、穴が開いているようであれば塞ぐなどして、猫の侵入経路を少なくしましょう。
猫よけグッズを利用する
猫よけグッズには、トゲトゲしているネット、猫が侵入した時にスプレーを吹きかけるなどのグッズがあります。猫よけグッズはホームセンターやネットショッピングなどで購入することができます。種類も豊富なので、用途に応じて購入を検討しましょう。
猫よけのメリットとは?
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野良猫は昔に比べて数が減っていますが、それでもまだ自由に生活している猫もいます。外で生活している猫は縄張りを自由に動き回るため、私有地でも構わず侵入し、排泄をしたり花壇にいたずらをしてしまう可能性も考えられます。猫よけ対策をすることで生まれるメリットもあります。ここでは、猫よけ対策によるメリットについてご紹介します。
自宅の庭などを荒らされる心配がなくなる
野良猫が侵入しても、くつろぐだけであればあまり問題ないかもしれません。しかし、中には自宅の庭が荒らされたり、糞や尿などの排泄物で汚される可能性があります。
庭をしっかりと管理していても、猫が勝手に侵入し汚されることがほとんどです。猫よけをすることにより、自宅の庭を清潔に保つことができます。
自宅で繁殖するのを防ぐことができる
自宅の敷地内での野良猫の繁殖を防ぐことができるようになります。野良猫は静かで安心して休むことができる場所を好みます。自宅の敷地内に野良猫がよく行き来しているということはその場所を猫が好んでいると考えられます。その猫が繁殖時期に家の敷地内に侵入し、出産する可能性があります。
繁殖以外にも、野良猫が生活することで排泄物や食事などで汚される可能性も高くなります。
飼い猫と野良猫の一触即発を防ぐ
飼っている猫と野良猫が喧嘩してしまうことも考えられます。窓越しに威嚇し合い、何かの拍子に窓が開いてしまい、飼っていた愛猫が逃げてしまうなんてこともあるそうです。
猫同士の余計な争いを避けるためにも、野良猫が近所をうろついているようであれば、自宅の敷地に近づけないよう対策をとってあげる必要があるかもしれません。
そうすることで、飼い猫もストレスなく安心して過ごせるようになるでしょう。
猫よけの方法をご紹介
猫よけのためにペットボトルを設置するよりも、猫よけグッズを活用する方が効果が確実に現れます。猫よけグッズにはたくさんの種類がありますので、どれを購入すればいいのかわからなくなりますよね。ここでは、猫よけの方法とグッズをご紹介します。
超音波型猫よけグッズ
猫よけのグッズには超音波を出すことで猫を避けるグッズがあります。電池式のものやソーラーパネルが付いているものが多く、外でも活用することができます。
超音波式の猫よけでは猫やほかの鳥獣たちが嫌がる周波数の超音波を出すことで猫を避けてくれるので、猫を傷つけることがありません。ほかにも点滅式のLEDライトで猫が警戒し近寄らなくなります。
複数設置することで庭全体をしっかりと守ってくれます。物によっては地面に設置するもの、壁にかけるものがあり、用途に合わせて検討するといいかもしれません。
商品によっては猫だけでなく、他の動物に利用するものもありますので、購入時には商品説明を確認し、しっかり調べてから検討しましょう。
猫よけシート
猫を近寄らせないためのシートというものがあります。猫を寄らせたくない場所にシートを引くだけでいいので設置が簡単です。
シートの表面には棘がたくさんついているので猫が歩くことができません。さらに、シートはハサミを利用することで簡単に形を変えることができるので、どんな場所にもピッタリと設置することができます。
大事なものの周りに設置することもできますが、庭全体や塀の上、車の上、プランター内に設置することも可能です。用途に合わせて利用することができます。
猫よけの薬品
猫が苦手なニオイの液剤を利用する方法もあります。庭や猫にいたずらされたくない場所にまくだけなので、簡単です。天然成分から作られているものが多いですが、購入時には動物にどんな影響があるのか調べてから購入しましょう。
商品によっては中の液剤ではないタイプのものや、中身に触れることが出来ないよう工夫されているものもあります。小さなお子様がいるご家庭では庭で遊ぶこともあるでしょうから、より安全性の高いものを選ぶことをおすすめします。
自動スプレータイプ
動きに反応するセンサー付きのスプレーグッズもあります。猫が近寄った時に強力なスプレーを自動で噴射します。
赤外線センサーにより24時間利用することがあり、猫にいたずらされたくない場所に設置しましょう。庭作業する時には電源をオフしておけば、かかる心配もありません。
猫にも人にも優しい方法で
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ここでは、猫よけのために置かれるペットボトルの効果についてご紹介しました。ペットボトルは置くだけでは、あまり効果がありません。警戒心の強い野良猫の場合は効果があるかもしれませんが、慣れてしまえばその後は効果が期待できないでしょう。
そのため、野良猫を近寄らせないためには、猫よけグッズを活用することをおすすめします。できるだけ猫にも人にも安全な方法を選んであげましょう。
リコメン堂インテリア館 (参照日:2021-01-21)
https://item.rakuten.co.jp/rcmdin/oo-3090248/
メーカー直販 第一ビニール(株) (参照日:2021-01-21)
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美と健康・くすり 神戸免疫研究所 (参照日:2021-01-21)
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著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。