社会の役に立つ職業犬の種類をご存じですか？

警察犬とはその臭覚を生かして犯人捜査にかかわる犬です。行方不明者の足取りを追跡する場合や犯人追跡などすべては、生まれながらに鋭く冴えている臭覚が、警察官の初動捜査時から、役にたっているのです。

警察犬に向いている犬種は多くあるのですがその中でも特に、ジャーマンシェパードとドーベルマンは、とにかく警察犬の中でも一番多い犬種です。どちらの犬種も、警察犬としては優秀な働き方ができる犬です。

例えば、ジャーマンシェパードは飼い主さんの前では非常に従順で素直な性格を発揮できる犬種です。そこに、警察犬としての訓練を積事で警戒心の高さがさらに磨かれ警察犬の指示では相手に対して攻撃を加えることも辞さない強い攻撃力を兼ね備えています。

ドーベルマンは運動能力の高さから、警察犬としての資質があります。どんな場面にも恐れず挑めるという勇敢さは災害時などの、創作活動には大きな力となっているのです。そのほかにも、ゴールデンレリバーやボクサー犬、コリーなどは警察犬として今も活躍の場を広げています。

最近はテレビ番組などでも麻薬探知犬が空港で活躍をしている場面が放映されています。麻薬を摘発するという極めて特殊な訓練を積んだ犬が、特別に職業に就けるという制度です。麻薬の密輸を税関前で食い止めるための働きとしては、人間に貢献しています。

そのなかでもアグレッシブドッグという麻薬探知犬は、今まさに麻薬を権威舌という場合には、麻薬のもとに駆け寄りハンドラーに知らせるという仕事ぶりを見せます。まさしく、現行犯を捕まえる役割を担っています。一方、パッシブドッグというのは、貨物の中に麻薬を探知するとその前に座り込んで、ハンドラーに伝えるという技術を持ち合わせています。実は、厳しいトレーニングを積んでいますが遊びながらトレーニングを積んだ犬が優秀な探知犬になっている場合も多いのです。おやつをたくさんもらえるのならば、一生懸命麻薬の臭いを嗅ぎ分けますという感じでしょうか。

最近は一般の病院にっもセラピードッグが常駐するということが多くなってきました。このセラピードッグの仕事は患者さんの心のケアや辛いリハビリに寄り添って元気を奥てくれる役割の犬です。いぬには強い忠誠心があります。訓練を積むことで、精神障害を持つ人や、重い病気と闘う患者の精神的案治療に役立つ働きをする犬です。その特殊技術の一つして、慈悲の心で人を見つめるということが挙げられます。

すべての訓練の基礎となる部分です。何よりも人間の目を見つめて相手の人の状況を把握するための訓練を行います。愛情はセラピードッグの瞳からも発信されるわけです。

盲導犬は職業犬の中でも最も注目を浴び、何度も映画化やニュースなどでも特集が組まれるほどに、認知度の高い犬です。生まれて2か月で母犬の元からパピーウォーカーという里親の下で1歳までの時間を愛情たっぷりに過ごします。そこから施設も戻り盲導犬としての訓練を受け、視覚障碍者の人のために尽くしながら引退までの時間を過ごします。

あらゆる厳しい訓練を経て試験に合格できた犬だけが盲導犬として「ハーネス」をつけ、目の不自由な人の「目」となって活躍するのです。

様々な場面で活躍をする犬達は、少しも「職業犬」としての立場を苦にしている様子は見せません。むしろ、犬として訓練されたことを忠実に守り、人のために尽くすことに生きがいを感じているようにも見えます。犬としての資質の中にある忠誠心は、人を救い、人を助けるという素晴らしい貢献度につながるのです。