フェレットってどんな動物?
フェレットは、イタチを家畜として改良した品種です。
細長い体で素早く走ったり高いところに登ることができます。
視力はあまりよくありませんが、耳と鼻がよく効くので、飼い主の匂いや声を覚えてくれます。
たくさんスキンシップを取ればよく懐く可愛い動物ですよ。
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フェレットは一人暮らしでも飼いやすい?
フェレットは一人暮らしの方でも飼いやすいペットの代表ですが、それにはいくつかの理由があります。
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鳴き声が大きくない
犬や猫と同じようにフェレットも鳴き声を出す生き物です。
フェレットの鳴き声にはたくさんの感情が含まれていますので、飼育する上でのコミュニケーションには欠かせないものです。
しかし、吠えたり唸ったりすることはなく、小さな声で「クック」「プップ」と音を出す程度で騒音には感じませんので、一人暮らしのアパートなどでも鳴き声による問題は起きにくいと思います。
無駄吠えのしつけが不要な点も飼いやすさの一つと言えます。
生活サイクルを合わせやすい
フェレットの先祖であるイタチは狩猟をする生き物です。そのため、狩りに必要な体力を温存するために1日の大半を寝て過ごしています。
フェレットにもそんな性質が残っていて寝ている時間がほとんどです。
蓄えた体力は短時間で発揮する性格のため、遊ぶ時間も長くとる必要はありません。
むしろ飼い主より先に遊びに飽きて寝てしまう子もいるくらいです。
飼い主の生活サイクルに合わせて遊ぶ時間を決めてあげれば、それ以外の時間はほとんど寝ているので、お仕事で日中家を空けている人などにはぴったりなペットと言えます。
散歩の必要がない
散歩の必要がないというのも、フェレットは犬のように飼い主に寄り添って歩くという習性がありません。
「飼い主=遊び相手」と認識しますので、忠実に行動することは難しいです。
また、フェレットには「帰巣本能」がないとも言われていますので、一歩外にでると見知らぬ世界に興奮して逃げ出してしまう可能性もあります。
室内で触れ合うだけで彼らには十分なスキンシップになりますので、季節や天候に囚われず触れ合えることもフェレットの魅力です。
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飼育用品が豊富
現在日本国内で流通しているフェレットのほとんどは、ペット先進国アメリカでブリードされている品種です。
そのため、飼育用品が豊富で困ることがありません。
フードに関しては犬用・猫用で代用されていた時代もありましたが、フェレットの市場が拡大していくうちに専用フードも充実してきています。
フェレットは意外と偏食で、一旦飽きたフードをしばらく食べないということも起こりうるので、専用フードが充実していることは、飼育する上で強みになります。
一人暮らしでフェレットを飼うデメリットは?
飼いやすいとはいえ、フェレットも命ある動物です。
飼育に当たってデメリットとなる点も理解しておく必要があります。
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費用
フェレットの飼育には様々な面で費用がかかります。
餌、おやつ、トイレ用品、定期的な通院費などのコストが発生します。
自分の生活に見合っているかどうかをよく見極めましょう。
獣医
動物病院はたくさんありますが、フェレットをはじめとするエキゾッチクアニマルを正しく診察できる獣医さんは意外と多くありません。
急な不調のときなどに診てもらえる動物病院を見つける必要があります。
匂い
フェレットは肉食の動物なので、体臭も排泄物もそれなりの匂いがあります。
布類はこまめに洗濯し、空気清浄機等を導入することをおすすめします。
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フェレットは魅力がいっぱい
フェレットは一人暮らしでも飼いやすく、コミュニケーションも取りやすい動物です。
感情表現も豊かで、飼い主にもよく懐く愛らしい生き物です。
きっとあなたの生活に彩りを与えてくれることでしょう。
著者情報
UCHINOCO編集部
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