被毛の美しさとおだやかさが魅力!「アメリカンバーミーズ」について

柔らかな毛を持つ猫の中でも、とりわけ美しい被毛を持つと言われる「アメリカンバーミーズ」。そのミステリアスでキュートな姿をもっと知りたい人のための情報をまとめています。 2018年08月26日作成

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1. アメリカンバーミーズの基本情報

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アメリカンバーミーズは、短毛種の猫です。原産国はミャンマー。おおよそ3~6㎏ほどの大きさまで成長します。筋肉質な体を持ちますが、体長や体重は一般的な猫と大きな相違はありません。

2.アメリカンバーミーズの特徴や性格について

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アメリカンバーミーズの特徴として、一番に挙げられるのはその美しい被毛です。「まるでシルクやサテンのよう」と例えられるつややかで滑らかな毛質を持っています。ころんと丸い頭に、ふっくらとした輪郭、短く幅の広い鼻など、外見的な特性も豊富です。

性格は温厚で、おだやか。飼い主に寄り添って過ごすことを好みますから、家にいる間はできるだけ一緒に過ごしてあげる時間を作りましょう。多くの猫と同様に初対面の動物や人には警戒しますが、平和主義的で環境に慣れやすい性質から、多頭飼いにも比較的向いた猫種であると言えます。あまり鳴き声を発さず、鳴いても小さな声なのでほとんど気になることはないでしょう。

賢く、人や同居する動物のことを良く観察し、コミュニケーション能力にも優れています。スマートで個性的な雰囲気がその魅力を高めていると言えるでしょう。

また、アメリカンバーミーズは運動好きで活発です。ですから、おもちゃなどを用意して遊んであげると喜びます。猫が過ごす室内には、キャットタワーやキャットウォークの準備もしておくことがオススメです。飼い主と猫とのコミュニケーションの一環として楽しみましょう。

3. アメリカンバーミーズの歴史について

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1930年、ジョゼフ・トンプソンという人物が、アメリカに原種となる猫を連れ帰ったことから繁殖がはじまりました。アメリカの地に最初に降り立った一匹が、バーミーと呼ばれる葉巻の色に良く似ていたことから「アメリカンバーミーズ」の名がつけられています。その名のとおり、タバコの葉のようなブラウン色が特に良く知られていますが、セーブル、シャンパン、ゴールドといった色合いも人気です。

アメリカでは、1936年に猫登録団体のひとつであるCFAが新たな猫種であるとしてアメリカンバーミーズをリストに加えました。しかし、その後の人気の高まりから主に近親種のシャム猫との交配を頻繁に繰り返すようになってしまったのです。やがて原種としての遺伝子が薄まり、結果としてその最大の特徴とも言える美しい被毛が失われてしまうことになりました。

1947年、CFAは一度アメリカンバーミーズの登録を解除。無茶な交配をしないブリーダーのみが繁殖を行い、頭数の拡大に努めます。ほかの種類との交配は、3代までの間禁止とされました。それから10年後の1957年、ようやく十分な頭数が揃いCFAの登録が再開されたのです。アメリカンバーミーズの歴史は、試行錯誤の連続であったと言えるでしょう。

4. アメリカンバーミーズ・気を付けるべき病気について

前述のとおり、アメリカンバーミーズはシャム猫との交配が多くなされた種類の猫です。それゆえ、シャム猫がかかりやすい遺伝性疾患に罹患しやすい傾向があります。涙がタラタラと流れ続けてしまう流涙症や視野が欠ける緑内障といった眼病をはじめ、心疾患や神経疾患などに注意が必要です。

いずれの場合も重篤なケースでは命の危険性もありますので、小さな異常に見えても油断しないことが大切です。少しでもいつもと違うところがあったら、すぐにかかりつけの動物病院にかかるようにしてください。

5. アメリカンバーミーズ・食べ物の注意点

アメリカンバーミーズの食事には、たんぱく質の多い食事を与えることがオススメです。体が筋肉質であるため、健康の維持のために魚や肉といった栄養素が必要となるのです。できるだけ良質なたんぱくをたっぷりと含むフードを用意すると良いでしょう。たんぱく質をメインに食べることで、猫がかかりやすい尿路結石の予防にもつながります。

カリウムやマグネシウムといったミネラル分が調整されたものを選び、pH値のコントロールが上手にできるよう配慮することで、長く健康を維持することを目指せるでしょう。

また、ほかの猫種と同じく、チョコレートやネギ類などの与えてはいけないものに関しては食べさせないようにしましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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