犬にとってのおやつの存在
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犬は食事以外の間食として「おやつ」をとても喜ぶものです。しつけの一環としても、飼い主さんとのコミュニケーションの場面でも、おやつは役立ちます。そこで飼い主さん手作りのおやつを与えるというのは、いかがでしょうか?愛情をこめて手作りすることで、より一層の絆を感じることができるのではないでしょうか?
但し、栄養面で普段の食事で十分な脂質などを取っている場合には、体重をオーバーしてしまうなど、手作りおやつがデメリットになる部分もあります。そこで、日々の食事の邪魔にならない程度のおやつを手作りすることをお勧めします。1日の中で飼い主さん手作りのおやつを食べる時は、お互いに至福の時間になること間違いなしです。
一応カロリー計算を!
愛犬の食事のバランスは普段からすべて手作りでと言う人にとってはその10%以内がおやつの配分であることは御存じだと思います。それ以上のカロリーが増えてしまうと、肥満の元になってしまうからです。逆に普段からフードを与えている人の場合には、おやつの配分が難しくなることも多々あります。これが手作りおやつのデメリットとして挙げられます。
その際には、ほんの少量だけを与えるなどして手元で調整をするようにしてください。可愛くおねだりをされてしまうと、ついつい与えすぎてしまうのが、おやつです。手作りおやつの場合も市販のおやつの同じように、ある程度、節制をしながら与えるようにすることが肝心です。
犬のおやつを手作りするときの注意点
犬の手作りおやつで大事なことは次のようなことが挙げられます。まずはきちんと守って手作りをしてあげてください。
①カロリーを考えたうえで作る
②アレルギーの可能性がある食材は避ける
③硬すぎるおやつは避ける
ということです。まずは上記3点に気を配りながら作ることが肝心です。犬の年齢別におやつを作るというのは、なかなか難しいので子犬でも食べられるものを作れば、多頭飼いの家庭でもみんなで楽しめるようになるのです。
化学物質の入っていないものを使う意味
最近はアレルギー体質の犬が増えてきていると言われています。市販のおやつの中には、無添加のものばかりと言うわけにはいきません。美味しそうに見えるおやつの中には、多く摂取をしない方が良いものも、残念ながら稀に含まれているものです。
それよりも、飼い主さんがきちんと食材を選んで丁寧に作ることで化学物質をカットできます。その日のうちに食べさせて適切に保存をすることで、余計な保存料も必要ありません。犬が喜んで食べてくれている手作りおやつでも、下痢をしたり皮膚に赤みが出てしまうときには中断をしてください。
最初の第一歩・手作りおやつ
「ささみジャーキー」をご紹介します。材料はササミだけで作れますので最初の手作りおやつとしては最適です。ささみを開いてオーブンで焼くというだけの工程で作ることができる簡単おやつです。
①ささみを観音開きにする
②170度程度に温めておいたオーブンに入れる
③30分程度焼き上げて乾燥させると出来上がり
これだけで美味しいささみのおやつが出来上がります。焼きが強いと、カリッと固くなり、歯ごたえの良いものが好きな犬には喜ばれます。逆に、柔らかいおやつを好むタイプの子には歯が立たないという場面もあります。くれぐれも手作りおやつの固さには注意をしましょう。
ささみのおやつにも色々ある
固めのササミジャーキーが好きなタイプの犬には、焼き上げる形で作れば良いでしょう。あまり固いものが好きではないというタイプの犬や子犬には、柔らかく茹でて与えるという方法が安全です。
同じ素材を使ったおやつ作りでも、調理方法を少しアレンジするだけでかなり食感が変わるものです。手作りおやつの醍醐味は、愛犬にぴったりのおやつに仕上げてあげられることです。
手作りボーロはいかがでしょうか?
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飼い主さんの間で、一番安全なおやつとして「ボーロ」を挙げる人が多いのも頷けます。それでも、中に入れるものによってボーロの味は微妙に変わります。出来ればどの犬でも好むようなスタンダードなボーロを作るのどうでしょうか?
材料はシンプルなものです。
・片栗粉 50グラム
・卵 1個
・ヤギミルクパウダー 少々
これだけの材料でシンプルに焼き上げてください。すべての材料を混ぜ合わせて、170度に予熱したオーブンで10分程度焼き上げるだけで完成します。焼き加減は時間を多くしてしまうと、固めに仕上がってしまいますので、注意をしておいてください。
ボーロにアレンジを加えてオリジナルボーロを
野菜パウダーや乾燥したものを少量加えて、基本のボーロ材料に加えて焼き上げるだけで、うちの子だけのボーロが出来上がります。いろんなアレンジは利きますので、愛犬の好みで材料を少しずつ変えていろんなボーロを作ってみてください。
ボーロというのは、優しい味のものが美味しさの秘訣です。大きさも犬種によっては十分に配慮してあげるだけで、安心して与えられますよね。
また、手作りボーロの中にカルシウム粉やコンドロイチンを配合してみるのも有りでしょう。少量であっても、続けて食べることで効果が期待できるものです。このようにサプリメントとして飲んでいるものがあれば、手作りおやつの中に入れてみるのも一つの提案です。
味に影響がないものであれば喜んで食べてくれるはずです。食べながらサプリ効果も得られるというのは、一石二鳥ですよね。ぜひ試してみてください。
手作りおやつにはアレルギー食材に要注意
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普段から何もアレルギーがないというタイプの犬には手作りおやつはチャレンジしてあげてください。但し、皮膚がすぐに赤くなるような体質を持っている場合には、注意が必要です。
鶏肉などにもアレルギーを持っている場合も多いので未確認の場合には、検査を経て大丈夫ということがわかってから手作りおやつを与えるようにしてくださいね。
帝塚山バンドカム(参照日:2020-05-15)
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著者情報
ぷりかれまま
先住犬から数えて13年の間、小さな家族と共に歩んできました。
これまでの経験で得たことやワンちゃんへの愛情をそのまま皆様のお役に立てる情報として発信していきます。