犬のシャンプーの意味は?
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犬種によって被毛の状態には差があります。毛が密集して生えている犬や、シングルコート、ダブルコートなど、状態も違います。それでもどうしても、おしり回りは排泄物で汚れてしまう場合もあります。そういう意味を含めてまずシャンプーの意味は、清潔を保つためです。そして皮膚の状態を綺麗に保つことを一番の目的としています。皮膚トラブルを一度起こしてしまうと、なかなか厄介な問題なのです。
シャンプーの頻度による皮膚トラブルについて
シャンプーを適切に行わないと皮膚にトラブルが起きます。皮膚には常に菌が介在しますが、悪玉菌が急激に暴れだして湿疹や皮膚炎を起こしてしまうのです。ある程度の頻度でシャンプーを行っている皮膚には、このようなトラブルは起きにくいと考えられています。逆にシャンプーの頻度が過度になってしまうと、本来は皮膚の上にあるべき皮脂まで洗い流してしまいますので乾燥を招き、痒みやフケが出て困った状態になります。つまり皮膚が傷つきやすい状態にさらされるのです。
シャンプーの理想的な頻度は??
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犬種によって若干違いはありますが基本的には、月に1度で大丈夫です。もしくは自宅で簡単に洗うだけであれば2週間に1度がベストです。一番見てあげたいのは、その子の皮膚の状態です。例えば臭いが強い場合や、汚れが強い場合にはイレギュラーにシャンプーをしてあげると良いでしょう。
シャンプーをすることがストレスになってしまうのは一番避けたいことです。その子の性格やシャンプー時の様子を考え併せて頻度は決めればよいでしょう。シャンプーで体に負荷がかかり体力を消耗してしまう場合もあるので、心配な場合には午前中に軽く洗い、何か変化があれば動物病院に連絡ができる時間に動けることが理想的です。用心には用心をということです。
食後すぐにシャンプーは避けて
食後すぐはまだ食べ物を消化するべき時間帯です。シャンプーで体の表面が温まってしまうと、血液循環は表面のほうがよくなってきます。その反面、消化吸収のための胃腸の血液循環が悪くなるので、おすすめできません。消化不良の原因となって嘔吐を起こす場合もあります。
シャンプー前の下準備が必要
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シャンプーをするときには、できれば犬の大きさに合わせたバスタブや桶があると便利です。そして犬の皮膚状態に合わせたシャンプーとリンス、乾かすためのタオルとドライヤーを準備しておきましょう。必ずここまでの準備を行ったうえでシャンプーをしてください。
シャンプー前にしておきたいこと
犬にシャワーをかけるまえにまずは念入りにブラッシングをしてください。余計な被毛や汚れは体を濡らす前に処理しておくほうが、シャンプーの時間を短縮できます。あらかじめ抜け毛ともつれを取り去ることが基本です。もつれた状態でシャンプーを行うとシャンプー液が被毛の間に入り込んでしまいます。どうしても洗い残しが出てしまいます。そうならないように、下準備はある意味シャンプー自体よりも大切な作業です。
シャンプーができないときには
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怪我や体調不良のためにシャンプーがなかなかできない場合にはどうすればよいのでしょうか?シャンプーは体力を消しますので、洗い流さないシャンプーやシャンプータオルなどを使い分けて汚れている部分をケアしてあげましょう。おしり周りや顔周りだけ特に汚れが気になる部分を重点的に拭き取ってあげましょう。
まとめ
シャンプーは適切な頻度を守り、下準備を用意周到に行うことでスムーズにできます。どんな犬種でも、長い時間をかけてのシャンプーは負担になります。そういう意味でも、短時間で効率的に洗浄してあげることが大切です。
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UCHINOCO編集部
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