1.マンチカンの基本情報
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マンチカンといえばその短い足が特徴的ですが、実は普通の猫と変わらない足の長さのマンチカンもいます。短い足のマンチカンは全体の2割といわれていて、実は足の長いマンチカンの方が多いのです。
マンチカンは小型のセミコビーといわれるタイプで、胴やしっぽがやや長めになっています。体型は筋肉質で引き締まった体をしており、体重は3~4㎏でオスよりもメスの方が軽くなっています。成猫になると60㎝程になりますが、足の長いマンチカンはこれよりも大きくなります。
2.マンチカンの特徴や性格について
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マンチカンは人懐っこい甘えん坊の性格です。飼い主と遊んだりスキンシップをとると、喜んでゴロゴロと喉をならしたりスリスリと寄ってきたりします。甘えん坊の性格はオスのマンチカンの方が多いです。また社交的な性格をしているので、新しく会った人や猫に対しても、優しく接することができます。マンチカンは好奇心旺盛なので、おもちゃやキャットタワーなどで楽しく遊ぶことができますが、大きい声や物音には怖がってしまうので注意が必要です。
マンチカンは足の長さで3種類に分けることができます。スタンダードは3種類の中で一番足が長く、成猫で10㎝程の足の長さになります。ラグハガーは3種類の中で一番足が短く、ラグにお腹がつくほどの足の短さになります。スーパーショートは、スタンダートとラグハガーの中間になる足の長さです。
3.マンチカンの歴史について
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マンチカンの名前の由来は、英語の「マンチキン」から来ており小さい人という意味があります。マンチカンの起源は、イギリスやソビエト連邦で見つかった足の短い突然変異体の猫といわれています。
マンチカンの品種としての原型は、1983年にアメリカで見つかった短い足の猫「ブラックベリー」です。ブラックベリーは、遺伝子の突然変異によって短足になったと研究でわかりました。ブラックベリーを交配させてできたマンチカンは、1991年のキャットショーで初披露され、多くの人から注目を集めました。
4.マンチカン・気を付けるべき病気について
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マンチカンはその短い足から、椎間板ヘルニアになることがあります。椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板がつぶれて、変形してしまった状態を表します。マンチカンは胴が長いことから、肥満などになってしまうと体重を足で支えきれなくなり、椎間板ヘルニアになってしまいます。足を引きずったようないつもと違う歩き方をしていたり、突然失禁してしまった場合は、椎間板ヘルニアの症状なので一度病院を受診しましょう。
マンチカンは先天性・後天性どちらもかかる病気は少ない傾向にあります。ですが、スコティッシュフォールドとの交配種のマンチカンはヘルニアのリスクが高いです。なので、本来はマンチカンとスコティッシュフォールドの交配は認められていないので、注意が必要です。
5. マンチカン・食べ物の注意点
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マンチカンは足が短い分、他の猫よりも多く運動しないとエネルギーを消費することができません。なので肥満体形にならないよう、与える食事には気を付けなければいけません。そしてマンチカンは足の長さによって体形が微妙変わるので、同じマンチカンで肥満状態は個々によって変わります。体質上太りやすくもあるマンチカンは、低炭水化物のフードが望ましいです。
またマンチカンは足が短いため、足にかかる負荷が他の猫よりも多くなっています。なので筋肉の発達をサポートしてくれる、高たんぱく質なフードも合わせてあげるとよいでしょう。
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UCHINOCO編集部
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