うさぎがお風呂を苦手な理由!飼い主が知っておくべき注意点!?

SNSではうさぎが気持ちよさそうに入浴している写真が話題になっていますが、そもそもうさぎは水浴びする習慣のない生き物です。
ここではうさぎがお風呂を苦手とする理由を徹底調査して解説しています。
うさぎの生態をよく知ってストレスの少ないうさぎライフを実現してあげましょう。
2019年03月06日作成

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そもそもうさぎにお風呂は必要なのか?

うさぎが汚れていたらお風呂に入れてキレイにしてあげたいと思うのが人間ですが、本来、うさぎは自ら毛づくろいをして体を清潔に保つように努力しているきれい好きな動物です。
そして臆病な性格もあって慣れないことに強いストレスを感じ病気に発展することもあります。
こういったことから本当ならお風呂に入れるのはNGと言いたいところですが、うさぎが下痢やオシッコで汚れていていれば、やはりニオイも気になってくるでしょう。

そのため、どうしてもうさぎの体を洗ってあげたいという人には、危険だと言われるその理由をキチンと知った上で入浴させることをおすすめします。

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うさぎは体温調節が苦手

うさぎにお風呂が良くないと言われる一番の理由はこのうさぎの体温調節機能の低さです。
人間は汗をかいて体温調節しますが、うさぎは汗腺が乏しいためこれができません。
普段は大きな耳に流れる毛細血管を風に当てて冷やすことで多少の体温調節を行っていますが、体が濡れてしまうとこの方法ではおいつかなくなってしまうのです。

そのためお湯で洗ってあげる時にはうさぎの体温から+1~2℃のお湯なるように配慮し、手早く洗って吸水性のよいタオルでくるんであげるようにしましょう。

周囲の環境の変化で大きく体温が下がったり、上がったりすることでうさぎは体力を消耗し、風邪をひいたり、ストレスが原因の病気にかかったりすることを忘れないで下さい。

うさぎは湿気にとても敏感な動物

お風呂あがりにうさぎの濡れた毛をドライヤーで乾かしてあげようとしますが、ドライヤーの音を怖がってなかなか上手に乾かせないことがあります。

しかし、うさぎは湿気にはものすごく弱い生き物なので、お風呂上がりのケアは何より注意が必要です。

うさぎの毛が湿った状態になると毛づくろいをしすぎて毛球症と呼ばれる病気にかかってしまうことがあります。
毛球症は口から入った毛が胃や腸にたまることで起こってしまう消化器系の病気です。
うさぎは猫にように吐き出すことも、自分の毛をお腹の中で分解することもできないためこの病気にかかりやすいと言われています。

また、十分に乾いていなかったことで皮膚にカビが繁殖し、皮膚病や皮膚炎になってしまうケースも報告されています。

うさぎはストレスに弱い動物

もともと水浴びをする習慣のないうさぎは、水で体を濡らされるだけでかなりのストレスを感じていることが予測されます。
臆病で神経質なうさぎはストレスに弱く、あまり怖がらせると食欲不信に陥り、体力や免疫力に影響が出てくるため十分に配慮が必要です。

なるべく手早く洗ってあげるようにして、音と水圧でうさぎが怖がるシャワーは使わないようにしてあげましょう。
そして風呂上がりのドライヤーで十分乾かすことは重要ですが、音で過度に怯えさせないように低や静音機能を利用して乾かしてあげるようにして下さい。

また、うさぎを突然お湯につけようとするとパニック状態に陥る可能性もあります。
うさぎは骨がもろいため、暴れたせいで骨折をするケースも報告されていますので慎重にお風呂に入れるようにして下さい。

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まとめ

うさぎがお風呂を苦手な理由と注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「うさぎは濡れたら死ぬ」はただの迷信ですが、濡れることで大きな問題が生じる危険性があることは事実です。
猫や犬よりもうさぎは神経質でか弱い動物だと理解した上で、その生態や性格に考慮した接し方をしてあげると大切なうさぎの健康を守ってあげることができますよ。

また仔ウサギや高齢のうさぎは体力や免疫力の面でお風呂に入れるのはかなり危険です。
汚れたところを部分的に洗うか、濡れたタオルで軽く拭き取ってあげる程度にとどめたほうが良いでしょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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