1. レークランドテリアの基本情報
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レークランドテリアは体長は37cm、体重は7~8kg前後の小型犬です。体格は頑丈にできていて使役犬として活躍していた名残を感じさせます。肩幅が細いのは細い場所も器用に通り抜けられた元祖犬を受け継いだ体格です。被毛にも特徴があります。ワイアーヘアと呼ばれる荒い上の毛と柔らかい下毛の二重構造です。被毛のカラーはブラック・アンド・タン、レッド、ウィートン、レバーという種類です。
レークランドテリアは小さめの体格でも実際はかなりの筋肉質でです。とても勇敢で精神的にも強い性質を持っているので飼い主としても頼もしさを感じずにはいられな犬種です。
2. レークランドテリアの特徴や性格について
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レークランドテリアと言えばとにかくアクティブに動き回り好奇心が旺盛な性質が特徴的です。自分の意思をしっかりと貫く一面を持っているので、その性質を頑固な部分として捉えられる場合もあります。誰とでも仲良くなれるフレンドリーさは、レークランドテリアには見受けられませんと。自分が気に入らない相手に対しては絶対に従わないなど、強情な一面を持ち合わせています。
独立心が強い犬種ですので、飼い主に依存をすることもほとんどありません。
そしてとても力が強く、遊び好きです。
その影響があり、独立心が高い性格で何でも自分が先導する事を好みます。心が繊細で気を遣って育てるタイプの犬種ではありません。生活を共にすることは簡単ですがしつけ面で、飼い主のほうが立派にリーダーシップを取る必要があります。テリア系の犬種の性質やかかわり方をある程度知っている人が飼い主になることが一番望ましいと思われます。持ち前の美しい筋肉を使った独特の前傾姿勢に見惚れる飼い主が多いのも、レークランドテリアの魅力の一つです。
3. レークランドテリアの歴史について
遠い昔のイギリスで戦争中、ローマ軍の進撃を避けるためにケルト人たちはウェールズ地方や湖水地方に移住したと言われています。このときに飼い犬として多く存在したのがウェルシュ・テリアでした。やがて時が過ぎこの土地の農夫は家畜を守るためと狩猟用に古くから存在していたウェルシュ・テリアに改良を加えました。その結果生まれてきたのが、レークランドテリアです。
その後1912年にはイギリスの犬の品種認定団体であるKCに、1934年にはアメリカの団体であるAKC(アメリカケンネルクラブ)に登録されました。
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4. レークランドテリアが気をつける病気について
レークランドテリアは眼の病気が多い犬種です。元気に動き回るので、障害物に目がぶつかり、そのときに水晶体部分が衝撃でずれてしまう水晶体脱臼が多いのです。その他にも緑内障、白内障は早期発見が望ましいとされています。
他には生まれつきに知基に痛みや運動障害の症状が出やすい肘関節形成不全が目立ちます。血液系の病気では血小板が働かなくなる病気も遺伝子の病気として心配です。また後ろ足の血流が悪くなり運動障害が出てしまうレッグ・ペルテスにも注意してください。
5. レークランドテリア・食べ物の注意点
レークランドテリアのように活発な犬種は関節が弱い傾向も多いのです。それを加味して関節の病気を起こさないよう、関節に優しく作用するコンドロイチンなどが配合されているドッグフードがおすすめです。はコンドロイチンに加えてグルコサミンなどの関節軟骨の保護成分が配合されていると、より安心です。比較的食欲も旺盛なタイプの犬種ですので、体重管理も必要です。関節に無理がかからないように低脂肪高たんぱくのドッグフードを目安にすると良いでしょう。
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UCHINOCO編集部
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