犬の鼻がいつも濡れているのはなぜ??素朴な疑問にお答えします

犬は常にしっとりと濡れている鼻をしています。お迎えをしたときには、鼻水がでているのかも?と風邪を疑う人も多いらしいのですが、犬の鼻が濡れているのは健康のバロメーターなのです。濡れている=元気いっぱいの犬という証拠です。 2019年05月24日作成

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犬の鼻を観察してみてください

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犬の鼻はとても有能な仕組みをしているのです。鼻が濡れる理由は様々な臭いを確実にキャッチするという本能に関係のあることです。常に鼻が潤うことで鼻の内部にも十分な水分が行き渡るようにな仕組みになっているのです。犬の鼻は横に切れ込みが入っているのをご存じですか?ここからも、あらゆる匂いの情報を集めているのです。

常に犬の鼻はフル活動というイメージでしょうか。犬の体の構造上、とにかく匂いに敏感でいられるために常に鼻は湿っているのです。この鼻の濡れ具合が良い匂い感じ取るバロメータになるのです。こうして犬は常に匂いに敏感な暮らしぶりなのです。

湿った鼻は臭いを逃さないでストックできる

犬は湿った鼻で自分の嗅覚が捉えた良い匂いを閉じ込めます。そしてまた新た匂いの情報が出た場合には、一生懸命新たな臭いを嗅いでみるのです。この繰り返しを常に行うことで、鼻はしっとりと湿ったような雰囲気になっているのです。なかなか便利で優秀な鼻の作りになっているようです。

犬の鼻内部には「鼻鏡」という部分があります。ここに匂いが蓄積されるような機能です。本能的に臭いを逃さないでおこう、としているので鼻が常に湿っているわけです。いわゆる鼻水や風邪の症状とは切り離して考えるようにしてください。

しっとりと鼻を濡らすのはどんな成分?

濡れているものの成分としては分泌液と言われています。犬が普通に呼吸を宇するだけで、鼻の中にある分泌液に湿度が加えられます。そして体温が上昇することで鼻が潤うほどに分泌量が一気に増えるわけです。何とその量は多い犬で500mlにもなるのです。しっとりと潤いをキープできていることは、健康の証です。

犬は自分の鼻に渇きを感じるとすぐに、自分で舐めて保湿を使用とするほど賢い本能を持っているのです。それでも鼻が乾く場合にはやはり一度獣医師の診察を受ける方が安全でしょう。

実は鼻が湿ると体温上昇を防げる

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犬の鼻はいつも濡れていることで、自分の体温が急激に上がることを避けようとしています。この鼻の機能の陰で健康リスクを下げられるようになっているわけです。自分で体温調節をするためにも鼻が濡れていることは、とても重要なポイントと言えるのです。基本的に常に鼻が濡れている状態を健康として、捉えておいてください。

逆に鼻が乾いてしまうときには、体調不良がうかがえます。犬の鼻が乾いているときには、要注意といわれるほどです。飼い主は常に、犬の鼻の様子を観察することは欠かさないようにしてください。これが一つの健康チェックでもあるからです。

鼻が乾いているときの状態とは?

単純に水分が不足していると鼻が乾いてしまいます。室温や湿度の方をチェックして必ず、犬の快適な温度になっていることを確認しておいてください。これは何よりも健康面に大きく作用してしまうことです。寝起きの時には鼻は乾いてしまいます。これを病的なものと捉えないように、知識を持っておいてください。

犬の鼻が乾いている状態はどんな病気のとき?その対策は?

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一部の犬に多い自己免疫性疾患の中にも皮膚病があります。治りにくい皮膚疾患にかかってしまうと鼻が乾くという症状が出やすくなります。また。皮膚の角質が作ればな亡くなる病気の一つに角化症というものがあります。この場合も鼻が乾くという症状が出ます。

いずれの場合にも、保湿クリームを処方してもらい鼻に塗布するようにしてみてください。常にオイル入りのクリームで鼻を保護することも、鼻の渇きを予防します。

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UCHINOCO編集部

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