ドライフードの保存方法
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ドライフードは乾燥しているため鮮度が落ちにくいと感じるかもしれませんが、きちんとした保存をしないと鮮度を保つことはできません。
まずは、「カリカリ」とも呼ばれるドライフードの保存方法についてご紹介します。
高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所に保存する
まずは、高温多湿の場所を避けて保存することが大切です。
キッチンまわりや洗面所は、特に湿度が高いため避けたほうが良いでしょう。
また、直射日光に当たるとキャットフードが酸化しやすくなります。
そのため、食器棚や床下などの直射日光の当たらない場所に保存することがおすすめです。
また、暑い時期は部屋中の湿度が高くなる傾向にあります。
そんなときには除湿器やエアコンのドライ機能を使用し、なるべく室内の温度・湿度が上がらないようにしましょう。
冷蔵庫での保存はNG
キャットフードを冷蔵庫で保存するのは、おすすめできません。
なぜなら、冷蔵庫は開け閉めをする機会が多いため庫内の温度の変化がしやすく、結露になりやすいからです。
結露はキャットフードのカビの原因にもなりますので、冷蔵庫で保存するのは避けましょう。
なるべく空気に触れないように保存する
キャットフードを開封した後は、なるべく空気に触れないように保存しましょう。
空気に触れると、酸化が早くなってしまいます。
タッパーや小分け袋などに入れ、中の空気を抜いて保存することをおすすめします。
同時に乾燥剤などを入れておくことで、酸化を遅らせることができるでしょう。
冷凍保存も可能
ドライフードの賞味期限は、開封してから1ヶ月以内が目安です。
そのため、もし開封して食べ切れないようであれば冷凍してしまいましょう。
小分けにして冷凍し、食べる前日に冷蔵庫で解凍をすると、鮮度を落とさずに食べることができるはずです。
ウェットフードの保存方法
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次に、ウェットフードの保存方法についてご説明します。
ウェットフードはドライフードに比べて水分量が多く鮮度が落ちやすいので、注意してください。
高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所に保存する
ウェットフードもドライフードと同様、高温多湿の場所での保存はNGです。
また、直射日光に当たる場所での保存もしてはいけません。
ウェットフードは缶に入っていることが多いため、ドライフードよりも開封前であれば酸化するのが遅いですが、やはり温度や湿度の低い場所での保存をおすすめします。
開封後はすぐに食べ切る
ウェットフードはドライフードに比べて水分量が多いため、開封してから長期間保存することはできません。
もし食べ切れない量であったとしても、冷蔵庫で保存し翌日には食べ切ってしまわなければ腐ってしまうでしょう。
そのため、猫にウェットフードを与える場合はなるべくその日のうちに食べ切ってしまうことをおすすめします。
逆にいえば、鮮度が良い状態で猫に与えることができるのが、ウェットフードの最大のメリットであるといえるでしょう。
数日であれば冷凍保存も可能
ウェットフードは、やむを得ない場合であれば冷凍保存も可能です。
ただし、冷凍保存をしても日持ちすることはありません。
冷凍してから2~3日以内には、食べ切ってしまいましょう。
また、解凍する際は電子レンジなどを使用せずに、冷蔵庫で自然解凍をします。
電子レンジだとキャットフードの風味が落ちてしまうため、猫の食いつきが悪くなってしまうでしょう。
キャットフードの保存におすすめの商品4選
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最後に、キャットフードの保存におすすめの商品をご紹介します。
暑い時期は特に湿度が高くなるため、これらの商品の使用をすると良いでしょう。
キャットフードの保存におすすめの商品(1)真空ストッカー エアレス
キャットフードは真空保存をすることで、鮮度を保ちやすくなります。
この商品は専用の袋にキャットフードを入れて、30~40秒ほどで真空状態にすることができるため、開封後すぐの鮮度で長期間の保存をすることができるでしょう。
ウェットフードであっても専用タッパーを使用し真空状態にすることで、ある程度の鮮度を保つことが可能です。
猫用のおやつも、袋のまま真空状態にすることができます。
キャットフードの保存におすすめの商品(2)密閉フードストッカー
ドライフード3kg分を保存できる、容器タイプの商品です。
密閉性が高く除湿剤も付いているため、ドライフードの鮮度の低下を抑えることができるでしょう。
スコップも付いているため、衛生的にキャットフードを与えることができます。
キャットフードの保存におすすめの商品(3)真空容器&密閉ペットフードストッカー
ビンの蓋を閉める感覚で、簡単に真空保存をすることができる商品です。
また、UVカット機能も付いているため、ドライフードを開封してすぐの鮮度を保つことができるでしょう。
フタ部分は分解することができるので、常に清潔な容器にキャットフードを保存することが可能です。
キャットフードの保存におすすめの商品(4)アルミ保存袋 ドライキープ
この商品自体に乾燥剤の機能があるため、乾燥剤を用意する必要がありません。
乾燥剤を使用しないことで、子どもや猫の誤飲を防ぐことができるでしょう。
また、小分けの袋になっているので、毎食分のキャットフードを分けて保存することが可能です。
正しい保存方法でキャットフードを美味しく保ちましょう
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キャットフードの鮮度が落ちると、猫の食いつきが悪くなるのはもちろん、健康上にも良くありません。
特に鮮度の落ちやすいウェットフードは、保存方法を間違うと食中毒などの可能性も考えられます。
なるべく鮮度が高い状態で猫に食べさせてあげることができるように、私たち飼い主の意識から変えていかなければなりません。
今回ご紹介した商品を使用することで、キャットフードを美味しく保つことができるでしょう。
ASHU(参照日:2020-08-04)
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Pet館(参照日:2020-08-04)
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ANKOMNショップ(参照日:2020-08-04)
https://item.rakuten.co.jp/ankomn/10000112/
Happinica
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。