ハムスターに毎日与える餌
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ハムスターは草食ではなく、雑食性。野生では草や種、虫など、いろいろなものから栄養をとっています。与えると何でも食べてしまいますが、好物ばかりあげていると肥満になるので餌には注意が必要です。
ペットとして飼う場合、ハムスターの主食となるのが、ペレットです。ペレットはハムスターの総合栄養食。さまざまな食材を固めたもので、これだけで多くの栄養を取ることができますので、しっかりと食べさせることが大切です。このペレットをメインに、野菜と穀類を少量加えます。
ペレットは種類が多く、大きさや硬さ、含まれる栄養のバランスなどがそれぞれ違うので、飼っているハムスターに合うものを選ぶようにします。硬さがあるものなら歯の伸びすぎを防ぐのにも役立つので、固形タイプがおすすめです。
大きさでは小型のハムスターや子どもや老齢のハムスターに向く小さめな小粒タイプと、体が大きいハムスター向きの大粒タイプの二種類にわかれます。
大きすぎると食べられないので、小さくくだいてあげるようにします。
また、湿気などでカビてしまうので、まとめ買いはしないようにします。開封したら、袋の中の空気をできるだけ抜いて、しっかりチャックをする、または密閉袋や密閉容器などに移して涼しい場所で保管します。乾燥剤を入れておくと安心です。
どんなものを選んで良いかがわからないときはショップなどで相談しましょう。また、ペレットを買うときは成分表、製造年、消費期限をしっかりと確認するようにします。
成分表示は、大人のハムスターで租タンパク質18%、租脂肪5%、粗繊維5%くらいが目安です。
ハムスターに与える副食
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ペレットのほかに野菜と穀類を副食として与えます。
野菜はビタミンだけでなく、水分補給にもなります。
サラダ菜、にんじん、ブロッコリー、さつまいも、かぼちゃ、キャベツ、白菜なども与えてだいじょうぶです。葉もの野菜はよく洗って水気を切り、キッチンペーパーなどで拭き取ります。与えるときは小さくちぎってあげます。
さつまいもなどの根菜類やかぼちゃなどは、ラップでくるんでレンジでチンしたり、ふかしてから。冷ましてから小さく切って与えます。
このほか、ヒエ、アワ、キビ、麦、ソバの実、トウモロコシなどの雑穀はビタミンやミネラルが多く含まれ、低脂肪。その上、小粒なので、小さなハムスターにも食べやすく、少量で栄養もバツグンです。小鳥用のエサにはヒエやアワなど数種の雑穀が入っているので、これを利用すると便利です。
ただし、ペレットと合わせて与えると、穀類ばかり食べてしまうようなら、メインはペレットにするよう与え方を工夫するようにします。
ハムスターは穀類が好きなので食欲がないときや、手に近づいてもらいたいときにも使うことができます。
ハムスターにときどき与えたい餌
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ひまわりやかぼちゃの種、アーモンド、クルミといったナッツ類には脂肪分が多く含まれています。
もちろん、種子類にはビタミンやタンパク質も豊富ですが、カロリーが高いので食べ過ぎると太ってしまうので注意が必要です。
また、甘く香りがよい果物も大好物です。
体が小さいハムスターにとってはりんごひとかけでも超巨大です。前足で持てるサイズをひとつ用意すれば十分なので、小さく切って与えます。
ただし、種子類や果物の与えすぎはカロリー過多やペレットを残すことになりかねませんので、たまに与える程度にしましょう。
また、動物性タンパク質として与えられるものにミルワーム(穀物などを食べる害虫)やハムスター用のチーズ、煮干しなどがあります。人間用のチーズは塩分が多すぎるのでハムスターには不向きです。
特に栄養をつけたい成長期、妊娠中などは、動物性タンパク質を多めに与えます。塩分が少ないカッテージチーズ、茹でたささみ、小動物用ミルク、無糖ヨーグルトなども与えることができます。
水分を多くとりたい夏には野菜を、寒さに備えて体力をつけたい秋にはひまわりやかぼちゃの種をと、季節やハムスターの体調に合わせてあげましょう。
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UCHINOCO編集部
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