1. カラーポイントショートヘアの基本情報
カラーポイントショートヘアはその名の通り、体の手足や耳先・鼻先などの色が「ポイント」と呼ばれる、色の濃い毛色を持つ猫種です。被毛の色はシナモンやリンクス、チョコレートにライラックなど、計16種類もあります。ですがシナモンとフォーンのポイントを持つ子は、カラーポイントショートヘアではなくポイントを持つオリエンタルショートヘアとされています。毛色が多い分、パターンによって分類が変わるなど少々複雑です。
オリエンタルというタイプのカラーポイントショートヘアは、アーモンド形の目と三角の大きな耳が特徴で、体はスリムな胴体に、すらりとした長い足、そして真っ直ぐと伸びたしっぽを持っています。体重が2~4㎏と、他の猫に比べると少し小さめになっています。
2. カラーポイントショートヘアの特徴や性格について
カラーポイントショートヘアは人懐っこく、おしゃべりな性格です。人懐っこい性格なので、気に入れば飼い主以外の人にも甘える一面があります。ただ嫉妬深い部分もあるため、飼い主へ強い愛情を求める部分も。カラーポイントショートヘアは賢い性格をしているため、物分かりがよくトイレの場所などしつけには苦労しません。
おしゃべりな性格のカラーポイントショートヘアは、なんと100種類以上の声のパターンをもっているといわれています。なので一緒にいると、新たな発見をすることも多いでしょう。活発で遊び好きな面もあるので、おもちゃなどを使って飼い主と遊ぶのが大好きです。しかし繊細な部分も強く、環境の変化などに弱いので注意してあげてください。
3. カラーポイントショートヘアの歴史について
カラーポイントショートヘアは、シャムとアメリカンショートヘアなどの猫を交配することによって生まれました。ですが血統としては、この2つの猫種ではなくオリエンタルに似た血統を持っています。カラーポイントショートヘアは1940年代からアメリカやイギリスなどで、シャムと同じポイント(顔・耳・手足・しっぽ)を持ちつつ、メジャーな色(シール・チョコレート・ブルー・ライラック)以外の色を持つ猫種を生み出そうと作られました。
結果カラーポイントショートヘアは、16色のポイントカラーを持つ猫種として誕生したのです。CFAはそんなカラーポイントショートヘアを、独自の猫種として公認しています。ですが他の認定機関では、シャムかオリエンタルのどちらかとしています。
4. カラーポイントショートヘア・気を付けるべき病気について
カラーポイントショートヘアは特に遺伝子疾患などなく、寿命は13~15歳程度とされています。しかしシャムが元になっているので、シャムの病気を引き継でしまうことも。シャムは難聴や斜視にかかりやすいとされています。鳴き声がおかしかったり、声を認識していないような様子が見られたら、難聴の可能性があります。また斜視を持っている場合は、物や人との距離感が掴めずぶつかったりしてします。もしこのような症状が見られたら、病院を受診しましょう。
また猫がかかりやすい病気にも注意が必要です。猫がかかりやすい病気といえば、「腎不全」「尿結石」「糖尿病」などです。普段から食事や水分補給などに注意して、異変に気づいたらすぐに病院に連れて行くようにしてください。
5. カラーポイントショートヘア・食べ物の注意点
カラーポイントショートヘアはスリムで運動量が多い猫です。ですが体が小さいので、肥満になりやすくなっています。なので運動量に見合った食事を与え、肥満にならないように意識をしてあげましょう。運動量が多く筋肉質な体型をしているので、魚や肉などの良質なタンパク質をあげて、筋肉の発達や維持をサポートしましょう。
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UCHINOCO編集部
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