猫がテーブルの上に乗ろうとしている!
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常に飼い主さんの膝の上が定位置になっている猫の場合、ダイニングテーブルに座った飼い主さんの膝の上からテーブルまでは思いのほか至近距離です。これを考えると、テーブルの上に乗らないようにしつける必要性も感じてしまいますよね?一度でもテーブルの上に乗ってしまうと、ついつい猫は得意になってしまい、何度でもテーブルの上に乗ろうとします。それが普通になってしまうのは避けなければいけません。
テーブルに乗る前に飼い主さんが、ちょっとした小手先を使って猫の行動を阻止するようにすることが何よりも効果的な方法であることを知っておいてください。そのためにできることから始めてください。
〇猫が嫌だと感じる音をテーブルの上から鳴らしてみる
〇テーブルに上ろうとしているところを低い声で阻止する
〇テーブルに上ろうとしたら猫の顔の前で手をたたく
まずはこの程度のことを根気よく続けてみてください。必ず猫の方が何かを感じて止めようとするはずです。これでもしつこく、テーブルの上に上がりたがるのは、相当、猫の方の執着が強い場合です。相手もなかなかの「ツワモノ」であることを意識して、飼い主さんもきちんとしつけ面で意識を高めてください。
テーブルを揺らすという原始的な方法
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猫は地震などの揺れに恐れを感じるという習性があります。そこでテーブルに上ってしまった後に、疑似的にテーブルを揺らして怖い思いをさせるという、作戦はどうでしょうか?猫にしてみれば何度か懲りずにテーブルに上ったとして、毎回怖い揺れが襲ってくるということさえ学んでくれれば、次からテーブルに上るのをやめておこうと学習をしてくれるはずです。
猫にも学習能力があります。してはいけないことをしたら怖いことが起こるという学習を再々繰り返すと、その怖い体験を今度は避けようと考えるはずです。飼い主さんのほうも、同じようなパターンで良いので、猫に疑似体験を感じさせてください。そうすることで、いつの間にか猫は、テーブルの上に上るのを避けるようになります。
猫に体罰を与えるのは逆効果
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あまりにも言うことを聞かない猫に対して、飼い主さんの方が怒り狂ってしまうのは、どうでしょうか?感情のまま、猫に何かを投げつけたり、猫を叩いてしまうことだけは避けてください。本題が何かがわからないまま、今度は飼い主さんに対しての不信感を抱くようになります。これも大きな逆効果になります。
テーブルに乗ると叱られるというルールを理解する前に、飼い主さんに叩かれたというマイナス要因だけを捉えてしまうようになります。これでは正当なしつけとは言えなくなってしまうのです。猫はなぜ叱られているのかがわからないまま、ただ体罰を受けたことだけをマイナスイメージに捉え続けるのです。これではしつけ以前の問題になってしまいますよね。
順序立てて教える必要性がある
猫には根気よく長期間をかけてでもテーブルに上ってはいけないということを教え込む必要性があります。ここをまずは大事に考えておいてください。話が通じないから実力行使で何とかテーブルに上ることを悪いことと教えようとするのは誤りです。そうではなく、テーブルは上るところではないことを教えたいのです。
そのためには理路整然とした気持ちで猫と対峙しなければいけません。感情のままそこで何かを教えようとしても、まったく伝わらないということだけは知っておいてください。とても重要なポイントです。
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UCHINOCO編集部
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