子犬が噛む理由はなに?
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子犬が噛む理由は様々なことが考えられています。いわゆる「生理的」というのは、生え変わりの時期についつい噛んでしまうということが考えられます。子犬は自分の歯が生え変わる不快感を、何かを噛むということでしか訴えることができません。但し、甘噛みなどを長期間放置することで、成犬になってからも、攻撃的になってしまう可能性もあります。
酷い噛み癖がなかなか収まらないということは、人間社会で暮らしていく上で、とてもマイナス要因になります。子犬時代にだ視野を置かずに、長期的なしつけとして、噛み癖は子犬時代にできるだけ抑えられるようにしたいものです。
子犬にも防衛本能がある
子犬は、自分を守るために危険を感じると噛みついてしまうという本能があります。特に、生まれながらに縄張り本能が強いタイプの子犬の場合には、噛み癖が付きやすくなります。性格にもよりますが、比較的飼い主に従順な子犬の場合には、注意をするとすぐに収まります。
その逆で、飼い主に対しても威嚇をするようなタイプの子犬は、何かあったらすぐに唸るようになります。結果的に噛むという行為に出てしまいますのですべてが防衛本能から発せられているものでもなさそうです。やはり強度の恐怖心や興奮を抑え込むことが苦手なタイプの子犬には要注意です。ここは、飼い主さんが根気よく長期戦で噛み癖を対処していくほかありません。
子犬にストレスを与えていませんか?
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例えば、留守番の時間が極端に長い場合や、同居犬がいてうまく馴染めない場合などには、噛み癖が強くなる場合があります。心が安定してくると、噛み癖の方も収まるのが普通です。そこをよく考えて飼い主さんも行動を起こすべきです。ストレスというのは、飼い主さんが想像しているよりも、強烈に子犬の心にダメージを与えるものです。
母犬から急に離された場合や、新しい家庭に迎え入れられたタイミングが、子犬にとってまだまだメンタル面がおぼつかないような状況の場合には、ストレスが表面に出やすくなります。落ち着かない気持ちが噛み癖を呼び覚ますのです。
迎え入れてからの1カ月の過ごし方
勤勉な飼い主さんほど、子犬時代にあれもこれも、しつけをしないといけないという気持ちになりがちです。それは正しい解釈なですが、そこには子犬の個体差もあります。しつけを楽しんですぐに飲み込み、なんでもできるようになる子犬もいます。噛み癖も、噛まなかったらご褒美を与えるという報酬制で、しつけを行うことでうまくいくパターンも多いのは確かです。
但しすべての子犬がそれに当てはまることでもありません。噛む理由を飼い主さんがきちんと把握したうえで。しつけ方を改めて見直して一から頑張ろう!という気持ちを持てることが何よりも子犬にとっても幸せなことにつながるのです。
噛み癖出るのは生後2か月頃から
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各家庭によって子犬と接する時間は様々です。それでも、噛んで何かを伝えるということを考えると、飼い主さんが十分に子犬と遊ぶ時間を設けていないことが一つ考えられます。母犬や兄弟姉妹犬と一緒に過ごしていない子犬にとって、最初に目に映るのが飼い主さんや家族です。
だからこそ、噛み癖が出始める時期には、十分に遊んであげる時間を考えておきましょう。子犬を満足させるという方針を立ててみるのも良い方法でしょう。そうすることで、噛まなくても自分の気持ちは伝わるわけです。ここは、飼い主さんも子犬の気持ちに寄り添ってしつけをすることと、きちんと教えることは、教えるという毅然とした態度が必要です。
子犬の噛み癖の直し方
基本的には噛んだら無視ということを徹底させてください。これによって、子犬は少しずつ噛み癖を無くしていけるはずです。そして鼻先を掴んで「マズルコントロール」という方法で、服従訓練をきちんと行ってください。あまりにも歯が痒いという時期には噛んでも大丈夫なおもちゃを準備して与えるようにしてみるのも良い方法でしょう。
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UCHINOCO編集部
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