寝言を言う犬って存在します?夢は見るのでしょうか?

犬が寝ているときに何らかの声を出す時があります。これを寝言という場合もあります。ほとんどが、唸り声に近いものです。何か怖い夢でも見ているのでしょうか?今回は犬の寝言について考えてみました。
2019年03月16日作成

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ある日突然、寝言?

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すやすやと眠っている犬が、いきなり唸り声を出している時がありませんか?ほとんど寝ている状態なのですが、怖い夢でも見たかのような不安な表情をしています。思わず飼い主さんは、犬を優しく揺らして「大丈夫だよ?どうしたの?」と声をかけるはずです。そうすると犬は我に返る場合がほとんどです。

寝言の原因はほとんどが夢です。覚醒しているときには出さないような声が出ているのは、いわゆる寝言と呼ばれるものです。人間のように言葉を持たない犬にとって、唸り声も吠えた声も、立派な寝言なのです。大きな声で「ワン」と短く吠える子も多いのです。そのあとに寝言が出るのがよくあるパターンです。ただ吠えるような声だったり、声を出して何かを催促するような声の場合もあります。

レム睡眠とノンレム睡眠

犬を観察しているとよくわかりますが、犬にとって深い眠りというのは案外少ないものです。それよりも浅い眠りを繰り返しているという感じの方が強いのです。なぜそのようになるのか?それはレム睡眠の時のように、浅い眠りが長い時に起きやすいということです。寝言だけではありません。

犬の場合には手足をバタバタと寝ながら動かす場合もあるほどです。初心者の飼い主さんは、思わず「けいれんしているかも・・・」と不安になるのです。でも、寝言と体が勝手に動くことは病的なものではないのです。安心してください。

寝言はストレスとは関係ない

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毎日寝言を言っているような犬には、飼い主さんは心配を持つようになります。何か辛いストレスでも抱えているのでは・・・。もしも、日頃の生活の中で不満を感じるような場合には、寝言にはならないのです。犬のストレスというのは覚醒しているときに起こす問題行動で感じられるものなのです。

寝言を多く話すと言って精神的な問題を抱えているわけではありません。具合が悪いときには熟睡できないものです。つまり寝言を言うほど、深く睡眠がとれていると考える方が無難です。

寝言はどの犬にでもあり得ること

もしかすると他の犬と遊んでいる夢を見ているのかもしれません。犬は寝ぼけることも多く、夢を見る頻度も高いのでは?と言わるほどです。人間のように夢の中で過ごすというよりも、手足を動かして今すぐにそこに参加したいという雰囲気で、体をピクピクと動かしているのです。

モニョモニョと寝言を話すのも、無理のない話です。浅い眠りの時にどうしても寝言になってしまうようです。犬が寝言を言っている時に絶対に起こさないで優しく見守ってあげてほしいのです。どの犬にも起こりえることですので気にすることはありません。むしろ、寝苦しくしている犬の方が心配なほどです。再び深い眠りにつくようであれば、そのままにしておいてあげましょう。それが思いやりです。

犬の寝言に意味がありません

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未発達な精神状態の犬の場合、夜泣きは頻繁に起きます。その時に寝言も一緒に出ることが多いのです。幼犬の場合には、仕方がありません。大人になった犬でも寝言を多く言う犬もいますが何の意味もありません。そこで揺り起こすようなナンセンスなことをする方が問題です。犬も毎日を生きているのです。気持ちのいい中、夢の中に何かが出てくると、ついつい寝言になってしまうのです。

その日一日の出来事の夢を見ることもあるのです。嫌なことがあった日には思い出す場合もあるのです。飼い主さんとしては犬が眠る場所を出来るだけ静かな環境の場所に定めてあげることが重要です。質の良い睡眠が持続できるようになると、寝言も減るかもしれません。ある程度は体質のようなものですからあまり気にせずに過ごしてください。

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UCHINOCO編集部

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