チョコレートを食べた時に出る中毒症状
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チョコレートの中にも様々な種類があります。味の上でも苦味の強いものが実際には、一番危険であると覚えておいてください。そのほかのチョコレートも食べて良いものでは決してありません。チョコレートを食べてしまうと、短い時間のうちに、中毒が起きてしまいます。
嘔吐や下痢に始まり、チョコレートを食べた後というのは非常に強い興奮状態になります。そして意識しないところで尿失禁をしてしまい、発熱を認めます。そのうち脱水症状にもなり心拍数が下がり始めます。てんかん発作のような状態になり、やがて昏睡に陥るという恐ろしい経過をたどります。急性の膵炎を併発する場合も十分に考えられます。急性膵炎の致死率は基本的に高いことを肝に銘じておいてください。もしも、愛犬がチョコレートを食べた可能性がある場合には、即刻動物病院で相談をして処置を施してもらうようにしてください。迷っている時間はありません。
チョコレートの種類が、違っても危ない
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ミルク系チョコレートでも、渋みのるビター系であっても、犬の体の中には有害物質として悪影響を及ぼします。飼い主さんとして十分に把握をした状態で、見守るようにしください。チョコレート中毒の症状は実際に食べてから6時間~12時間以内に起きることがほとんどです。それがごく少量であっても犬にとっては同じです。一刻も早く完全に吐き出させるような処置が必要になります。迷わず病院に連絡をしたうえで、すぐに処置をお願いしてください。その際に次のようなこと必要になりますのでメモをとっておいてください。
・いつ食べてどのくらいの量を食べたのか?
・チョコレートのパッケージや名称
・事前に吐いた場合にはその吐しゃ物を持っていく
とにかく少しでも情報は多い方が良いのです。そして獣医さんに正確に事実を伝えて、対処してもらってください。かかりつけの病院が望ましいのですが、時間的に近隣の病院への受診が可能な場合には、そのように対処してください。
もしもチョコレートを食べてしまった場合
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動物病院にすぐに走って下さい。まずは吐かせる処置をした後に、胃の洗浄。そして活性炭の投与などが行われます。最初に肝心なのは、食べたチョコレート成分を吐き出すことが肝心なのです。まるで、てんかんの症状が出たかのような状態になりますので要注意です。
その犬の体質によっては食べた量以上に強い中毒症状が出る場合も考えられます。普段から注意を払ってください。基本的にチョコレートが常に犬のいる空間に存在すること自体が大きな誤りです。どれだけ後悔をしても、一度口にしてしまったチョコレートは人工的に吐き出すほかありません。苦しい治療ですが、必ず効果が上がりますので、ここは獣医さんに任せて懸命に対応してください。
チョコレートは絶対に食べさせない
犬によってチョコレート中毒の症状は強く心拍に異常が現れてしまい腎臓の損傷が激しい場合には、かなりの危険度が上がります。本来の致死量ではなくても、突然死を起こす可能性も高いのです。普段の健康状態や、持病の有無などもチョコレート中毒の予後には大きく作用します。
この中毒症状を起こす原因となるチョコレート成分はテオブロミンというものです。これに対しての解毒剤はないので、対処療法で命を救う治療が選択されます。あまりにも恐ろしい結果が待っているのであらかじめ、飼い主さんの方でもチョコレートの犬に取っての毒性を把握しておくことが肝心です。
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UCHINOCO編集部
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