猫の放し飼いってどうなの!?

猫の飼い方には室内飼いと放し飼いの、大まかに2種類あります。
放し飼いにはどんなメリットデメリットがあるのでしょうか。
2018年06月06日作成

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なぜ放し飼いをしているの?

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完全室内飼いだと「家に閉じ込めっぱなしでかわいそう…」と思う飼い主さんもいるのではないでしょうか。

昔に比べると、放し飼いにしている猫の飼い主さんは減っているようです。
それでも、まだ多くの猫が放し飼いされています。

猫はもともと単独行動型で、狩猟ため一人でじっと待っている動物です。

たとえば狭くて運動もできないような室内だと、確かにストレスがたまる可能性はあります。キャットタワーな遊ぶ場所を作ってあげれば、完全室内飼いでも問題なく猫を飼うことが出来ます。

また、放し飼いはさまざまなリスクが高くなります。

・交通事故にあう可能性が高くなる
・避妊していない場合、望まない妊娠出産の可能性がある
・他の猫とのケンカにより、怪我や感染症などのリスクが高まる
・猫風邪や白血病などのウイルスに感染する可能性が高まる

放し飼いには、このような多くのデメリットがあります。

も放し飼いのメリットと言えば猫のストレス解消かもしれません。
これについては、室内で運動が出来る工夫するだけでそのストレスを軽減できます。
このようなことから、室内飼いのほうが総合的にメリットは高くなります。

 

猫の放し飼いについて法律の問題は?

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法律では猫の放し飼いについて、禁止されていません。

「動物の愛護及び管理に関する法律」や各地方公共団体の条例の中で、猫の飼育について定められています。猫の飼育にあたっては、生活環境の保全や繁殖制限を行うなど他人の迷惑となることをしてはいけないと定められています。

ですが、猫の放し飼いについては“猫の性質上”制限することができないそうです。

ちなみに、犬の放し飼いについては法律で制限されています。

ご近所迷惑にもなる猫の放し飼い

たとえ法律が無くても、他の人に迷惑がかかるような飼い方はやめましょう。

放し飼いの猫による主なトラブルは

・被毛の飛散被害
・発情期の鳴き声等の騒音トラブル
・庭やベランダの糞尿被害
・野良猫が増える

など多種にわたります。

季節の変わり目になると、被毛の量が半端じゃありません。
また、ご近所に猫アレルギーに方がいないとも限りません。
一度オシッコやウンチをした場所は、どんなに綺麗に掃除されていてもニオイで嗅ぎ分けます。マーキングと同じです。 それを毎日庭や玄関先でされてしまったら、どうでしょう。 発情期に入った猫の鳴き声は、みなさん耳にした事があると思います。 夜中、人が寝静まった頃にけたたましい鳴き声が聞こえてきますね。 猫の放し飼いは、猫に降りかかるデメリットだけでなく、ご近所トラブルにつながることもあります。近所に住む人達にとっても、猫の放し飼いは迷惑行為となりえるのです。

 

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放し飼いについて考え直してみよう

繰り返しになりますが、猫の放し飼いはデメリットが多く、ご近所迷惑にもなりかねません。元気に長生きしてもらうためにも、猫の飼育方法を見直してみませんか?

どうしても放し飼いをしなければならない状況なら、去勢・避妊手術を済ませ、首輪に名札をつけるなど身元がわかるような工夫をしましょう。

法律上は問題ありませんが、地域の方と円滑に生活するためにも、出来ることは譲歩しましょう。

1匹に対して4畳半、2匹でも6畳の広さがあれば、猫はストレスなく室内で元気に生活ができます。上下運動が出来るように、キャットタワーや棚・タンスなどを上手く配置し、上に登れるようにしましょう。猫は高いところが好きなのでこれで満足ができて、室内でも快適に生活することができます。

どうしても放し飼いになってしまう場合は、避妊・去勢手術を行い、首輪やマイクロチップなどを付けて、猫の身元がわかるようにしましょう。

近隣の迷惑にならないように、事前に近所の方よく話し合うことも有効です。

住んでいる地域の愛玩動物についての条令や、迷惑防止条例なども一度確認しておきましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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