犬がリードを引っ張るわけ
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本来の散歩の形は、飼い主さんのペースに合わせて犬が歩くというスタンスです。それなのに、犬の方が前を歩いて、リードを引っ張っている場面があります。これは飼い主さんが転倒してしまう場合もあります。また犬の方も車道などを歩く場合には危険が伴います。犬と飼い主のしつけ面での問題が、散歩中のマナーに出てしまっているわけです。
どちらが主導権を?
散歩に出る以前に、家の中で犬と飼い主さんの主従関係はどうでしょうか?わがまま一杯に育っているという犬の場合位には到底、リードウォークなどができません。このリードウォークというのは飼い主さんとの主従関係を明らかにするものでありとても重要なことでもあるのです。
犬が主導権を握って自由に散歩をするなど、いけないことです。リードは飼い主が引くものであり、犬が引くものではないのです。まずはそこから正していく必要が大いにあるのです。
しつけで大切な「リードウォーク」
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散歩をするときに、飼い主さんに寄り添って同じ歩幅で歩けている犬はしつけが行き届いている犬です。時折飼い主さんの顔を見上げてペースを確認するような犬に育てたいものです。これはある程度しつけの面で押さえておくべきことです。できれば子犬時代からリードを付けた状態で練習しておきたい部分でもあります。
飼い主と一定の距離を保ちつつ、安全に歩けることがまずは目標です。これが完全にできるようになると、外に出て散歩に行く際にも犬がリードを引っ張るという状況にはなりません。ただそこまでのしつけを完璧に行うことがまた、大変でもあるのです。
行き先を決めて指示を出すのは飼い主
好き放題に歩き回ることは散歩とは言えません。街には車や人、自転車や他の犬達も散歩をしているのです。そんな公共の場面でリードを十分に活かせずに犬が好きな方向Wに歩いていることは危険が伴います。ついつい広い食いをしてしまう場合や、人に飛びついてしまうことも十分に考えられます。
最大限の危険防止
適度な長さのリードを飼い主が握っていることで、犬が急激な行動を起こしたとおきににも制御できるからです。これは絶対に必要な飼い主としての行動です。リードを長く持っている飼い主の犬には、一般的な歩行者は危険を感じるものです。そのよな迷惑をかけないためにも最低限必要なことです。
飼い主との関係性を再構築する
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基本的に犬は飼い主の前を歩いてはいけないのです。それを許してはいけないという理由は、飼い主の方が上の立ち場だからです。これが逆転してしまうのは、公共の場面においては非常に不具合なのです。飼い主を散歩中に引っ張るような犬は、飼い主との関係性をもう一度見直す必要があります。
常に飼い主が前に立つ
散歩のマナーは徹底することが公共では求められます。人に恐怖を与えるような散歩の仕方をすることは絶対に危険です。自分がリーダーだと勘違いをしてしまっている犬は、いつまでも飼い主のリードを引っ張ろうとします。ここは毅然とした態度で、犬をしつける気持ちをもう一度持って、臨んでください。いつだって飼い主の方が上手に立つことが基本中の基本です。
アイコンタクトを使う
散歩中に、リードを引っ張ることなく歩けているときには、ご褒美を与えて沢山褒めてあげましょう。犬は褒められると喜ぶものです。そしてもっと頑張ろうとアイコンタクトを取ってきちんと歩こうとします。そこをうまく利用して相乗効果を高めてください。
散歩中もしつけの最中!
常に犬には指示を出し続けてください。きちんと歩けている間は「お利巧!」「いい子」と褒めるのです。少しでもリードを引っ張ろうとすると「いけない!」と注意をします。動きながらでもしつけは十分に可能です。散歩をゆったりと楽しめるようになるためにも、引っ張り癖を改善しましょう。それが何よりも大切なことだからです。
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UCHINOCO編集部
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