里親制度で迎えた猫の気持ち
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同じ里親制度で迎えた猫でも、それぞれに性格があるものです。一般的にいきなり家に連れて帰ることで、急激な環境の変化に戸惑うことは猫にも当たり前にあることです。結果的にすぐに懐かない!と嘆いてマイナス思考になるのは、考え物です。猫にも環境に慣れるまでの時間が必要です。例えば、トライアル期間を設けてもらえる場合。一度家に連れ帰って様子を見るというチャンスもあります。里親制度の譲渡会場で見るその猫と、連れ帰った猫とでは様子も当然違うものです。
なぜ里親になったのかを自分で考えてみる
里親募集という掲示板を見て、応募をする。もしくは保護猫カフェのような施設で直接、お目当ての猫に会いに行く。それぞれが一番利用しやすい方法で猫との出会いを求めています。そこで改めて、猫の「里親」になる意義を考えていただければと思います。これまでの飼育環境から、がらりと変わった場所で過ごすストレス。これは当然あるものです。すでに何らかの癖がある子も多いのです。病気は潜んでいる場合も。それらすべてを乗り越えて「わが子」として生涯、大事にすることを誓約できるのかどうか?を自問自答してから応募するべきです。
里親制度で引き取った猫が懐かない
その猫は子猫でしょうか?もう大人の猫でしょうか?年齢にかかわらず猫は気まぐれでかなりマイペースで過ごすものです。子猫だからと言って、最初からしつけが入りやすいとは言い切れません。逆に成猫にはしつけが入らないという法則もないのです。人懐っこさが、猫の性格を左右するのです。そこを心得ておきたいものです。年齢によっては、ある程度、その猫の性格がはっきりとしているものです。逆に子猫の場合にはっ未知数です。その違いも含めて里親になること二は、責任をもっておくことが重要です。
自由奔放な子猫と警戒心の強い成猫
すぐに飼い主さんに懐かない理由は色々と考えられます。元々もって生まれた正確が臆病な場合には、環境の変化についていけない部分も多々あるのです。子猫でも同じです。これまでまだそれほど長い時間を他の場所で過ごしていない。だからと言って、里親にすぐに懐くかどうか?これには個体差があるのです。
猫によってタイプが違う・懐き方
飼い主が努力をしているのになかなか懐かない。これには猫の性格にもよるのです。あくまでもマイペースで、自分の意思をしっかりと持っているようなタイプ。常に一人で過ごすことが好きで、飼い主とのスキンシップをさほど、好まないタイプの子もいます。そこで、簡単に諦めてはいけないのです。里親になったということは、どこまでもその猫と向き合うという意味なのです。
飼い主に問題はないか?
すぐに大きな声を出して叱りつけるようなことはないですか?警戒心が強い猫の場合には、そんな飼い主に対してさらに強く警戒を示すのです。これが根本的に猫が懐かない原因です。飼い主側は、そこを見逃して猫にばかり、懐かない原因をなすりつけるのは間違った考えなのです。そこを認識してください。
遊び方を変えて警戒心を解く
猫を小さな子供と捉えてみる。そして飼い主の手からおやつやご飯を与えるということを長く根気よく続けてみてください。必ず何か変化が起きるもいのです。子猫でも、いきなり人が嫌いなタイプの可能性もあります。爪を立ててひたすら威嚇。よくあることです。これまでどんな環境にその猫がいたのか?飼い主に遊んでもらうことなどなかったかもしれません。猫じゃらしなどは、見たこともない。そんな環境にいたかもしれません。心を開いてもらうまで根気よく同じことを繰り返す。そして一緒に遊ぼうという気持ちを示す。まずはここから猫の心に接近していきましょう。
最初の3カ月は飼い主も試練
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里親制度の猫が懐かないという悩みを抱えている人は多いのです。ただそれを辛いと感じずに、家族になった猫に対してできることをコツコツ考えてみてください。最初の3カ月さえ焦らずお世話や遊びを徹底していくと、心は少しずつ開いていくものです。焦りだけは一番の大敵です。
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UCHINOCO編集部
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