まずはサークルの中で過ごせることが一番
犬にフリースぺ―スを与えるのが幸せ!と考える飼い主もいます。24時間、広い場所で好き勝手な行動をすることが犬の幸せかどうか?と考えると疑問を持ちます。それよりも、ある程度区切られた場所で安全に遊べる方が犬としては良いのです。飼い主の管理のもと、24時間目が届くわけではありません。長い時間の外出の場合もあります。家の中に犬だけを残して10時間以上も経過するというのは、いずれにしても危険が待ち構えるわけです。
そう考えるとサークルという鉄製や木製のものを利用して犬が自由に往来できる場所を決めてあげれば良いのではないでしょうか?その中にベッドやトイレを設置します。つまりサークルの中で、全てが完結するという形にしておくのです。サークルは犬から見れば一つの部屋です。
サークルの中にクレートを置く必要性
ハウスという号令で、サークルの中にあるクレートに入るように訓練をすると、意外とすんなりと入ってくれるとう声を聴きます。それほど距離がないということと、サークルの中は安全な場所という印象があるからです。犬は一度覚えたことは、なかなか忘れません。それだけ記憶力が強いということです。
サークルの中でも指示があれば入らなければいけないのがクレートなのです。クレートトレーニングと呼ばれるハウストレーニングと類似したものは犬の成長段階では必要なことなのです。クレートの中でも安全自体は、クレートの中であることを、犬に悟らせてください。何事も自分の考えの中で悟れることは重要なポイントです。
目指せ!サークルからのクレート移動
基本的に部屋の中を自分の空間と教えてしまうと、トイレトレーニングも困難になります。せめて広めのサークルの中を自由に歩かせるだけの空間管理をしてあげてください。そして、クレートに入るときにはクレートを目指して「ハウス」と声掛けをします。これを繰り返している間に、犬はクレートの中で休むということを身に付けます。
犬としてサークルからのクレート移動は、見事なコマンド成功ということになります。ここまで飼い主の指示をキャッチできる犬は、これから世間に出ても少しずつ、適応できるようになるはずです。
飼い主の都合と、犬の安全のために
指示通りにクレートまで移動できれば、小さなおやつを与えて褒めます。その時間もないという場合でも、一言「えらいね」と褒めてあげて欲しいのです。犬は飼い主に褒められることを至福に感じているのです。だからこそ、効果的に言葉は犬の心に響きます。
クレートトレーニングは単体でもと手も大事なことです。そしてサークルの中にクレートを入れる場合でも、外に設置する場合でも、コマンド通り動くことに意味があるのです。
飼い主の言うことを聴けるような犬に育てる
犬には静と動の瞬間が必要です。サークルの中で遊んでいるときや、散歩に出かけるときには、本当に元気に歩くはずです。そして自宅に戻り、今度は少しだけ狭い空間でもあるゲージの中に入ります。そして指示があればクレートにも向かうという従順さは、犬が持ち合わせるものです。訓練を通じて、できる限り飼い主の言うことに耳を貸せる犬になるように、育てたいものです。
サークルからクレートトレーニングが成功させる!
その前に、サークルの中やクレートが、心地よいということを何よりも先に伝えましょう。そして感じてもらえるように清掃をして常に清潔感を保ちます。そこに大好物のおやつや、大好きなおもちゃがあれば徐々に、サークルからのクレートトレーニングがうまくいくようになります。
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UCHINOCO編集部
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