ハムスターのおすすめトイレ砂6選｜選び方も徹底解説！

ハムスターには、自分で決めた場所に尿を排泄する習性があります。そのため、ハムスターが決めた場所にトイレを置いておくことで、ケージ内の掃除が楽になり、清潔を保ちやすくなるでしょう。

トイレの中に専用のトイレ砂を使うことがおすすめです。入れておけばニオイも抑えられ、汚れた部分を取り換えるだけで簡単に後処理ができるので、トイレ砂は必ず用意するようにしてください。ハムスターの尿がプラスチックに付着すると石灰化して取れなくなるため、トイレ砂はトイレの底が見えなくなるまで入れておくことをおすすめします。

なお、ハムスターはとてもキレイ好きなので、汚れた砂が残ったトイレは嫌がって入りません。なかには、そのストレスで体調を崩したり、ケージのいたるところに排泄してしまうこともあるほど、ハムスターにとってトイレは重要な場所なのです。ハムスターがいつでも気持ちよくトイレを使うことができるように、トイレ砂は常に清潔なものを入れておくようにしましょう。

ハムスターのトイレ砂には大きく分けて3つの種類があり、それぞれ特徴も大きく異なります。それぞれについて、こちらで特徴を解説いたします！


・鉱物系（砂タイプ）
自然界の砂にもっとも近いタイプで、ハムスターが好みやすいトイレ砂です。材料は主にゼオライトという鉱物で、脱臭作用に優れているのが特徴。ベントナイトという粘土質の鉱物が配合されているトイレ砂では、ハムスターが排泄した部分が固まるので、掃除がしやすいというメリットがあります。ただし、鉱物系の砂はトイレに流すことができないこと、ハムスターが誤って食べてしまうと腸閉塞を起こす可能性があるので、注意が必要です。

・植物系（木材・食物タイプ）
ヒノキなどの木材やトウモロコシの穂軸などが原料のトイレ砂です。鉱物系ほどではありませんが、植物系のトイレ砂も吸水性が高く、尿のアンモニア臭を抑える作用があります。天然素材なのでハムスターが食べてしまっても消化管につまる心配がなく、ゴミに出す時も軽くて扱いやすいのが特徴です。

・紙系（ペーパータイプ）
紙を固めて作られたトイレ砂で、尿の色や量を確認するのに役立ちます。基本的にトイレに流せるタイプの商品が多いので、後処理がしやすいという点も大きなメリットといえるでしょう。また、ペーパータイプのトイレ砂は、鉱物系や植物系に比べてほこりが立ちにくいという特徴もあります。消臭効果は高くありませんが、使い勝手の良いトイレ砂です。


それぞれにメリットがあり、使い勝手も異なります。飼い主さんのライフスタイルやハムスターの癖を考えて選んでみてください。ハムスターによっては好みが分かれることがありますので、いろいろ試してみるのもいいかもしれませんね。

ハムスターのトイレ砂を選ぶ時は、ハムスターへの安全性や消臭効果をはじめ、アレルギーの有無や掃除のしやすさなども考慮する必要があります。

どのようなトイレ砂が適しているかはハムスターによってそれぞれ違うので、普段からよく様子を観察しておきましょう。ここでは、ハムスターにおすすめのトイレ砂を6つご紹介します。

ベントナイト配合、ハムスター向けの鉱物系トイレ砂で、尿を吸収すると固まります。こちらの商品は固まるタイプのトイレ砂のなかでも特に固まり方がしっかりしており、毎日の掃除がしやすいのが特徴。

グレーの砂粒は高温加熱殺菌処理がされており、排泄物の嫌なニオイを抑えてくれますよ。ピンク・青・緑の粒にも抗菌＆消臭作用があるので、ニオイに敏感なハムスターには特におすすめ。崩れにくい粒でほこりが立ちにくく、トイレ後に砂をかいても粉っぽくなりにくいです。

広葉樹を原料にしているため、針葉樹にアレルギーのあるハムスターにも使用できるトハムスター向けのイレ砂です。ハムスターのなかには、杉や松などの針葉樹を使ったトイレ砂や床材を吸い込むと鼻水が出たり、くしゃみなどの症状が現れる個体がまれにいます。対して、ポプラやユーカリなどの広葉樹は、針葉樹に比べてアレルギー反応が起こりにくいというメリットがあるのです。

天然素材の抗菌・消臭作用でほこりも立ちにくく、さらに固まった部分は燃えるゴミに出せるため、トイレ掃除も簡単に行えます。

おがくずの粉末や天然ヒノキによる植物性とベントナイトを配合した、ハムスターをはじめとする小動物用のトイレ砂です。

おがくずの粉末が主な原料なので、燃えるゴミとしてはもちろん、配合されたベントナイトが濡れた部分を固めてくれるので、水洗トイレにも流せておすすめです。

散らばりにくい性質のため、お掃除も簡単にできるのが嬉しいですね。ヒノキによる天然の抗菌・消臭作用で、気になるアンモニア臭もシャットアウトできるので、ニオイが室内に残りにくいのもポイントです。

高純度パルプと再生紙を使って作られた、ハムスター向けの紙製のトイレ砂です。粒が白いので、尿の色を確認したい時には特に便利なトイレ砂といえるでしょう。

その他、原料には笹の一種であるくまざさの繊維を配合。くまざさは天然の抗菌作用を持っており、雑菌の繁殖を抑えてくれるといわれています。

なお、ベントナイトは入っていないので、ハムスターが尿をしても固まりません。紙製なのでトイレに捨てることもできますし、軽くて持ち運びしやすいのも便利でおすすめです。

水分の吸水性をはじめ、消臭の面でも優れた作用を発揮してくれる、鉱物系のハムスター向けトイレ砂です。配合されている硬質ゼオライトにはニオイを吸着して消臭し、ベントナイトのヌルつき感を軽減する働きがあります。硬質ゼオライトは乾燥材や調湿剤としても広く活用されている物質で、トイレ砂の原料としても知られています。

また、この商品の主成分であるベントナイトには、濡れた部分が素早く固まって掃除がしやすいという特徴があります。ただし、鉱物系はトイレに流すことはできないので、掃除の際は注意してくださいね。

ゼオライトと木の粉で作られた、鉱物系のハムスター用トイレ砂です。

ゼオライトは整腸作用を促進させるとして畜産動物などの環境改善にも使用されているので、万が一にハムスターが口にしても安全です。砂浴び用の砂にくらべて粒が大きく丸いので、ハムスターがトイレを砂浴び場と間違えて砂を散らかしたりする心配も少ないでしょう。ゼオライトと木の粉には消臭効果があり、気になる尿のニオイを抑えてくれます。

袋にはチャックが付いているので、保存の際は湿気の防止にも役立ちます。鉱物系なのでトイレには流せませんが、消臭力や吸収性など、使い勝手に優れているのでおすすめです。

ハムスターのトイレ砂には、鉱物系や植物系、紙製など実に様々な種類があります。同じトイレ砂の種類でも、濡れると固まるタイプ、固まらないタイプなどトイレ砂の特徴はそれぞれ大きく違うので、ハムスターの性格や好みに合ったものを選ぶようにしましょう。それぞれのおすすめポイントも見てみてください。

もしどのトイレ砂を選べば良いか迷ったら、まずは飼い主さんにとって使いやすそうな商品を購入してみて、ハムスターがどんな反応をするか観察してみても良いかもしれませんね。