いつもはかわいい犬たちが、留守中や手が離せない時に限って、困ったいたずらをすることはありませんか?
今回は、犬がいたずらをする心理を探り、対処法をお伝えします。
犬がいたずらをしてしまう心理
お留守番が暇だから
お留守番中にゴミ箱の中をあさったり、靴を噛んでしまったりとそのようないたずらをしてしまう犬は、もしかしたら犬だけが悪いのではなく、「フラストレーション」が溜まっているのかもしれません。
お留守番の時間が長すぎることや、飼い主が不在だというストレスがさまざまないたずらを引き起こしている可能性もあります。
初めて見るものや動くもの、匂いに反応してしまう
もともと犬は狩猟本能のある動物のため、動くものに反応してしまう本能を持っています。そのため、ティッシュなどヒラヒラした物に興味を持つこともあります。
また、犬は優れた嗅覚を持っているのでゴミ箱の中の匂いにも反応してしまうこともあります。人間にとってはいたずらに見えることも、犬にしてみれば本能から出てくる衝動的な行動である場合も。
こういったいたずらを完全になくすのには、長い時間をかけてそのことを教えて必要があるでしょう。
飼い主の気を引きたい
飼い主の気を引こうとして、犬にとっては遊びのつもりが私たちには困ったいたずらになってしまうこともあります。
いたずらをすると、飼い主が相手をしてくれる、名前を呼んでくれると嬉しくなり、犬にとってメリットのある行動として繰り返し行動してしまいます。
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犬がいたずらをした後の対処法
犬が大切なものをくわえて遊んだり、いたずらをしてしまうと、つい大声で声をかけてしまったりする場合があると思います。
しかし、犬にとって声をかけてくれることはとても楽しいことなのです。そのため、犬がいたずらをした後は、できるだけ無言で取り上げましょう。
また、お留守番中のイタズラを発見した場合も、無言が効果的です。その場で叱っても、現行犯でなければ犬には「お留守番中にイタズラをしたこと」に対して叱られたということが分からず、飼い主がなぜ怒っているのか理解できずに困惑してしまいます。
どうしても叱る必要がある場合は、なるべく低い声で、短い言葉で「いけない!」と注意してください。
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犬はいたずらを反省している?
いたずらをしたことが飼い主に発見されたとき、犬がしょんぼり顔になることがあります。これは残念ながら、反省しているのではなく、「飼い主に見つかると叱られる」と学習しているからなのです。
人間にとって厄介ないたずらも、犬にとっていたずらは、単なる暇つぶしなのかもしれません。「本能的に遊んでいる」ということもあります。または、ストレスが溜まって発散しているのかもしれません。
飼い主が犬のイタズラを見つけるたびに叱っていると、犬は「見つかった」という行動が「叱られる」と関連付けされて学習してしまうのでしょう。そのため、犬は見つかるとしょんぼり顔になってしまいます。なんとも憎らしく、かわいらしいですね。
いたずらは犬からの隠れたメッセージ?
いたずらをすれば、きちんと叱ることが必要な場合もあります。
しかし、私たちを困らせることが続くのには、もしかすると、犬たちからあなたへのメッセージが隠れているのかもしれません。
困った行動でも、叱る前に、「なぜ、いたずらをしたのか」犬の立場から考えてみることが、いたずらを未然に防げることにつながるヒントを得ることができるかもしれませんね。
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UCHINOCO編集部
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