猫用ケージは成猫になっても必要なの?
出典:https://www.shutterstock.com
猫用ケージは、子猫のうちだけ必要だと思っている飼い主さんが非常に多いようです。しかし、実は成猫になってもケージを置いておいた方が良い場面もあります。毎日欠かさず使うものではないとしても、猫の安全や安心を確保する手段としてあった方が良いとされています。
どんな時にケージは役立つ?
成猫になっても、ケージは様々な場面で役立ちます。例えば、日中誰もいない時に猫の安全を確保するために有効です。その他にも、環境の変化にストレスを感じやすい猫にとっては、来客時に隠れられる場所であったり、安心できる場所であったりします。
その他には、窓を開けて掃除する際の脱出防止、夜中に走り回って困る時、多頭飼育で他の猫と隔離しなければならない時などにも使えます。
もちろん、四六時中ケージの中で過ごさせるのはストレスになり、運動不足も招きますが、こうした必要に応じて使うことができると猫にとっても、また飼い主にとってもメリットがたくさんあるのです。
成猫に適したケージの大きさ
成猫の場合、運動できる高さがあるものがおすすめです。段のないものよりも、二段あるいは三段のものの方が良いでしょう。高さとしては、120cm以上が望ましいという意見が多いです。
数段に分かれていれば、スリムタイプで広さが十分になくても、トイレとくつろげる場所を分けて快適に過ごすことができます。あとは、水や食事の入った器も置くことも考え、トイレだけでいっぱいにならない程のゆとりのあるサイズが良いです。
子猫やシニア猫のケージは
あらかじめ成長することを考えて、子猫のうちから成猫用としても使える大きなケージを購入するのは、あまりおすすめできません。子猫は、ケージの中に設けられたステップを上ったり降りたりすることが難しいこともあるため、ケガの防止のためには一段のものが最適です。シニア猫の場合も同様で、足腰や体力が弱ってきたら一段のケージに戻しましょう。
成猫用のケージを選ぶ際のポイント
出典:https://www.shutterstock.com
住空間を圧迫しない程度で快適に過ごせるものを
さきほど、ケージの大きさについて触れましたが、大きなケージを購入しても置くスペースがないと意味がありません。ケージは、思ったよりも大きいと感じる方が多いですから、スペースギリギリに置くのではなく少しゆとりを残せる程度のものの方が、空間を圧迫せずにすみます。スリムタイプのものも多数販売されていますので、飼い主さんと猫の両方が快適に過ごせる大きさのものを見つけてみましょう。
扉がきちんとロックできるもの
お留守番時や玄関・窓を開けた時の脱走防止でケージを使うのであれば、安全対策は必須です。扉が簡単に開いてしまったり、無理矢理にでも脱出できるようなものだったりすると、そもそもの目的が果たせません。
扉が大きく開くもの
ケージそのものの大きさも大事ですが、意外と扉の大きさが使い勝手を左右します。トイレを掃除する時などは、扉が大きく開くものの方が圧倒的に楽です。
キャスター付き
猫の抜け毛はあっという間に床にたまります。キャスター付きのケージなら、簡単に動かせて掃除も楽チン。力がなくても一人で動かすことができます。
コンパクトな猫のケージおすすめ4選
それでは、多くの飼い主さんに選ばれている人気のケージを見てみましょう。今回は、コンパクトタイプに絞ってご紹介します。
ハピネコ キャットケージ3段
2匹の猫が同時に使用できるキャットケージです。高さ167cm、三段で構成されていますが、同じシリーズに二段のものもあります。3つのステップにはそれぞれ麻でできた布がついており、ガリガリと爪をとぐことも可能。ステップの他に、ハンモックとひっかけるタイプの水飲み容器が付属しています。
広さは十分にあり、トイレとご飯の入ったお皿を置いても十分なゆとりがあります。正面だけでなく、側面や天井面の扉も開くため、おもちゃの出し入れや掃除がしやすく便利です。
アイリスオーヤマ ミニキャットケージ2段
高さ115cm、コンパクトながらハンモックまでつけられる多機能ぶりが魅力です。天井にも扉がついているため、お世話しやすいのが特徴。ロック可能なキャスター、猫が開けにくいタイプのドアロックなど、安全面でも充実しています。床面積がさほど広くないため、ワンルームでも置きやすいサイズで人気も高いです。
アイリスオーヤマ インテリアキャットケージ
シンプルな二段のキャットケージです。奥行きが狭めなので圧迫感がなく、インテリアとしても馴染みやすいのが魅力。落ち着きのあるブラウンと、ナチュラルテイストに合うホワイトの2色から選べます。棚板が1枚、さらにハンモックも置くことができ、猫にとっての快適な空間は確保できそうです。
ハピネコ キャットケージ コンパクト3段
コンパクトなスリムタイプの3段キャットケージです。
トレーは取り外し可能なので砂の掃除が楽で、さらに丸洗い可能なので清潔に保つことができます。また、扉はロックでき、下段はワイドな広い入口なのでトイレの出し入れも簡単です。キャスター付きで移動もできるのでコンパクトな分模様替えにも適しています。
猫の安全を守るためにケージを上手に活用しよう
今回は、成猫でもケージを使った方が良いのか、またケージを選ぶ際のポイントと、コンパクトなケージをいくつかご紹介しました。ケージは場所をとるからと嫌がる飼い主さんも多いですが、コンパクトでも快適に過ごせるケージは多数販売されています。
ケージを選ぶ時は、成長段階に合わせ、安全面でも納得のいくものを選びましょう。多頭飼い家庭では、猫同士が窮屈な思いをせずそれぞれくつろげるサイズのものをおすすめします。
猫の安全を守り、飼い主さんと良い関係を築くためにも、ケージは必要です。必要な時にすぐ使えるよう、住空間を圧迫しないようなコンパクトサイズのケージを置いてみませんか?きっと、外出中やお掃除中の心配が少なくなりますよ。
タンスのゲン Design the Future(参照日2020-8-25)
https://item.rakuten.co.jp/tansu/24610051a/
キャットランド(参照日2020-8-25)
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/227937/
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/226119/
タンスのゲン Design the Future(参照日2024-7-31)
https://item.rakuten.co.jp/tansu/52800005/
著者情報
こば
小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。