犬のトイレの悩みを解決!
01おしっこを我慢する原因|精神状態と深く関わりがある
おしっこを我慢する犬の傾向として良く見られるのは、以下のもの。
・頑固な犬
・子犬よりも成犬に多い
・日本犬
・粗相をした際に叱られた犬
いかがでしょう? 当てはまる点がいくつかあるのではないでしょうか。特に気をつけなければいけないのが、おしっこに関して失敗した犬をその場で叱ってしまうこと。これにより、犬は「排泄=いけないこと」と認識してしまい、積極的に排泄しようとしなくなってしまうのです。
こういった症状に陥ってしまったとき、解決策を考えるポイントは「とにかく排泄する機会を作る」ということ。犬は「おしっこをしたくない」のではなく、あくまでも「我慢している」ので、その後押しをしてあげることを意識しましょう。
解決策①|水分を多く取らせてトイレの機会を増やそう
出典元:https://www.shutterstock.com/
当たり前のことですが、水を飲まなければおしっこは出ませんので、ひとまず水分を多く取らせてみましょう。排泄の機会が増えれば、自然と犬はトイレへ向かうようになります。また、トイレ以外での粗相が増えてしまったとしても、おしっこを我慢することによって膀胱炎などになることを考えればよほどましです。
水分を多く取らせる方法として具体的には、フードに水をかけたり、飲みやすいように普段あげるお水に犬用ミルクを垂らしてみたりする方法があります。水分を多く摂取することは新陳代謝の向上にもつながりますので、水分をあまり積極的にとらないという場合は、特になんとか水を飲ませる工夫を考えてあげてください。
解決策②|体を動かしてテンションを上げる
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犬の性質として、運動をすると排泄しやすくなる、というものがあります。普段散歩以外であまり体を動かさないという場合は、室内でもおもちゃで遊んであげるなどして体を動かすと、そのまま排泄したくなることが多いです。もちろん排泄を催すのに十分な水分を取っていることが前提となりますので、前述した方法と合わせて、前向きにトイレへ向かう機会を増やしてあげるようにしましょう。
水分の摂取と同じく、体を動かすことは健康維持に繋がります。とにかく一日中ぐうたらしているようなワンちゃんは、お気に入りのおもちゃなどでどんどん運動させてあげてください。
解決策③|条件反射を利用して習慣付けていく
室内での排泄を我慢する犬も、散歩の際には問題なくおしっこしてくれるという場合がほとんど。ある意味、外で済ましているからこそ室内での排泄を我慢してしまっている、我慢することができているとも言えるのですが、この屋外での排泄の際に条件反射を刷り込むことで、室内での排泄につなげることができます。
その方法は、排泄の瞬間に特定の音を聞かせるというもの。犬のトレーニングに良く用いられる「クリッカー」という道具があるのですが、これによってカチカチというクリック音を鳴らし、排泄行動と音を結びつけます。これを室内での排泄時にも徹底して行うことで、自然と音を聞くと排泄してくれるようになるのです。またこのとき大切なのが、うまくできたらきちんと褒めること。
排泄=いけないこと、と覚えてしまっていた犬でも、こうして改めてしつけることで「ここ(トイレ)では我慢しなくても良いんだ」と学んでくれるはずです。
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犬は、人と比べると驚くほど長時間排泄を我慢することができます。半日程度我慢することは珍しくありませんし、長い場合は丸一日我慢するケースも良くありますが、本来体に良いことではありません。こういったサインを見逃さず、ワンちゃんの健康のためにも対策を講じてあげてください。
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UCHINOCO編集部
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