1. しっぽは複雑な構造をしている
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犬のしっぽはただ、体の一部として付属されているものではないのです。実に複雑な機関であり実施に、犬のしっぽには「尾骨」が数多く重なってできているのです。小型犬の場合にはしっぽに触れると骨の存在がすぐにわかります。だからこそ、しっぽを怪我することがないように、過ごしたいものです。
犬は尾骨の周りに筋肉がついているので自由に動かせるのです。そして感情表現のツールとして犬には大切な部位でもあるのです。犬にとっては大変重要な体の部分ですので、不意の事故などで傷つかないように配慮してあげたいのものです。
動きは感情を示す
しっぽの動きは犬とってはカーミングシグナルを示すことにつながるのです。自分の気持ちを落ち着かせるときや相手に感情を伝えるという習性があるのでしっぽの動きによって、それを示すわけです。人間は体を使って相手にジェスチャーで感情を示すことができます。犬にとってはしっぽを動かすことで、感情を示す手段としているわけです。
しっぽの状態を把握するだけで、犬の気持ちはかなり把握できるようになります。普段の様子と緊急事態に見せる状態を飼い主が知ることで円滑なコミュニケーションが図れるのです。
2. しっぽの役割はコミュニケーション
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犬がしっぽを振って喜んでいる!という瞬間を感じたときには飼い主としては喜びを感じるものです。犬側から考えれば、これは飼い主とのコミュニケーションを図っている瞬間なのです。人間はそんな犬のしっぽの動きから犬の感情を想像できるのです。愛犬のしっぽの動きには必ず一定のルールがあります。そこを深く読み取れると、犬とのコミュニケーションが一層深まるのです。
3. 体のバランスをとるためのしっぽ
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犬は自分が歩くときに旋回をする際に、微妙にしっぽでバランスを取ります。四足歩行の犬にはしっぽの存在はとても重要なのです。どんな姿勢を取るときも、運動をするときにもしっぽが体全体のバランスを司っているのです。しっぽの存在があるだけで、自分の体を安定させるのです。
急に走り出しても、転ばずに旋回ができるのはしっぽがあるからです。素早く行動を起こす際にもしっぽがあるだけで、バランスを崩さずに済むのです。
4. しっぽが下がったままの状態は要注意
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犬の元気はしっぽが一つのバロメータと言われるほど、その時の体調や感情がしっぽに現れるものです。基本的に犬のしっぽがが下がっているときは、負の感情が働いているときです。そして体調不良など、元気がないときがほとんどです。
一番心配なのはしっぽが常に下がってしまっているときです。たいていの場合、犬が怪我を負っているときや病気が関係している場合がほとんどです。犬のしっぽが下がる要因としては人や犬が怖いと感じているときや音に恐怖を感じている場合です。それ以外は病的なことが原因であることを考えておきましょう。気持ちの上で自信を無くしているときにもしっぽは下がります。ストレスを感じたときや、体調不良もしっぽが下がる原因なのです。いわゆるネガティブな感情を持っているときには、しっぽが下がります。
病的にしっぽが下がるとき
肛門嚢炎や外傷でしっぽが下がっているときには早期発見をしてあげたいものです。そして馬尾神経という部分に神経の病気を発症してしまうとしっぽが下がるのです。いずれにしても神経の病気が潜んでいる場合が考えられるので、気が付いた時点で動物病院で診察を受けましょう。
犬にとってしっぽには多くの役割があることがわかりました。むやみに触られることにストレスを感じる場合があるので、必要以外は触れずに、飼い主は注意深くしっぽの状態を観察してあげることが必要なのです。
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UCHINOCO編集部
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