猫に必要なデンタルケア
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猫にも口のトラブルが多いことを知っていますか?特にシニア猫になると口臭トラブルや、悪い雑菌のせいで歯肉炎などが増えてくるものです。出来れば幼猫の間から口腔内のお手入れを日々のお世話の一環として、取り入れておくことをお勧めします。急に口の中を触られえることに強い違和感を持つ猫も多いのです。
いざという時に困らないように、口のなかを触らせるようなトレーニングも実は必要です。体のケアや内臓疾患には視野を向ける飼い主さんも、ついついデンタルケアは怠りがちです。そうならないためにも、今一度健康チェックの際に、口腔内の健康維持にも気を配ってあげましょう。
デンタルケアを始める前のチェック
まずは猫の口のなかをチェックします。
・歯茎はキレイな色ですか?基本的にピンク色が理想です。
・口臭はしませんか?
この2点、まずは飼い主さんの方で努力をしてあげましょう。最低限、デンタルケアの一環として口の中を知っておくことが重要です。
猫のデンタルケアって歯磨き?
キャットフードの中にはウエットと固形のものに分かれます。どうしても、ウエットフード中心の場合には、歯に汚れが付きやすいという傾向があるのです。個々で肝心なのが歯磨きです。猫にいきなり歯ブラシを見せてしまうと、警戒心で近寄らなくなります。
そこで飼い主さんの指にガーゼのような布類を巻き付けて歯に充てるという練習から始めてみませんか?やがてそれが歯磨きに繋がるのです。毎日行うのは、大変という方は、週に1度からでもOKです。日々の練習が成果に繋がります。ここは飼い主さんの根気が必要です。
どうしても歯磨きを嫌がる猫には?
猫のデンタルケアというのは、難しいものです。歯磨きの必要がなくなるキャットフードも販売されるようになりました。このような便利なものを併用するのも一つの手段です。歯に歯垢がこびりついてしまうと除去するのが困難になります。その前に、飼い主さんの日々のケアでこまめなチェックが必要なのです。何事も習慣が身につくことが健康維持にも繋がります。
ペット用の歯ブラシを使えるようになると便利!
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ペット用品の中には、便利な、歯ブラシを使って週に3回程度は歯磨きをしてあげてください。その時、お気に入りのペースト(歯磨き粉)があればとても便利です。歯磨きをしながら口の中をさりげなくチェックできるようになると、飼い主さんも上級者です。口の中の健康を保つためにも頑張ってみてください。
理想的なの食事後のケア
口のなかに歯石や歯垢を残さないためにまずは毎日の歯磨きが基本です。それでも、猫に毎日の歯磨きはなかなか困難です。基本的に飼い主さんが歯に触れることにまずは慣れることが大切です。最初は布のようなもので汚れを拭うということでも十分です。歯磨き習慣も日々の積み重ねです。
猫の歯磨き人間用の歯磨き粉は大丈夫?
猫のデンタルケアを頑張ろうと思った時。気になるのが歯磨き粉の存在です。ついつい、自宅にあるものと思い人間用の歯磨き粉を使った場合には、かなり危険な状態になります。キシリトール成分は猫にとっては低血糖を起こす場合があります。必ず猫専用の歯磨きグッズを準備してください。
普段からできるデンタルケア
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生後6カ月の子猫は乳歯から永久歯に生え変わります。甘噛みが増えてなんとなくお口の臭いが気になりだしたら、歯の生え変わりのサインです。この時期からは、きちんとデンタルケアを重要視するべきなのです。虫歯にならなければよいという考え方は間違っています。
歯石が溜まることは、歯の健康には大きな影響を及ぼします。、口のなかを触りづらいという猫のためにはデンタルケアフードを利用するという手段もあります。猫の好む味になっている歯磨きスナックを常用することも良い方法です。その子に合うデンタルケアを探していち早く導入することをお勧めします。
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UCHINOCO編集部
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