ウェルッシュテリアとは?特徴を紹介
ウェルッシュテリアとはイギリスのウェールズ地方で作出され、アナグマやカワウソを狩る猟犬として活躍してきました。
テリアの王様と呼ばれるエアデール・テリアと外見が似ていることから混同されがちですが、別犬種になります。
現在では主に愛玩犬として愛されており、テリア特有の巻き毛と容姿を残しながら小型犬であると言う飼いやすさから人気の犬種です。
特にテリア種を愛好している方からの人気は根強く、大型犬のエアデール・テリアに比べて飼育しやすい点からも人気があります。
ウェルッシュテリアは成長すると10キロ前後に成長し、体高は37センチ前後です。
テリア種独特の筋肉質な身体つきをしており、ピンと伸びた尻尾とバランスの良いシルエットが魅力的です。
被毛は硬めの巻き毛をしており、定期的にカットが必要なカット犬種になります。
そのためトリミングサロンでのケアが必要になります。
ウェルッシュテリアの性格は?価格は?
ウェルッシュテリアは愛玩犬として愛されてきた歴史から猟犬として活躍していた当時よりも、温厚な性格に改良されました。
そのため猟犬特有の気性の荒さは緩和され、比較的飼い主さんやその家族には従順に従います。
忠誠心が厚く、我慢強く賢い性格ゆえにしつけはしやすい犬種になります。
一方で、テリア種独特の頑固な面や他の犬に対して勇敢に立ち向かうような大胆さを持ち合わせているため、幼少期からの社会化が必須になります。
また、活発で運動することが大好きな犬種であるためドッグスポーツなどにも向いており、長時間の散歩が必要です。
身体が小さい割に力が強く、子供が苦手な子も多いのでシニアの方や小さなお子さんのいる家庭での飼育は注意しましょう。
ウェルッシュテリアはペットショップではなかなか見かけない犬種であるため、ブリーダーさんから直接購入する方法がまだオススメです。
ブリーダーさんにより価格は異なりますが、20万円前後で購入が可能です。
ブリーダーさんから直接購入する場合には、飼い主さん自身で購入先を選ぶ必要があります。
さらには、中には悪質なブリーダーもおり無計画な繁殖等により子犬が先天性の障害がある場合もあるため注意が必要です。
購入前に親犬を見せてもらったり、血統に疾患のある子はいないか確認するようにして口コミなどを調べることがオススメです。
また、購入先が遠方になることもあるためお迎えに行けるかなども計画してから購入するようにします。
ウェルッシュテリアのかかりやすい病気は?
ウェルッシュテリアの平均的な寿命は13年前後と言われています。
被毛が硬めであり、定期的なブラッシングをおこたると毛玉の発生から菌が繁殖してしまい膿皮症などの皮膚炎になりやすいためケアが大切です。
また、耳の穴が他の犬種に比べて狭く湿気がたまりやすいため外耳炎にも注意が必要になります。
これは全ての犬種に言えることですが、老化による筋力の低下から関節炎やヘルニアなどにも気をつけてあげましょう。
特に代表的なかかりやすい疾患もなく、腫瘍ができやすいなどと言われている犬種ではありませんが7歳以上のシニア期に入ったら半年に一度は健康診断をかねて動物病院での検査をすることがオススメです。
かかりつけの病院を見つけておき、定期的に愛犬の状態を調べておけば緊急時にも冷静に対応することが可能です。
ウェルッシュテリアは比較的丈夫な犬種でもあるためそこも魅力の一つですね。
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UCHINOCO編集部
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